里山コスモスブログ

樹木の四季500 リョウブ

リョウブ (令法 リョウブ科 リョウブ属 落葉小高木 花期6,7月)樹皮は剥がれて斑模様になりサルスベリ、ナツツバキに似る。葉は互生し枝先に輪生状に集まってつき、葉身は倒卵状楕円形、葉柄は赤味を帯びる。葉先は鋭尖頭、縁に芒状の鋸歯、葉裏の脈上に白毛が密生。
 4月に頂芽(葉芽)から新梢が出て葉をつけ、5月に新梢の先端および頂部葉腋に花芽分化が起り、6,7月になると花序軸は長く伸びて総状に花をつける。長い花序は先が竜尾のように曲がる。
 新梢の先端に花芽分化が起ると新梢の伸長は止まり、下方の葉腋に葉芽が分化し、葉芽は伸長が止まった新梢に代わって新しい新梢を伸ばす仮軸状分枝が見られる。 
 花は白色で花序の基部側から順次咲き上がり、萼5、花弁5、雄蕊10(長短各5)、柱頭3裂。果実は蒴果で萼片、花柱・柱頭が宿存。成熟すると3裂開し多数の種子を散布、果序は冬期長く枝に残って下垂している。
 和名は昔救荒食糧として法令で栽培が義務づけられたことに由来する説や花序が竜尾に似ることからリュウビの転訛説がある。新芽や若葉を山菜料理(りょうぶ飯等)に利用する地方がある。
 冬芽は芽麟が帽子・笠を脱ぐようにして早期に脱落し艶やかな裸芽状態になる。 
学名 Clethra barbinervis
属名 Clethra 古代ギリシャ名のハンノキ(clethra)に葉が似ていることから転用された。
種小名 barbinervis 葉脈に髭(ひげ)のある





















TOP (目次)   画像・文 塩城 忠

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「2 2021 樹木の四季500 塩城 忠 」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
2024年
2021年
人気記事