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日々雑感。

サボテンの花

2009-06-11 | 日々
最近フィルム好き好きモードですが、
XAは85cm以内には近づけないので、
お花なんかに近づいて撮るときは、
今のところはまだIXY DIGITAL君健在。

サボテンの花。

…って、本物を知らずに、言葉の響きだけ聞くと、
なんかこう、ちょっと「素朴で可憐」な花なんだろうなー、
なんて気がしますが。

この天女の羽衣の如き華麗で妖艶な花こそが
サボテンの花、なのですよ。

耳学問は、耳学問として、
本物を知る、ってことは、大切だよね。

本物、っていうと、
なんかこう、
「ルノワールの絵!」とか
「グッチの鞄!」とか
「フェラガモの靴!」とか
「フェラーリのスポーツカー」とか
そういうものを想像しがちで
それも間違ってはいないんだけど

というよりは、
価格的な価値はともあれ、
実質的に「現実的」であればそれでいい、って気がします。

なんていうか、
有次の包丁じゃなくても、
丁寧に砥がれた切れ味のよい包丁ならばそれでよい、みたいな。

で、よく切れる、とはどういうことなのか、
なまくら、というのはどういうことなのか、
そういうのを身体で実感してみることって、
考える以上に大切だし、面白いんじゃないかな、って。

新世界

2009-06-10 | 日々
ずっとずっと
同じ環境同じ自分

…でいることが
快適な人もいるのだろう、と思うのだけれど。

実際、人間は生きている限り好むと好まざるに関わらず
変化していくナマモノだと思うし、
取り巻く環境だって「かわらない」ようで「かわっていく」のだと思う。

よく「昨日と変わらない今日、今日と変わらない明日」
なんて言うけど、あれは嘘だ。
同じ日なんていちにちだってありはしないし、
望んだって得られるものじゃない。

さて。

私は、
変化とか刺激とかスリルとかサスペンスとか(笑)
そーいうのがないと飽きちゃう性格なのかなぁ、
どっちかっていうと。
だから変化上等!変化ウェルカム!だったりするのですが。

そんなわけで、
8月半ばに差し迫った「職場の横浜移転」は
けっこうわくわく、楽しいイベントなのです。

今よりちょっと通勤時間が長くなったり
今よりちょっと通勤定期が高くなったり(私は派遣なので自腹なんだよ)
そういう意味では「不利益」になることもあるんだけど

それより、
「新しい場所!新しいビル!新しい通勤路!新しい街!」
っていうのがすっごーく楽しみで、すっごーく嬉しい!

ほんとは、
自分の住んでる部屋だって、
定期的に引っ越したい、と思うし、
できることなら、
日本だけじゃなくて、いろんな国に住んでみたいんだけど、
まぁ、それは、
フトコロ的にあんまり現実的じゃなかったりするので
とりあえずおとなしくしていますw

人間関係も…
いや、配偶者に飽きている、とかじゃなくて!(笑)
幸い、配偶者は「同じ人でもどんどん成長していくので見ていて飽きない人」なので
大丈夫なんですが、
トモダチもね。

長くつきあっている気心の知れた友達も大切にするけど、
それだけじゃなくて、
今年知り合った新しいトモダチ、これから知り合う未知のトモダチ、
そういう関係がないと、私の気持ちが淀んでしまうような気がします。

そしてなにより。
自分にとって自分が、毎日ニュウな存在でありたいな、と思うのです。

見えなかったものが見えるようになったり、
できなかったことができるようになったり。
存在しなかったものを作れるようになったり、
理解できなかったものが理解できるようになったり。

新しい世界は、
どこかにある、んじゃなくて、
きっと、
この足もとにすでに広がっている。

そう思えば、世の中の全てがワンダーランドだっ☆

選択肢

2009-06-08 | 日々
フィルムを切らしたので
買いにいこうと思っても
今では
コンビニでも扱ってなかったり
スーパーマーケットにも置いてなかったり…

結局、ビックカメラとか、ネットで調達するしか
ないような状態なのですね。

ということを、フィルムで撮るようになって実感。

フィルムがいいとか、
デジタルがいいとか、

そういうことは置いておいて、
選択肢は広くあったほうがいいと思うのです。
何も写真に限らず、
世の中に存在する全てのモノゴトにおいて。

…と、これは、
フィルムで撮ってる友達が語っていて
なるほど、そうだな、と、思ったことなのだけれど。

うん。
選択肢は、たくさんあるほうが幸福だし健全だ。

だから、非力ながら微力ながら
フィルムの味方につきたい、と、
思うようになりました。

勿論、デジカメは手軽だし、
勝手に素敵な写真を撮ってくれるし、
これからも使い続けると思うけれど、
同じように
フィルムも使っていこう、と思うのだ。

フィルムのほうは、
ほんとにまだまだで、
全然思うように撮れないし
失敗も多いし
納得もいかないんだけど。

それが楽しかったりするんだよね(笑)

