里山コスモスブログ

樹木の四季500 カエデ(1) イロハモミジ & ヤマモミジ & オオモミジ

カエデ1. イロハモミジ&ヤマモミジ&オオモミジ

イロハモミジ(ムクロジ科 カエデ属 落葉高木 雌雄同株 花期4,5月) 
 葉は掌状に5~7裂、縁に重鋸歯。芽吹いた新葉は赤みを帯びる。
 新梢の葉腋から長い花軸(花序柄)を伸ばし複散房花序に花をつける。雌雄同株で雄花と両性花が同居。花は紅萼5、淡黄白色の花弁5。雄花は花糸8、葯は赤色。両性花は花柱が長く柱頭は2裂、子房は2室、子房壁2が膜質の翼に成長。
 当初花軸は垂れているが翼果は反転し葉上に立ち上がる。翼果は水平に開き基部に種子。
 葉は秋に赤色~黄色に紅葉し美しい。
 枝先の冬芽は落枝痕(果軸痕)を挟んで1対の仮頂芽がつく。
学名Acer palmatum 
属名Acer      Acer 切れ込む葉 
palmatum  palmatum  “掌状の”

ヤマモミジ 
 イロハモミジの亜種又はオオモミジの変種、日本海側に自生。
 葉はイロハモミジより一回り大きく、しばしば葉柄に溝。葉縁に重鋸歯、翼果は八字型、赤色~黄色に紅黄葉。
学名Acer palmatum var. matsumurae  
     Matsumurae  松村のラテン語翻字  植物学者松村任三1856生

オオモミジ 
 イロハモミジの変種。葉は7裂葉が多く見られ、切れ込みが深い。葉縁全体に細かい単鋸歯。新葉が美しく又、秋には黄色、オレンジ、赤色と多彩に紅黄葉する。翼果は八字型で葉の下側に下垂。
 冬芽は枝先に落枝痕(果軸痕)を挟んで1対の仮頂芽、側芽は対生。混芽から葉と花序が同時に展開する。
学名 Acer palmatum var. amoenum  
        var.変種 amoenum 愛すべき,素敵な

イロハモミジ、ヤマモミジとオオモミジの見分けポイント
 イロハモミジとヤマモミジが明瞭な重鋸歯であるのに対し、オオモミジは同一大の単鋸歯が整然と並んでいる。





































































TOP 目次    画像・文 塩城 忠 

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