毛利甚八 写真日記 旅する天体

作家・毛利甚八が、ニコンD600とオリンパスペンを手に、あの町この村、あの川この海をパチリと撮って、ぽつりとつぶやく。

毛利甚八 写真日記 D600+D7000と旅する 第49回 西都原古墳

2013年05月21日 02時54分40秒 | 旅行


これは最近の五月中旬の話。

鹿児島の志布志に出かける用があった。

十年前に起こった志布志事件と呼ばれる選挙違反にまつわる冤罪事件があって、数年前、私は「季刊刑事弁護」という雑誌に、この事件のレポ

ート(写真と文)を二年越しで連載したことがあった。

志布志の四浦の懐集落を中心とした人たちに、荒唐無稽な金額の買収事件がでっちあげられ、結局、無罪判決が出たのだが、

「やってない」と言ったおばぁちゃんが170数日も留置場(警察)と拘置所(法務省)で身体拘束を受けたり、

主犯とされた元県議は一年を超える勾留(夫婦で合計約二年)を受けるというトンデモナイ事件であった。

現在は国家賠償を求める裁判が進行中で、事件から丸十年が経った記念集会が行われるというので顔を出したのだ。

懐かしい顔のみなさんは元気だった。

志布志で二泊し、せっかく鹿児島まで来たからと、

帰りは、九州島の東海岸を北上し、西都原古墳を見て行こうと考えた。

上の写真は西都原古墳のひとつ「鬼の窟古墳(おにのいわやこふん)」の入り口。

中に入ると‥‥‥。



ここまでの写真はD600に24mmである。

カメラバッグから、このところお試し中のD7000にDX40mmマクロのセットを取り出す。

古墳の稜線にワラビがいっぱい生えている。

古墳の山頂で、ワラビのアップを撮ってみたのが下の写真。



DX40mmは実に自由なレンズだ。でも手ブレをゼロに近づけるため、一脚を使っています。

風が吹いていたけれど、なんとかセーフ。

別の場所で、マーガレットみたいな野草を撮った。


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