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ウロコナイ釣行

goo-blog閉鎖に伴い、記事を1本ずつ読み返し、書き直しながらアメブロに移転しています

こねくりまわせ

2022-11-12 08:41:41 | タコ
2022.11.5(土)

大洗 光来丸



光来丸では、
ワンシーズンで、
3回蛸頭(竿頭)になると、
蛸神様に認定されます。


先日、
蛸神様は蛸神様でも、
初代蛸神に、こてんぱんにされました。


ま、自業自得。
タコ釣りを、ナメていたのです。



タコのシグナル、
取ろうともせず、
ただ空アワセをくり返し、
竿を振り回していました。

基本をないがしろにするにもほどがあるってもんです。


深く反省し、

今日は、
極端な話、
釣れなくても構わない覚悟で、


タコのシグナル察知を最優先する所存でございます。



道具もガラリ。

万能竿→ヤリイカ竿。
穂先の感度に期待。


電動リール→手巻きリール。
PE2号なので、
リーダーのつもりで、
20号ラインのタコ集寄を付けました。



エギはお休みし、
ソフトルアー。



ピンクの『タコの恋人』は、
蛸神様のまねっこ。
これでパッカパカ釣っていらしたので。


ところで、
ソフトルアーって、
臭うんですね…


甲殻類エキスで、
タコが寄って来て、
抱いたら離さないとかなんとか、
 
知らないことばかり(笑)




オモリは丸オモリ。
以前、
長オモリが針と干渉し、
よろしくありませんでしたので、


丸オモリなら、干渉しないでしょう。




ってなわけで、
スタートフィッシング〜



うねり高いです。

硬いヤリイカ竿150cmで、
底をキープします。


ヤリイカ竿、
いいかも。
想像以上に、底の感触がつかめています。



ん?

根がかりとは少し違う、
この、やわらかい抵抗は、
も、も、もしや… 


ドキドキするじゃん。
抱かせなきゃ。
こねくりまわさなきゃ。


ひっぱらず、
すぐにテンションを抜き、


シャカシャカ、、シャカ…
シャカ、、シャカシャカ…


ぎこちないシェイクをカマシ、
こねくりまわしーの、


エイヤッ。

グニャーンと重い。


うぉぉぉ
嬉しい。
感無量。
私にもタコの乗りが分かったじゃん。



手巻きリール、楽しい。
ゆっくり、ゆっくり巻きます。


巻きバレしないよう、
ドキドキヒヤヒヤリーリング。


手巻きのこのかんじ、
新鮮で、いい。



船が浮き上がった時、
うねりが高い分、
抵抗がかなり強く、


手が、ときどき、自然に止まります。


しばらく巻かずに、
じっとしていたり、
とかしつつ、


ゆっくり、ゆっくり巻いて、
ようやく、1杯目、釣れました。


遅っっ。
電動リールに比べ、手返し悪っ。

でも、楽しい。



電動リールなら、
うねりで抵抗強くても、
強引にウィーンウィーン。


タコ釣りなので、
アワセのために、
ドラグガチガチ。


足1本で掛かっているようなら、
タコが身切れするでしょう。


手巻きリールで実感しました。
今日のうねりは、
ゆっくり巻けば済むというほどの、抵抗じゃありません。
時折、
巻いちゃダメなレベルの抵抗でした。


試しに使った手巻きリールで
大きな収獲です。



そういえば、
初代蛸神様は電動リールでした。


ひょっとして、
ドラグユルユルにして、
巻きバレ対応としていたのかも…


なんか、

アワセを入れた時、
ズルッて、ラインが滑ったような光景を、何度か見たんだよな。


あの日は私の想像力不足で、
巻きバレ対応とかまで、
思い至りませんでした。
質問してぇ…

 


