毛利甚八 写真日記 旅する天体

作家・毛利甚八が、ニコンD600とオリンパスペンを手に、あの町この村、あの川この海をパチリと撮って、ぽつりとつぶやく。

毛利甚八 写真日記 オリンパスペンと旅する 第2回

2011年09月21日 18時34分47秒 | 日記
 第1回のつづきです。
 スマートフォンで確かめたところ画像が大きすぎるようなので、3分の2にしてみました。
 これでもパソコン以外は大きいかもしれませんが、レンズの描写特性を伺い知るにはこの程度の大きさは必要かと思います。御容赦ください。

 ISO感度は特にことわりのないかぎり、200です。

 前回、「ドラマッチシーン」と書いたのは「ドラマチックトーン」の誤りでした。
 訂正して、お詫びします。

 さて、宇佐神宮でオリンパスペンを試して、帰ろうとすると、
 社殿前の鳥居にふたつの日傘。


レンズ/ズミクロン35mm F2 絞り8 絞り優先AE 緑が際立つよう彩度を+10にしてある。

 その後、いつも夕陽を眺める真玉の海岸へでかける。

 真玉の海は周防灘に面している。瀬戸内海の最西部だ。
 海水はねっとりとして、干潟の成分が混濁するせいか薄濁りしているのが常だ。
 晴天の日は波がほとんどなく、日没後の残照を映す海を高台から見ると絹織物のような繊細な色合いを見せる。そのうち、天気に恵まれれば、そんな海も撮りたい。

 さて、この日はこんな景色だった。


レンズ/ズミクロン35mm F2 絞り8 絞り優先AE 青が際立つよう彩度を+17にしてある。

 みれば、アオサギが海の中にひとり。


レンズ/ズミクロン35mm F2 絞り8 絞り優先AE 青が際立つよう彩度を+56にしてある。

 写真の加工は、オリンパスペンに付属していたソフトで行っている。
 彩度を上げると緑や青が際立っていく。
 デジタルというのは、こういうものか。

 写真はすべてLサイズのファイン撮って出しで、後で加工している。

 これはズミクロン50mmで撮ったままの、渋い海の色。
 見た眼に近く、瀬戸内海らしい。


レンズ/ズミクロン50mm F2 絞り8 絞り優先AE

 加工したのが写真か、しないのが写真か。
 楽しいけど、迷いますね。

 今回はこの辺で。

毛利甚八 写真日記 オリンパスペンと旅する

2011年09月21日 00時29分33秒 | 日記
 2011年7月にオリンパスペンを買った。
 迷った末にE-PL2を選んだ。
 選んだ理由はライカのズミクロン35mm F2と50mm F2を使えるからだ。

 もちろんライカM9-pを買えばいいのだが、目下、予算がない。
 というわけでE-PL2。パナソニックのGF2にしようかとも思ったが、店頭でいじってみるとなかなか画面のいろいろな表示が消えない。被写体をみつめる邪魔をするのだ。E-PL2のほうが、すっと消えたので、やっぱりこっちかと。

 ひと月ほど使ってみると、E-PL2で正解だと思った。
 マニュアルレンズをつけても、けっこう操作がしやすい。

 アダプターは宮本製作所のライカMマウントをM4/3マウントに変換してくれるもの。

 8月下旬、大分北部はよく晴れていて、車で走っていると入道雲があちこちに出ている。

 「よし、雲でも撮るか」
 と、まずは宇佐神宮へ。


レンズ/ズイコー 17mm F2.8 AF オート露出



レンズ/ズミクロン35mm F2(画角は70mm相当)。絞りF8、絞り優先AE。

 参道を進んでいくと、社殿に登る石段があらわれるが、蔦におおわれた大木が斜めに立っている。


レンズ/ズミクロン35mm F2(画角は70mm相当)。絞りF8、絞り優先AE。

 周囲の大木を見あげながら階段を登って行くと、社殿の鳥居が。


レンズ/ズミクロン35mm F2(画角は70mm相当)。絞りF8、絞り優先AE。

 拝礼の後、主役の空を撮影。せっかくだから、オリンパスペン得意のドラマチックシーンのエフェクトをかけてみる。



レンズ/ズイコー 17mm F2.8 AF オート露出

 この日の撮影はまだ続くが、今回はこのあたりで。
 次回を乞うご期待