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ウロコナイ釣行

バケツで活かすぜ

2021.11.14(日)

柴漁港 三喜丸

 
スミイカは江戸前っぽくテンヤで釣りたいな。

ですが、シーズン初期のコロッケサイズは、エギやスッテが好みらしいです。


実際、エギ船根岸丸は好調です。

テンヤ船三喜丸の釣果欄ですら、スッテで釣っている写真が目立ちます。

上がスッテで、下がテンヤ。
三喜丸ではこのように、上にスッテを付けることを勧めます。

スッテだけで釣る人もいます。胴突き仕掛けなのですが、ルアー釣り用語を使って、ダウンショットなどと呼ばれています。ゆっくりスッテが沈んでいく様子です。スッテが4本付いているわけではありません。

テンヤにこだわっていると危険だな。スッテ買いますよ。親子サルカンと予備テンヤもついでに。

 
 
スミイカ船で、三喜丸だけはスミイカをバケツで活かしておきます。海水の中にポチャンと。


他船では、海水無しのバケツの底にスミイカを置きます。スミイカは確実に野死します。せっかく釣れたスミイカなのに如何なものか。以前から不満でした。

野死させる理由は、海水に入れると墨爆弾で大惨事となるからということですが、三喜丸はそれをさせるというのですから興味が湧きます。


三喜丸なら新鮮なスミイカを持ち帰れそうです。墨爆弾は本当に大丈夫なのかという不安は残りますが。


半年前も三喜丸に乗っていますが、あのときは、ボウズに終わり検証できず終い。今度こそ検証するぞ。
前日好調でしたので、盛況です。左舷10人の5番に入りました。


船長が常連に不吉なことを言ってます。

「今日は潮が無いから釣れないよ。ご愁傷さま(笑)。昨日はまだ潮があったからね。釣れたのだって潮のあった時間だけだよ。」

「昨日は人数少なかったから、潮が無い時も無理やり引きずれたけど、今日は沢山いるから引きずれない。オマツリしちゃうから。」

 
マジすか。不吉この上ないな。

エサのシャコ5匹。

一巻き92cmの、GLEORA CASTAを買いました。うしし。
一巻き40cmの、チタノス チヌスペシャルはスペアリールに格下げっす。


左舷10人の内訳は、端の4人ずつが常連で、私を含む真ん中2人がシロウトという布陣です。
    

三喜丸は和気あいあい、常連同士の会話が多いです。船長の人柄がこの和やかな空気を作っているのかな。


まずは中の瀬でスタートフィッシング。常連たちを尻目に、となりのシロウト仲間(失礼)が1杯目を釣りました。むむ。やはりスッテです。



7:40

ガシッ。オオオオオオ、私にも釣れました。私はテンヤでしたが。

でも、どうしたことでしょう。胴の間のシロウト2人がスタートダッシュ。


さてさて、海水にポチャリ検証タイムです。そぉっと入れましたよ。

オオオォォォ。なんともねぇじゃん。墨吐かねぇ。よかよか。いいじゃん。いいじゃん。


釣れた時のシャクリは、短くシュッってかんじをイメージしました。

良し良し。これは今日のパターンはこれかな。そして、そのイメージを引きずり、長いトンネルへ。カスリもしません。同じ手には乗らないのか。

 
たしかに船長の予言どおり、潮が流れず、今日はスミイカのやる気がありません。



アナウンスはこんな感じ。

「昨日は今日の3倍乗ったよ。」

「潮が全く流れないから、船はずっと同じ場所にいるよ。」

「流し替えたら、2~3杯誰かに乗るから直ぐ仕掛け入れな。特に釣れてない人は直ぐに入れな。」


朝は凪いでいましたが、湾内に南西風が入ってきました。強風です。

この風の中なので、錯覚してしまいますが、船は全く同じ場所にとどまっているそうです。オマツリしないよう操船しているんですね。


潮が動かないから、最初に仕掛けを落とした所から全く動いていないのです。これはきびしい。


10:40、北へ移動宣言。
11:00、木更津沖に到着。