ソフトルアー野郎に転身してみた件ですが、


結果は可もなく不可もなく…かな。


『タコの恋人』は、
蛸神様が使っているだけのことはあり、
タコの食いつき良く、

朝のうち、
バババババと5杯、釣れました。

左舷では、トップだった気がします。


問題は、
タコの恋人とセットで販売している、
『タコ串』の方で、


針が、海底に寝ころぶので、あっという間に、

ほらね、細いんだよな。


2本用意したので、
後半、2本めを投入しましたが、

速攻で、これです。


蛸神様は『タコ串』を使っていたのか、
若しくは、違う針だったのか、
若しくは、ただ単に、私が下手なのか。 



メルカリで買った、
タコテンヤも試しました。

巻き方が下手くそで、
サバが外れていましたが、

何でも乗るのね、
何でも抱くのね。

『タコの恋人』とテンヤを合体させました。


どれ、
水中姿勢をチェックしますか。

パラシュートルアーは、
45度に立つかと思いましたが、
90度、ピンコ立ち。


封印していたエギですが、
最後にちょこっと投入したら、

速攻で乗りました。
スッポリ、覆いかぶさって。
うわっ、凄まじいな、
指とかかじられたら、ヤバいね。


ていうか、
動くものは、何でもエサだと思っていやがるんだな。


目が悪いのか、
頭が悪いのか…


そうそう、

マルイカ釣りで、
オモリでタコが釣れたことあります。
離せば良いのに(笑)


ウルトラマンと、
仮面ライダーと、
キン肉マンで釣ってみるか(笑)

釣果は9回乗せて、9杯。 
巻きバレ0。

前回は18回乗せて、8杯。
巻きバレ10。


ふっふっふっふっ。
収獲デカいです。
これでいいのだ。



最後に、
同船者に触れておきます。


左舷ミヨシ。
4人グループで、
2人は貸竿で、
ときどき船酔いで、放心されていました…

が、

まあまあ、釣るんです。 


時々、
放心状態から復活し、
ドボンと、真下に投入したと思ったら、
速攻で乗せたりするんです。

ぬぬぬぬぬ。



そして、
仕掛けには、
何やら白い物体が着いていました。


あとで調べたら、

タコ釣りボール。
気になるじゃんか…
臭いで寄せるんか…



胴の間で釣ってみて、

やっぱり、
両端は有利だな、
良く、釣っているもんな、
とか、ひがみながらの釣りでした。
人間が小さい(笑)



終盤、
 
中乗りさんが、
今日の釣果をチェックしにきました。
 

冒頭で、
『釣果よりも内容重視』とか、
ほざきましたが、


やっぱり、
竿頭だったら嬉しいじゃん(笑)

この時点ではまだ、
希望を持っていました。
 

左舷オオドモの女性が、
中乗りさんに、
7杯と申告しているのが聞こえました。
よしよし。
勝ってる、勝ってる。


沖上がり。


祝福のアナウンスが流れました。

『竿頭は23杯。今シーズン、初の蛸神誕生です。3回乗ってすべて竿頭。パーフェクトでした。』

しかも、私の真裏。
胴の間。
胴の間の不利をグチった私が恥ずかしい。


 

そういえば、
初代蛸神様から、 
ブログへのコメントで、

『とてつもなく上手な人がいる。』
とのタレコミがあったよな…



もしやと思い、
船長に聞いてみました。


正解でした。


『あの人は今まで見てきた中で、1番上手い。』
とのこと…


ヤバ…
ヤバ神じゃん…




蛸神、現る。

2022-10-28 19:31:02 | タコ
2022.10.23(日)