うみう

2009-06-08 | 日々
目黒川で
うみうを見たよ

二羽いて
ものすごいスピードで泳いでてカッコよかった

ワンデートリップ

2009-06-07 | 日々
土曜日に横浜に行った。

この夏に職場が横浜のオフィスに移転するので
家から職場までだいたい何分くらいかかるのか
実感として把握してみたかった…というのと
友達のダンスの公演がちょうどその日横浜であったから
ちょうどいいタイミングだな!って^^

で、オフィスのビルは横浜駅からすぐの場所にあるので
「ああ、なるほどこんなものね」と納得、
その後、みなとみらいを通って赤レンガ倉庫のほうまで行こうと思ってたんだけど
どうやってそっちに行っていいのか、建物とか道とかが入り組んでいてよくわからない。

そんな時、目に入ったのが「赤レンガ倉庫行きシーバス」の看板。

うわ、これめっちゃ便利じゃん!

と思って、早速切符を買って、
わくわくして、
シーバスに乗り込んでから、
はた、と気がついた。

あ、私、船類苦手だったんだ…(笑)
「シー『バス』」という響きにまんまと騙されたっ(笑)

でも、乗ってみたら揺れはほとんどなくて快適。
ただし、途中の「停留所」みたいな場所で止まってる時の横揺れは
やっぱりちょっと苦手でした。
相棒もいないし、twitterもメンテの直後でめちゃくちゃ重くて
私はひとり、横揺れに耐えるのであった^^;

赤レンガ倉庫に到着した時には
上陸してもしばらくは足もとが揺れてるような気がしたけど
シーバス、楽しかった!
また天気のいい日に乗ってみたい!

ダンスの公演まではまだ時間があったので、
赤レンガ倉庫から象の鼻パークのあたりをぶらぶらお散歩。
なんと私が好きそうな被写体ばかりでびっくり。
ビバ横浜!
横浜勤務になったらあちこち写真を撮りまくるぞー、と
今から嬉しくなっている私^^

公演直前に、ちょうど友達とすれ違ってラッキー。
そして公演を堪能後、山下公園→中華街→関内まで歩いて
楽しいワンデートリップ終了。

んー、横浜、近い割には今まであんまり遊びにいかなかったけど
これからは通勤に、お散歩に、通ってしまいそうだよ!
江戸っ子は3代住まなきゃ名乗れないけれど
ハマっ子は3日でハマっ子を名乗ってよろしい、という話もあるし
私がハマっ子になる日も近いかもしれないですよ(笑)



向かって左上から時計回りに
☆シーバスの座席。赤と黄色でポップ!でもBGMは少し前のJ-POPで微妙だった…^^;
☆みなとみらいの停留所「ぷかり桟橋」レトロで素敵な建物。
☆シーバスの横揺れに黙って耐える私を励ましてくれたPHSのストラップについてる奈良ドッグ
☆山下公園に停泊中の船。船はそばで見るといいもんだねぇ。
☆豪華絢爛!中華街の門。中華街の匂いって独特。台湾や倫敦のチャイナタウンを思い出す。
☆山下公園に咲いてた薔薇。オレンジ色でまるで太陽の化身みたいにきれいだった。
☆ィ横浜マリンタワー!いいじゃんいいいじゃん!塔好きの私の琴線に触れました♪
☆緑の芝生が気持ちいい赤レンガ倉庫。東京と違って横浜には公園がいっぱいあっていいにゃ。
(真ん中)☆踊る友達のChloeちゃん…じゃなくて、象の鼻パークオープン記念のイベントで
ディスプレイされていた空気で踊る大きな人形たち。