潮が流れず、でも、引きずれず。こんな状況下ですが、船長には引き出しがありました。


「流れないからピンポイントでやるからね。」とのアナウンス。

引きずる代わりに、ピンポイントでずらし、スミイカを広く探る作戦のようです。

どういう意図で操船するか、いちいちアナウンスしてくれるので納得できます。勉強になります。


作戦成功。流し替えごとに何人か乗せます。1人また1人とボウズ逃れしていきます。私は最初の1杯きりで、増えません。



不思議なアナウンスが流れました。こんなの初めてです。

「次の流し、3杯釣ってる人はちょっと休んでてね。3杯釣ってない人だけでやるからね。」

おもしろ〜い。
下手くそ救済措置。ピンポイントで狙っても上手い人にしか釣れないからということか。


左舷のほとんど全員が救済措置該当者です。チャンスタイム到来です。

右舷はけっこうクリアしているようで、お休みタイム。

う〜ん。今日は左舷、外れだったかな。


右舷のひま人達が、ミヨシ側からこちら側を見学しています。
左舷の常連組には屈辱のようです。
船長も船長で、常連を名指しで煽っています。
なんとも楽しい船です。

が、
結局、誰も釣れずに、チャンスタイム終了。
救済ならず。
はははは…

へへへへへ…
ホホホホホ…
世の中そんなもんだな、
って、笑っている場合じゃないか。


そういえば私、
朝から同じシャクリしてたな。
どうせ釣れないし、シャクリ変えてみるか。

釣れた時の、短くシュッってかんじから、優しく、ほわ~んってかんじに変えた、その直後、

 
12:40、ガシッ。
テンヤに乗りました。 
なななななぬぅぅ。


1杯目から6時間。
6時間ですよ。
なんだよ、シャクリが違ってたのかよ。

そして、5分後、


12:45、ガシッ、う、うそだろ。
3杯目もテンヤに乗ってきました。


5分で2杯。
なんだよ。やっぱりそういうことじゃん。シャクリが違っていたんじゃん。



船の振動と濡れたスカリの重みのせいでしょうか、スカリの中央部が徐々にずり上がって、スミイカのスペースがやたらと狭いです。落ちそうだな。
スペースを広げてあげようとイジってみましたら、

スミイカが機嫌を損ねて、ブシュブシュしてきて、まっくろけ。うぅぉぉぉ。危険危険。
 

「ダメだよ、スカリイジっちゃ〜」
船長から指導をいただきました。いやはや、ちゃんと見られています。


ちゃんと見ていると言えば、
こんなアナウンスも流れました。


「スッテは色々変えてやんなきゃだめだよ。朝からずっと同じ色でやっている人いるな〜」


ピンクでずっとやってた私のことだな。とほほ。



やる気のないスミイカは底にいるようでして、アナウンスで教えてくれます。


「テンヤにしか反応しないな。ダウンショットの人は、ズルズル引きずるくらい底でやんなきゃ乗らないよ。」


そういえば、となりのシロウト仲間はスッテで2杯乗せているな。



あ〜そうか。そういうことか。気が付いたぜ。



彼のスッテとテンヤの距離は異様に近いです。つまり、スッテが底に近く、底から離れないスミイカにも近いってこと。

 
いや〜船長のアナウンス、参考になるな。
 
 
 
ところで、優しく、ほわ~んのシャクリですが、あれっきり、もう効きません。なぜだ。

 
そして、あきらめのアナウンス。
 
「もう、全然乗らないや。スミイカのやる気がいよいよ無くなったので、これで上がっていきます。」

さっきブシュブシュされて黒くなった海水も、キレイになってます。

少しずつ流れたせいか、船を汚したふうでもないです。


やはり、バケツの底で野死したイカより、どう考えても旨いはずです。


 
スミイカは11月にして、すでにコロッケではなかったな。400gステーキサイズってかんじ。成長早いな。


結局、スッテでは釣れず、
テンヤで3杯でした。


船中0~8杯でした。

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