大洗 光来丸


光来丸、
集合時間を1時間早く、
4:00にしますとのこと。


朝しか釣れないから?
良いですよ〜
喜んで、早起きします。



先日壊れた、
シマノ電動丸3000Hですが、


なんと、

ヤフオクで、
『3,000円で、折れたクラッチカムを新品に交換します。』という商品を見つけたので、
お願いしました。


とても
よくあるトラブルとのこと。


シマノには、
『古いリールだから』と、
見捨てられ、
捨てるしかないとあきらめていたのですが、

あっさり直りました。
捨てなくて良かったです。
シマノめ…



4:03
出船


アナウンス。
『1時間早く出船したので、1時間早く、10:00に沖あがりします。』


いいね〜
バンバン釣って、
とっとと帰りましょう。



4:30
月明かり乏しい、
漆黒の闇の中、
スタートフィッシング〜



着底わずか10秒。
右どなりのお兄さんが、
電動スイッチオン。


早っ、
早すぎる。



こちらの若いお兄さん、
出船前の中乗りさんとの会話の様子で、
バキバキの常連さんだな~
上手いんだろうな〜
とは想像できましたが、


想像をはるかに超えてきました。
次元が違います。


お兄さんの釣りを見ていて、気付くことは、


タコを乗せたあと、

シャカシャカシャカシャカ、
シャカシャカシャカシャカ、

と、しっかり竿を叩いて、しっかりエギを抱かせているところです。

そして、一呼吸置いて、勢いよく、バチコーンと、アワセを入れています。

お見事です。



お兄さんのシャカシャカ音が聞こえてくると、

あ〜、また乗せたのか…
早すぎだろ…
こっちが釣れぬ間に、
釣って、再投入して、まだ20秒じゃん…
ウソだろ〜、やめて〜、と、なります。

そして、

バチコーンとアワセが決まり、竿がぐにゃりとしなり、ウィーンウィーンと電動リールの音が響いてくる、

という辱めの無限ループが、
くり返し、くり返し、くり返されました。



そりゃ、ブログで読んだり、You Tubeで観たりして、知ってはいました。

タコが乗ったら、
コツコツ小突いて、しっかり抱かせるもんだということは。


言い訳がましいですが、
ちょうど1年前の成功体験が足かせとなっているのです。

ちょうど1年前にこの海で釣ったタコ
昨日のことのように
今はっきりと想いだす…


タコの乗りなんて取ろうともせず、空アワセしたのに、
どういうわけか、
一度も巻きバレしないまま、
竿頭になっちゃったので、


天狗になっていたのです。


セオリー無視しちゃダメなんだな、やっぱり…



ま、

実は、
うすうす感づいていました。

8月、2杯でした。
5回乗せたのに、
3回バラしたので(涙)



それなのに、

何の対策も講じなかったなんて、
はっきり言って、
アホですね。


そのアホの、
今日の調子はというと、


船中全体、ポツリポツリと釣れ始めた頃、
遅ればせながら、ようやく1杯目、乗せましたが、巻きバレ。


そして、しばらくして、


となりのお兄さんが、さらにジャンジャン釣りまくる中、
ようやく、乗せましたが、再びの巻きバレ。


凹みました。

はぁ…涙目です。


そしてさらに、しばらくして、
グニャ〜ンと、乗せました。
3回目で、ようやく1杯『釣れました。』


『釣りました』ではなく、『釣れました』です。空アワセですから…



こんな私が、竿頭を狙っていたなんて、
あぁ、恥ずかしい。


切ないですが、

今日は修業の日と思ってあきらめて、

吸収できることを吸収して帰るしかないなと、早い段階で諦観しましたよ。



となりのお兄さん、
手返しもキレッキレです。

タコを外したら、タコを放っておいて、先に仕掛けを投入します。

手返し、早っっ。

当然タコは、これ幸いとその辺を這い回りますが、

お兄さんは、タコを無視したまんま、次の手で、洗濯ネットのチャックを少し開けます。

最後にタコを捕まえて、入れて、チャックして、チャチャっと手をすすぎ、パパっとタオルで拭いて、

竿をキーパーから外し、立ち上がった頃、仕掛けが着底するのです。

仕掛けが、27m落下し、着底する間に済ませます。鮮やかすぎるぜ。


スルメイカだったら、そりゃ、這って逃げないし、手返し命の釣りだし、

むしろ、多くの人がやりますが、
タコですよ…


ある時なんかは、タコを足元ではなく、船べりの内側に投げつけ、張り付かせ、一連の作業をこなしているのを目撃しました。


ヘビ使いならぬ、タコ使いです。
ペチッと投げて、壁に貼りつかせておくなんて…



私なんか、仕掛けの再投入は最後の最後です。

タコをエギから外した後、逃したらイヤなので、手で握ったまんま、

次に洗濯ネットのチャックを開けますが、

タコはたいてい、その間に、うにうにうぬうぬ、私の手から抜け出し、床に落ちて這いまわるか、バケツの中に落ちて、泳ぎまわります。

はぁ…

手返し、遅っっ。



内心、
そのお兄さんに教えを請いたいところですが、
なんだか、話し掛けづらいんだよな。


自分もパカパカ釣れていれば、
声を掛けられる気もしますが、

これだけレベルが違いますと、
畏れ多くて、声を掛けづらいです。



『上手いですね〜』

とか、当たり前すぎること言うのも、なんだかな〜
もっと、気の利いた台詞は無いものかな〜


それでもなんとか、勇気を出して、
終盤、お兄さんが、20杯以上は釣ったであろう頃、お声掛けしました。

『上手いですね〜』って、(笑)


