White and Black Wing

『ツバサ』の吸血鬼双子と猫LOVE
最近はマイペースに更新中

『X』18.5巻続き2

2017年09月22日 | SS
今日は肌寒かったです
すっかり秋なんだなぁと実感しました
以下ss続きです





封真の振り下ろした剣は神威をそれて地面に突き刺さっていた。

「ようやく気付いたようだな」

そう言った封真はどこか満足げで神威は自分の考えが正しかったと確信する。
あの時に願った事は、地球がどうなろうが関係ない…けど…封真と小鳥が幸せに暮らしていける場所を守りたい――だった。
裏にあった想いは自分がその為に死ぬ事になっても――。

「最初の選択が間違っていた?」

どこか呆然と言葉を紡ぐ神威を心配して昴流が「神威?」と声をかける……が、

「最初に小鳥と封真だけじゃなく俺も共に暮らす場所と言えばよかったのか?」

昴流の声が届かないのか神威はどこか遠くを見るような瞳で言葉を続ける。
昴流はとにかく神威を落ちつけようと名前を呼びながら左手で神威の右腕にそっと触れる。
優しい感触に視線を右に向けると心配そうな昴流の顔があって神威の瞳が揺れる。

「けど、丁はどちらを選んでも小鳥は死ぬ運命だと言ってたんだ!」

神威は起き上がりながら昴流の両肩を救いを求めるかのように強く掴むと言葉を続ける。
声は徐々に強さを増し最後には絶叫に近い声音になった。
告解にも似た神威の告白に昴流は苦痛を受け止めたような表情になる。

『X』18.5巻続き1

2017年09月13日 | SS
CLAMP『X』18.5巻ドシュっという音からの続きを自分の願望で書いてみました。
稚拙で乱雑な文章ですが愛はしっかり込めてます。
当然、原作は準拠してますが昴流くんを激愛してるので彼が美味しい所をかっさらいます。
それでも良いと言って下さる方はお付き合いください。




後ろに不穏な気配を感じ空汰が避けようとした瞬間、右の脇腹に激痛を感じた。
振り向いた空汰が見たものは血のついた刀を持った嵐の姿だった。

「あ……ら……し?」

蒼氷と緋炎は『天の龍』同士の戦いになってしまった事で混乱の極みにいた。

「間に合うたか、伊勢の巫女。いや、もう巫女ではなく妾の人形か」

丁に向き直り説明を求めた蒼氷と緋炎は「お前たちも妾の人形となれ」という言葉と共に夢に飲み込まれる。
最後に丁は嵐に「それを壊せ」と命令すると自分自身も夢の中に消えた。
空汰は先ほどの丁の言葉を反芻していた。
確かに嵐はいつもは左の掌から出す為左手で持っているはずの剣を右手で持っている。
しかも『ご神体の剣』ではない、いたって普通の日本刀だ。
どこか焦点の合わない瞳。そのくせ確実に、こちらの急所を狙ってくる。
空汰は独鈷杵を取りだすと嵐の剣先を受け流していった。



今日はこの辺で

9月13日

2017年09月13日 | Weblog
久しぶりにパソコンを立ち上げて
来てみたら意外と間が開いていてビックリ

凄く忙しいわけでもないけど
パソコンを立ち上げる時間はないという……

ssのこともあるし
なるべく立ち上げるようにせねば
そのssはまだ決着点が見えない
自分の気が済むまで書いていたら
終わりが見えないから
どこかで切らなきゃいけないんだけど……

とりあえず
18.5巻の『ドシュ』の続きは
神威ちゃんではない事を前提でss書いてます

……書き切ってからだと
いつになるか分からないので
まだ決着点決めてないけど
ssを少しupします