外国人的顔

私は日本にいれば目鼻立ちのしっかりしたどちらかといえば「はっきりした顔だ」
言い方を変えれば、
目がすごくでかく、口が異常に小さいため鼻がしっかりして見えるというだけだけど。
（もう20年来の友達のお父さんが今さら「あの目は整形か？」と言ったらしい）


が、ここはヨーロッパ。
横顔からは向こう側の目が見えることのない、
転んだら必ず鼻を怪我する凛とした顔立ちの方々が多く暮らしてらっしゃる。
（もちろんだが、私はアゴを怪我する）

今日一人で人通りの少ない、若干治安の悪そうな通りを歩いていたら
おじさんが近づいて来て「これから工事をするからこの道は通れないよ」と言って来た。
え～？ここ通らなきゃあとはもっと怖い道じゃんよ！と怒りつつビビる。
駅へ抜ける大きな道が塞がれた。
もっと人通りの少ない細く見通しの悪い道を歩かなくてはならない。

あ～そうだ。私はビビリだ。（胸を張って言える勇気に乾杯）


前からどこの出身者か分からない人がぽつりぽつりやってくる。
怖いじゃん………なーんか怖いじゃん。



そうだ！　狙われるとしたら日本人っぽい顔をしているからだと思いつく（ナイス！）



いつだったか友達がアジア人の顔の特徴を言ってた。
「２次元でまゆげから目までのスペースが広い」
これを取っ払えば、私だってそこそこここの人に見えるのではないか？と………

考えた挙げ句、すんごいしかめっ面で歩けばスペース削減に繋がるような気がした。
（お化粧を直す鏡とかそういうものは持ち合わせていません）
で、心中穏やかではないながら、スペース削減顔でカツカツと歩いた。
何ごともなく誰もが通り過ぎ、私も人通りの多い場所までたどり着いた。


帰宅後、コプさんに今日は怖かったんだ！と言うと
「あの辺は確かに治安のいいところではないからね…」というので
秘策を教えてあげた。



で、コメントをいただく。
「それ、逆に目つけられるぞ。ひどい顔だ…」