お兄さんの第一声は、
『たまたま、仕掛けを落とした所にタコがいただけですよ。』
とな…


とほほ。『上手いですね』なんて、耳にタコの台詞なのでしょう。
軽くいなされました(笑)。

美人に美人ですねって言ったようなものです。
バカか、オレは。


せっかく会話ができたので、めげずにもう少し、食い下がります。


『アワセる前、竿をシェイクしていますね。あれはやっぱり、重要ですか?』


すると、

『タコにしっかり抱かせるために、私は、やっていますよ。』


う〜ん、やっぱりな〜



そして、失礼極まりない質問を続けてしまいました…


『タコの乗りはちゃんと取れていて、確信してからアワセるんですか?』

『乗りはちゃんと取っていますよ。あ、でも、あやしいなって時も、シェイクして、ちゃんとアワセています。』


そ、そうですよね…
当たり前ですよね…


言い訳したい。
竿のせいにしたい。
私はよく、道具のせいにします。

長くて、柔らかくて、胴からビヨンビヨンの竿なので、
タコが乗ったのかさっぱり分からないんだよな〜
シャカシャカしたくても、いつシャカシャカして良いか分からないんだよな〜

ま、

私の竿でも、お兄さんなら
乗りをキャッチするでしょうが…



悔しまぎれに、知ったかぶりして、

『バレない時はバレないんですけどねぇ。今日は半分、バラしていますよ。』って、言いました。

バレなかった日なんて、一日しか体験したこと無いのに、何言ってんだかオレ…


ところが、

意外にもお兄さんにとっては、ツボだった様子で、

『そう、そうなんですよっ!』
と、かなり、いいリアクションでした。


そうか、
バレやすい日と、バレにくい日って、存在するんだな…



お兄さんは、25杯位釣っていた頃だったと思いますが、

『私もバラしますよ。バラしていなければ、30杯は越えてますよ。』

とのこと。

 
そうか、1/6しかバラしていないのか。私は1/2はバラしていますが…


お兄さんの竿は、タコエギ専用竿で、
『もう少ししたら、イカ竿にします。』とのこと。

また、硬いイカ竿でも、乗りはちゃんと分かるそうです。

そして、

『派手に動かしているように見えますが、実は、今日は、エギをほとんど動かしていません。派手に動かしているふりをしているだけです。』

と、シークレット情報まで教えてくださいました。

あ、ありがとうございます。
今後の糧にさせていただきます。

釣果は8杯でした。
巻きバレ、10回しました。

お兄さんは29杯でした。
4倍近く、釣っています。
こてんぱんでした。


なんか、闘志が湧いてきたぞ。

タコにのめり込みそうです。
たくさん教えていただき、ありがとうございました。


お兄さんは、
29杯のタコをひっくり返し、
内蔵処理をしていました。
いいですね〜
次回、絶対真似しよ〜


仕掛けとか、
誘い方とか、
根掘り葉掘り聞くのは、どうかと思い、遠慮しましたが、

うっすら、目に焼き付けました。
次回が楽しみです。



そうそう、沖あがりし、港に向かう途中、
お兄さんのクーラーボックスに、
『蛸頭』『蛸神』ステッカーが貼ってあることに気付きました。

初めて見ました。
『凄いですね〜』ではつまらないと思い、 

ステッカーを指差し、
『蛸の天敵ですね〜』って、言ってみました。


我ながら、つくづく、失礼なやつだな…

大笑いしていただけました。
ホッ、助かりました。

後で調べましたが、
ワンシーズン竿頭3回で、

『蛸神』シールなんですね。
ヤバ…ワンシーズンで…

竿頭of竿頭じゃん…
king of king…


着岸後、道具を持って歩きたくないので、バイクを取りに行きます。

バイクに乗って、
船までの道すがら、
お兄さん改め、蛸神様が、
ガラガラを引いてきたので、
もう一度、ありがとうございましたと挨拶しました、

ら、

『ひょっとして、ブログ書いていますか?』
朝、バイク見て、そうかなって思ったんですけど…』

書いています…と言うと、

『読んでいますよ。死んだイワシ釣法って、書いていますよね。』

とな…


ブログ始めて19ヶ月、
初めて読者に会いました。
嬉しいです。

が、

神様が読者だったとは…
ネタ的にはおいしいですが、
神様を相手にどのツラ下げて…


あぁ…
たこつぼがあったら、入りたい…

船中4~29
次頭14でした。

修業して、出直します。

浮きスッテ、迷走物語

2022-08-27 14:24:00 | タコ
2022.8.21(日)

大洗 光来丸



茨城のタコ釣船は、
船体の左に風を当てて、
右へ横流しします。

なので、


左舷は糸を出し放題となり、
水深30mのところ、
糸が60~70m、すぐに出ていきます。


タコは、
バレやすいですよね。


針に刺さらず、
抱きついているだけのパターンもあるでしょうが、


針に刺さっていたとしても、


60m巻くうちに、
外海の潮を受け、
身切れしてしまうケースが多いのだと思います。


では、

身切れしないために、
取りうる作戦は?


