毛利甚八 写真日記 旅する天体

作家・毛利甚八が、ニコンD600とオリンパスペンを手に、あの町この村、あの川この海をパチリと撮って、ぽつりとつぶやく。

毛利甚八 写真日記 オリンパスペンと旅する 第46回 高知市・亀次

2013年05月03日 23時37分12秒 | 旅行


高知市の帯屋町にある亀次に行ったのは去年の夏、招かれた講演が終わって一人、「今夜は居酒屋を探してみよう」と。

ホテルのアドバイスを頼りに、亀次の前に行くと、盛大にワラを燃してカツオが炙られていた。

高知の淡麗辛口の酒を飲もうと、酔鯨を、そして司牡丹を飲んだ。

その時、肴として初めて食べたのがコレ(下の写真)。



沖うるめという魚だそうで、ニギスとか沖キスなどともいうらしい。

高知名物の干物の材料だそうだが、亀次では生々しいのを炭焼きにしてあった。

さらりとした甘い脂がのっていて、実においしかった。おかわりして、四尾も食べた。

さて、魚もあれこれ食べ、酒も飲んで、すっかりイイ気分になったところで、

「これ、漫画のために写真撮っておこうかな」という気になった。

ミニの浴衣を着た女性に事情を説明して、取材許可をもらい、

ほろ酔いでホテルに戻り、一脚とカメラをかついで戻り、パシャリ。



この店は、サンデー毎日3月10日号の「のぞみ」19話に出てくる。

対応してくれた中川さんは、

「漫画家さん、私のことどんなふうに描いてくれるかな?」とおっしゃっていましたが、

気に入ってもらえましたか?

お世話になりました。

もうすぐ単行本になりますよ。