猫と象

2009-06-05 | 日々
「黒猫のタンゴ」が、なぜか頭から離れない雨のフライディナイト。

あじのひものーは
おあずけだよ
ららららららん にゃーお

とか歌いながらアイロンをかけています。わはは。

写真は、昨日から引き続き、XAで撮った皇居のお堀に咲いてた花。
可憐です。

そうそう、
ともだちのChloeちゃんが明日、
象の鼻パーク、で、踊ります。

雨天中止、なので、ちょっとこのままだと不安ではあるけれど、
お近くの方はぜひ。

lifes for sharing

2009-06-03 | 日々
JR東日本の大崎駅の天井には
傘の花が咲いてるよ

こういう、みんなが「にっこり」しちゃうようこと、っていいよね。

そういえば「にっこり」とはちょっと違うけど、
こういうのも遭遇したら楽しいだろうなぁ^^



1Q84

2009-05-31 | 日々
1Q84、読了。
雨の週末、っていうのは、
読書には最適ですね^^

まだ読んでないハルキストのみなさまも多いと思うので
多くは語りませんが、
私が一番好きな長編「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」と
同じくらいか、その次くらいには好きな作品、というのが読み終わったあとの感想。

長編である、羊4部作、世界の終わり、国境の南、ねじまき鳥、スプートニク、カフカ、アフターダーク。
短編やノンフィクションの
TVピープル、アンダーグラウンド、神の子、東京奇譚…

今までに書かれた作品の集大成、っていうか、
ヒットパレード、というか、
でも回顧的なわけでも、二番煎じでもなく、そこから新しいものが芽吹いている、
そんな印象を持ちました。

或いは、ハルキストであればあるほど、
楽しめる作品、なのかもしれない。
過去の作品に出てきた小道具、情景、構成、登場人物たちの持つ特長。
そんなものが「影」のように浮かび上がってくるので、ニヤリ、としてしまったり。

だけどそんなギミックが本筋なのではなくて、
あくまでその本流は、示唆と啓示に満ちた「小さな声で語られるべき」良き物語、でした。

あんまり売れすぎていて、
正直、どうもねー、という気もしないでもないですが^^;

でもたとえ、ひやかしや話題(ネタ)として買って流し読みした人にでも
何かが残ればいいのに、と願います。
何かひとつでも、小さく光る特別な「さなぎ」のようなものを受け取ることができたらいいのに。

それが小説の持つ力だと、私はそう思うのです。

雨の木曜日

2009-05-28 | 日々
雨ですねぇ。

本関連の話題をふたつ。

昨日、村上春樹の新刊を上下巻で入手。
でもまだ読んでません。
ちゃんと時間とって読める時に没頭して読みたいかな、と。

さて、それはそれとして。

「グイン・サーガ」の作者、栗本薫さんが昨日亡くなったのですね。
グイン…は随分昔に読まなくなってしまっているけど、
今でも書店で最新巻が出ると手に取ってしまうくらいは
行き先が気になっていたのですが。

残念です…。
栗本氏の冥福をお祈りします。

「トリニティ・ブラッド」の吉田直さんが亡くなった時も思ったのだけれど

ああ、神様、
今、私の好きな連載小説(コミックス含む)を執筆中の作家たちの命は
どうかその連載が終わるまで持っていかないでください!

…って。
だって。

未完の小説ほど、切ないものはないですよ?
誰かが書き(描き)次ぐことも不可能じゃないのだろうけど、
できれば、できる限りは、作家本人の手で終わらせて欲しいと思うし、
たいていの未完の作品は、書き次がれることもなく、未完のまま終わってしまうし。

切ないっス。

私が連載の続きを待っている小説やコミックスはたくさんあって、
その中でも筆頭株の小野不由美さん、どうか「十二国記」の続きを!
…と願わずにはおれません。

オフライン

2009-05-27 | 日々
あまり、忘れ物とかする性質じゃないんだけれど、
今朝、PHSを家に置きっぱなしにしたまま、
仕事に出てしまった。

駅前の交差点で気がついたんだけど、
今から戻っていては遅刻決定!というわけで
断念して出勤。

原因 : 朝、もうちょっと充電しておこうかな、って充電器に置いたこと。
方策 : 今後は朝は絶対に充電しないようにする。(夜きちんと充電しておく)

…とまぁ、対策はこんな感じで(笑)