2019年12月、
仙昇丸の船長が、教えてくれました。

『テンヤはそれほどバレないけれど、エギはバレるよ。エギは針が小さいからね。』と。


その時、確かにバラしました。

3回乗せましたが、2回バラしました。
ですので、釣果は1杯でした。



そうか、いいこと聞いたぞ。
針をデカくしてみるか〜

ってなことで、
ハリを少し大きくし、
次のシーズンを待ちましたが、
2020年はコロナで自粛…


翌2021年10月、
針を取り替えた甲斐があって?

15回乗せて、15杯捕れて、
竿頭でした。
テンヤの針ほど大きい針ではありませんが、
この針のおかげ、と思いたい。




竿頭で天狗になった私は、
調子にのり、


スッテにも、同じ針を付ける作戦に出ました。

ついでに、

スッテの水中姿勢を変える事を思い付きました。

↑スッテ(左)は、
針を下にして垂直になりますが、

↑エギ(右)みたいに、
斜め45度、お尻を上げたいな…と。

まずは、
針をデカくし、

頭を沈めるため、
オモリを付けまして、


この時点で1度、水に入れました。
底にコテッと寝てしまいました。

ま、そりゃそうか…


やはり、

お尻を浮かすために、浮くものを付けるしかありませんね。


考えた方法は、こんなんです。

まず、超硬質ステンレス材(1.6mm径)を尖らせ、

曲げて、

発泡浮きを刺し、
第3の針として、取り付けました。

発泡浮きで浮かせる作戦です。



浮くことは浮くのですが、

うまいこと最初から斜め45度に浮くはずもなく、

逆に、浮力が強すぎて、90度にピンコ立ち…


それならばと、

板オモリを買ってきて、


45度になるよう調整しつつ、
ちょびちょび巻いて、

ようやく理想どおり、

45度お尻を上げた姿勢を取らせることができました。

この時点では、じゃんじゃん釣れる気しか、しませんでした。
アホです。



ところで、

先日、電動丸3000Hが壊れました。

丈夫な方がいいよね、
大は小を兼ねるよね、

ってことで、


電動丸4000ビーストマスターを中古で買いました。

とは言うものの、

3000→645g
4000→1,405g

3000番→4000番で極端に重くなりますね。2倍以上の目方です。


ま、

スルメでもシャクって使うリールなんだし、重くて使えないとは言い訳できません。

使ってみますか。



タコの季節には、まだ早いのか、
あまり釣れていないようですが、
どんなもんでしょうか…

内心、

5杯くらい、釣れるんじゃね、とか、余裕ぶっこいていました…


なにせ、天狗野郎だったものですから…



左舷ミヨシ席でした。

無風ベタ凪すぎて、

左舷払い出しのはずが、右舷払い出し。
仕掛けが、船下に入り込み、頻繁に巻き上げます。


う〜ん、やりづらい。


あ、そうそう、


改造スッテに自信がありすぎたのか、エギの存在を忘れていた私、

タコエギ釣りなのに、
タコエギを忘れました。


タコエギに化けたスッテ2本と、
ただのスッテ2本。

計、スッテ4本。
変な仕掛けだな…




はい。スタートフィッシング〜


どういうわけか、
前回とはうってかわって、 
朝から2連続の巻きバラしを演じました。


開始90分でようやく、
ホッ。

超絶チビですが、ボーズは逃れました。



なんせ、今日は、迷走しまくり。

迷走①

針と針が絡んで、手前マツリする。
第3の針が絡みやすいのかも。



迷走②

横にズレるので、

引っ張ってみたら、簡単に抜けました。設計に難アリでした。



迷走③

オモリが針にスッポリはまり、
つまり、オモリが針の邪魔をしています。

それじゃ、タコは釣れません。
何も釣れません。

苦肉の策で、
写真のように、
オモリを上にずらして付けたりしました。

 
ふぅ…
絡み合ったり、
抜けたり、
邪魔をしたりと、散々です。


改造スッテ、ダメダメじゃん…



運の悪いことに、
今日は超絶、タコの活性の低い日でした。


そんな日なのにも関わらず、朝のチャンスタイムでやらかした私。


気づけば、朝のチャンスタイムは終わっていて、焦燥タイム到来です。



4:30に、出船しているので、
9:30は、まだ朝とはいえ、
出船から、5時間経過していることになります。

そんな、9:30、あきらめムードの中、

待望の2杯目。
これは嬉しい1杯でした。サイズアップもしましたし。


そして、


今、気付きました。
よく見ると、上に付けたはずのオモリが、まだスッポリと、針の邪魔をしていますね。
 
だめだこりゃ…


さらに1時間経過し、


10:30、

よっしゃー。乗せましたー!

