カエデ2(イタヤ・ハウチワ・コハウチワ)カエデ
イタヤカエデ(ムクロジ科 カエデ属 落葉高木 雌雄同株 花期4,5月)
和名の「板屋楓」 は葉がよく茂り板屋根を葺いた様から。葉は対生、葉身は掌状に5~7浅裂、裂片は無鋸歯。
花は散房花序につき雄花、両性花が混在。萼5、黄色の花弁5、雄蕊8、子房2室、柱頭2裂。翼果はV字状に開く。
葉が深裂する品種をエンコウカエデ(猿猴楓)と呼ぶ。
学名Acer pictum
属名Acer 裂葉
種小名pictum 美しい色彩
ハウチワカエデ (ムクロジ科 カエデ属 落葉高木 雌雄同株 花期4,5月)
葉は対生、葉身は大型(7cm~12cm)で掌状に9~11裂、裂片に重鋸歯、葉柄は葉身の約半分ほどで葉柄や葉裏の脈腋に毛がある。
和名の羽団扇楓は天狗の羽団扇に似ることに由来。名月楓は葉が丸く満月に形容して呼ばれる。花は散房花序につき、雄花と両性花が混在する。翼果は八字状に開く。
学名Acer japonicum
コハウチワカエデ (ムクロジ科 カエデ属 落葉高木)
和名は小型の羽団扇楓の意。葉はハウチワカエデより小さく、葉柄は葉身とほぼ同じ長さ。葉身は円形で9裂葉をよく見る。
和名は小型の羽団扇楓の意。葉はハウチワカエデより小さく、葉柄は葉身とほぼ同じ長さ。葉身は円形で9裂葉をよく見る。
紅葉が美しく名月と形容され、板屋楓の葉に似るので板屋名月とも呼ばれる。花、翼果(八字状)はハウチワカエデに似る。
学名Acer sieboldianum
種小名sieboldianum シーボルドに因む



























TOP 目次 画像・文 塩城 忠