いや、しかし。

携帯なんて、
全然持ち歩かないで暮らしていたことだってあったのに
(おいらの高校時代なんてまだちゃんとした携帯なかったですよ)
持ってないと、不安、っていうか、手持ち無沙汰っていうか。

いろいろ考えちゃいましたね。
電車の乗り換えも天気予報も、
全部情報に頼ってしまっていて。

もっとちゃんと自分の身体で判断したり世界を窺ったりすることも
忘れちゃいかんな、と思いました。
世間から公衆電話がい一掃されていることも実感したしねー。

あと。
いかに私がtwitterに依存しているのか。
依存っていうか、中毒度合いっていうか。あ、どっちでも一緒か。
それが身に染みました…^^;

或る薔薇

2009-05-26 | 日々
枯れかけで
虫食いだったけど
なんだかとても
美しく見えた

ひとも、
というか、女性も、
こんなふうに
終わっていくことはできないのかな

厚化粧、
とか
若作り、
とかじゃなくて。

どうしたら、こんなふうになれるんだろう。
その答えを探している。探し続けている。

瞬間を。

2009-05-26 | 日々
さて、私はどんなふうになにを撮りたいんだろうね?
なんて、自問してみたりする今日この頃なのですが。

先週の日曜に知り合いの方たちと
天婦羅屋さんに天婦羅を食べに行ってきました。

とにかく粋なお店で。
凄腕の大将で。

全身全霊で天婦羅と素材の命を堪能したわけなのですが。

今、目の前で動いていた穴子を
凛々しい手際で天婦羅に仕立ててくれる
その大将の姿を見て。

こんなふうに命を瞬間凍結して受け手に渡せるような

そんな写真が(写真だけじゃなくて
コトバも表現もなにもかも!)
撮れるようになりたいっ!

って、電流が流れるみたいに
そう思った。

これからどうしようか、
少し途方にくれてた私にとって
その瞬間はまさに「天啓」って感じだった…
↑いつものことながら大袈裟(笑)

ありがとう大将!
ありがとう穴子ちゃん!

写真の神様

2009-05-24 | 日々
昨日の土曜日は
写真の神様が
私ににっこりと微笑んでくれた一日でした^^

ひとつめは、
フィルムカメラ、
しかもレンジファインダーで
写真を撮ってみたい、と
無謀なことを言っている私に
友達のクニさん
カメラを貸してくれたこと!

ふたつめは、
そのクニさんと話していた喫茶店で、
私のすごく好きな写真を撮る西村陽一郎さんの
「青い葉」展が開催されていて
なんとなんと、在廊していたご本人に会えたこと。

すすすすす、素敵な人でしたっ。
おおおおお、お話ができて天にも昇る気持ちですっ。
感激。

すごいんだよ!この青い葉の写真はね、
カラーの印画紙に、紅葉した葉っぱを乗せてその影を定着させる、という
フォトグラムって手法で作られているの。

そのオリジナルプリントの美しさといったら!
一枚の葉っぱに、空とか宇宙が存在しているような、
恐ろしいほど魅力的な世界なのです!

本物を見ることができてすごく嬉しい。
盗み出したいくらい素敵だった…(こらこら)

そのあと、新宿丸井に入ったル・プチメックでバゲットを買って帰る。
プチメック、京都では大変おいしくユニークなお店として有名で、
京都に行くたび、寄っていたのですが、最近あんまり京都に行けてなくて、
恋しくなっていたところだよ。ウェルカム東京!

波兎

2009-05-22 | 日々
芝浦埠頭の海ともあと2か月ちょっとでお別れ…
と、最近、オフィスの窓から外を見ては、
なんだか名残惜しいような、そんな毎日です。
(でも横浜の移転先も相変わらず海の横なんだけど)(笑)

そうそう。
今日は風が強かったので、
海に、時々、小さい波が立っていました。

私はいままで、不思議だったのです。
日本でおめでたい柄と言われる「波兎」(波に兎の絵が描かれている)、
なんで、波と兎よ?と。兎、泳げないでしょ?って。

海面に時々、白い小さい波がたつと、
そこの部分が、まるでうさぎがぴょんぴょん跳ねてるみたいに見えるのだ。

ああ、
波兎ってこのことなんだ!

って腑に落ちた。
腑に落ちる、って、気持ちのいい感覚だよね^^

あ、写真は、凪の穏やかな海。今日の風の海は撮れなかったのであしからず。