が、10m巻いたところで無念のバラし。



『抜けた〜〜』

思わず声を発し、天を仰ぎました。


5打数2安打。
打率、低っっ。


私の左どなりも含み、
まだまだボウズの方々はいましたが、

船長はついに、匙を投げました。



沖上がり11:00のはずですが、
若干早く、10:45、アナウンスです。


『少し早いですが、上がりましょう。今期の最低記録を更新しました。』


『本日はまったく釣れない中、皆さん最後まで竿を振って頂き、ありがとう御座いました。また、大洗に遊びに来てください。』

『全員分お土産を用意しましたので、帰りにお持ち帰りください。』



下船後、船長にお土産の中身を聞くと、

『魚屋にお任せで、毎回中身が違います。開けてのお楽しみ。』とのこと。


帰宅後、開けると、
発泡に箱詰めされたイワシ明太と、
ラッピングされたカレイの干物3枚でした。



美味しく、いただきました。


釣果2
船中0~4


タコリベンジします。

沖0号で釣ってみた

2021-10-22 11:38:35 | タコ
2021.10.16(土)

大洗 大栄丸


東京湾でのうっぷんを晴らすため、タコを求め、大洗までやって来ました。


集合は4:30。

早く着くとバイクでは寒いです。
ギリギリを狙って行くと、最後に余っていた席は左舷2番でした。

先日、東京湾でボウズくらったときと同じ席です。ははははは。

  
左舷は7人。
後ろの4人はグループさんでした。
遅くなった日本の夜明けぜよ。
出港しても、まっ暗け。
もう秋ですね。


「バイクで来たの?寒いっしょ?」とお声がけくださった、気さくな常連Sさんは地元の方で、左どなりの3番です。

背もたれが無い2番ではなく、
背もたれが有る3番に入ったそうです。
さすがは常連ですね、慣れていらっしゃいます。



北東の風が強く、うねりもかなりあり、のろのろ進みます。
ドッタン、ドッタン。上から横から、海水がバッシャバッシャ。
ひょえぇぇ。


スタートフィッシングです。

本日チョイスした竿は半田丸の万能竿、沖0号です。
今日の海のタコにはちょうど良かったかも。


半田丸釣具を初めて訪れた際、店主の伴さんに勧められて購入した、思い入れのある竿です。
2.1mワンピースです。


「中深場用のキンメ竿を探していますが、こちらにちょうどいい竿は有りますか?」

という私の問いに、伴さんの言葉は次のようなかんじでした。


「魚の種類ごとに竿を揃えていたら、メーカーの思うツボです。この竿一本で、60号から350号オモリまで使えます。」

「メーカー表示の、オモリ負荷なんて、デタラメです。」

「150号負荷の竿は、150号以上の負荷をかけると、折れる竿という意味では、目安にはなりますが。」


私に竿を持たせて、
350号オモリをぶら下げ、伴さん、グイグイと下に引っ張ります。
 

「糸と一直線になった竿先は、糸の一部と考えてください。オモリの重さ、魚の重さで、竿の曲がるところが変わり、そこが竿の働きをします。」


「まだまだ曲がります。はい、キンメ、1枚付きました。はい、2枚、3枚、4枚、5枚。」


かなり強くぐいぐい引っ張られ、よろけました。


「ちゃんと持っていてください。この竿は、まだまだ余裕があります。」

「メーカーは、わざと折れる竿を作ります。なぜだか分かりますか?」

「折れれば新しい竿を買ってもらえるからです。」

「毎年、色を変えただけで、新開発と偽り、売りさばくのが、この業界です。」
 
「釣り具業界の会合で、『どうしてそんなインチキな竿を作るのだ?』と言ったら、干されて、嫌がらせを受け、仕入れが出来なくなりました。」

「しょうがないので、材料から研究し、仕入れルートを作り、竿の型を作り、絶対に折れない竿を作ったんです。干されたから、この竿が誕生したんです。」




初対面の私を相手に話しはまだまだ続きました。


漁師だった頃のエピソードや、


釣り雑誌や広辞苑から頼まれて、釣り用語の監修をしている話しや、


現在、誤用されている釣り用語を憂いている話し。


漫画『美味しんぼ』の間違いを指摘したら、漫画ファンとの間で論争に発展した話し。


超ビッグな客とのエピソードなど。


すっかり、私の方が釣り上げられてしまいました。


このあと、


新しい釣りがしたくなるたびに訪れ、相談し、

「すでにお持ちの竿で十分です。買う必要ありません。」

とか言われて、買わないことの方が多かったです。

計6本買いました。


廃業されたのが残念でなりません。
息子さんに漆塗りを修行させていると言ってましたので、

継ぐものだとばかり思っていました。


話しがそれました。



そうそう、なんで半田丸沖0号にしたかというくだりでした。



釣行前日、茨城のエギタコ釣りの動画を見ていました。

外海での釣りなので、うねりが高く、ザッブンザッブンした中で釣っている動画でした。


ハッとしました。
 
1.5mのイカ竿を玄関に出し、準備OKでしたが、

1.5mの、こん棒のように硬い竿ではきびしくないだろうか?


海底からエギを離しちゃダメな釣りなのに…

外海はうねり、キツイんだぜ。

ていうか明日、海が悪そうなんだけど…


イカ竿→半田丸沖0号にチェンジしました。長めの2.1mですし、胴から良くしなり、

うねりを吸収するはず。



小突きより海底キープを重視するぞ。



はい。

予想どおり、いや、それ以上に、うねりがありました。


海底からエギが離れぬよう、大きく竿を上下させました。

忙しく上下させているので、小突けるタイミングは短いです。


小突くにしても竿が柔らかいので、ブンブン、グワングワン、大きめに揺すらないと、エギが動かない気がします。


また、


少し離れたところのタコにも気付いて欲しいので、

空合わせするときは大きく竿を持ち上げることを心掛けました。



横流しするので、水深30mですが、60m位はすぐに糸が出ていきます。


空合わせするたびにクラッチを切って糸を送り続けるかんじです。


立ってられないレベルの揺れですから、疲れます。

そして果たして、こんなんで釣れるのかいな?

ぬーん。

1杯目。

おチビちゃんが釣れました。つい先日、ボウズだったので、チビでも嬉しい。


豚肉を巻きましたが、
ビロビロとズレるので、すぐに撤収しました。不器用な男です。


残りの豚肉は、ギャラリーのカモメさん達に投げました。

どうぞ食べてください。 



な、なんと、


左舷では私だけが釣れています。
しかも、3連荘で釣れました。

他はまだ誰も釣っていません。



1人だけ3連荘は、さすがに、ただの偶然とは思えません。



海底をしっかりキープできているからかな。

エギをしっかり動かせているからかな。

よし。今日は手が合っているぞ。


エギの針は大きい針に取り替えています。


東京湾ではまったく効果のほどが知れませんでしたが、改造エギ、ばっちりgoodでした。


なぜかって、


1回も巻きバレしなかったからです。

1回もですよ。


周りは2~3回に1回位は巻きバレしていたようですから。


それと、


電動リールも巻きバレ防止に役立った気がします。

テンション緩めず、
速攻で上げられますので。




もう、今日は幸せ。
 

左どなりの常連Sさんが絡んできて、笑わせてくれます。


曰く、

「もうそれ以上、釣らないで。追いつけなくなる。」

寝てていいから、休んでて。」

タコ、居なくなるから、もうやめて。」



まるで、旧知の友と釣りしている気分です。

あぁ楽し。笑いながら釣りしたのは久しぶりでした。



ところで、Sさんは独特な釣り方をします。

基本は手釣り。
竿も使います。

「エギ手釣り釣法」とでも言えばいいのかな。

 
小突きがタコに止められるまでは手釣り。

タコに止められたら、竿に持ち替え、たるんだPEラインを勢いよくリールで巻いて、


PEラインのたるみが無くなったら、下から上に、竿で豪快な合わせ。カッコいい。

いや〜器用ですよ。
楽しそう。


大栄丸でもう1人、同じ釣り方をする常連さんがいるそうです。


手だとタコのシグナルが、良く伝わるのかも知れませんね。


私なんて、シグナルなんて知ったこっちゃありません。空合わせするばかりですから。
 
だんだん疲れてきました。

クラッチを切ったり戻したり、
竿を上げたり下ろしたり。

うねる海で立ち続けるのはスクワットし続けるのとおなじ。すでに太ももプルプル。

まぁ釣れたし、余裕こいちゃいますか。

座ったまんま、クラッチ切ったまんま糸を送り出し、親指で止めてからの空合わせ。

編み出した、横着釣法です。

ですが、この横着釣法では1杯も釣れませんでした。

なんでだろ。

朝イチは調子の良かった私ですが、どんどん失速していきました。

頭の中はクエスチョンマークだらけでした。

が、しばらくして後、

釣れていた時の、朝の釣り方に戻してみました。

立ち上がって、クラッチ、カチャカチャ。竿は大きく上げ下げします。

さて、

スクワット釣法にした途端、すぐにタコが乗りました。

乗りましたというより、
乗りやがりました。

そうですか、そうですか、
休むなっていうことか。

思うに、

立っていた方が、空合わせする時、下から上まで大きく竿を振れる分、アピール効果が高いのか。

座って、クラッチ切ったまんまだと、エギは同じ場所に置きっぱなし。

広くタコのテリトリー探しが出来ていなかったのか。

立って空合わせすれば、エギは飛び上がりつつ、大きく移動するのでしょう。

さて、
 
船内状況はというと、左舷後ろの4人組が特に苦戦しているようです。

後半に入ろうかという頃にまだ、4人で2杯くらいでした。

Sさんがトイレがてら、船内を調べてきました。

釣れているのは前の方だけ。
現在、私がトップ。

右のミヨシ氏が1杯差で、2位につけているそうです。

むむむ。

普段はしない、緊張をしました。
どうせなら、竿頭で逃げ切りたいぞ。

どうなったかと言うと、

14杯で並ばれたあと、
15杯目を釣って逃げ切りに成功しました。
 
最後の15杯目は、今日の最大サイズで、重かったです。

電動リールが頑張っているあいだ、竿を支えているのがやっと。

タモ取りしてもらいました。

暴れるデカタコ、怖っ。
貼り付きまくります。

腕に、

太ももに、

バケツに、

そしてまた腕に、貼り付きます。力、ハンパないっす。

はっきり言って、怖い。

首根っこ引っ張っても無理。足、1本ずつなら剥がせますので、ベリベリ、ベリベリベリベリのくり返し。

悪戦苦闘の末、やっとこ洗濯ネットに収まった頃、終了の笛の音(大栄丸は体育教師みたいな笛を吹きます。)

タコが怖かったのと、剥がすのに疲れたのとで、腕も身体も震えてました。我ながら、ひ弱すぎる。

最後のタコの写真を撮る勇気なんてありません。洗濯ネットごと、パチリです。開けるもんかっ。
 
次、チャック開けるのは、氷で凍え死んで頂いた後です。

船長に念を押されました。

「15杯ね。今日トップだから。オレ忘れちゃうから、後でうちのカアちゃんに、15杯っていうのと、名前、言ってね。」

わーい。竿頭認定されました。

大洗港のちょいと沖に、ドドーンと長い沖堤防があります。なんとなく眺めていましたら、タイミング良く、Sさんが解説してくれました。

「ここ、良く釣れるんだよ。伊勢エビが釣れるよ。でも、震災後は渡船やってないんだよね。」

10年以上経ちましたが、津波を恐れ、客が来ないのか。または、釣り禁止になったのか。理由まではSさんも知らないそうです。

「大洗、けっこう、被害大きかったんですよね。」と、会話をつなぐ私。

「大栄丸は震災のとき、船長どこかに出かけていて、沖に船を出せなくて、テトラの間に突き刺さっていたんだよ。後で、引き抜いたけど。」

「えっ、この船ですか?」

「そう。となりの大洗丸は堤防に打ち上げられて、ゴロンと横になっていたよ。」

「えっ…」

「ここらの船は沖で3日間、避難したんだよ。1日1回、1隻が沖から全速力で港に戻って、全員分のおにぎり取って、また、全速力で沖に逃げたんだ。」

「…」

怖かっただろうな…

帰港し、カアちゃんこと、奥さまに15杯ってことと、名前を伝えました。

ところが釣果欄は、

竿頭18杯、2番16杯、3番15杯。
全体で、7~18杯。

オイオイ。盛ってるじゃん。

竿頭が18ってのもアレですが、スソが7ってのはいくらなんでもな。

ま、なんていうか、なんだかな。
ま、いいや。

今日の仕掛け。

仕掛けのロストは無しでした。
根がかりすらしませんでした。

後半、調子に乗ってスッテを1本追加し、4本付けにしました。

道具のおかげでたくさん釣れて、となりにも恵まれ楽しい釣りができました。

遅すぎたぜ

2021-10-07 15:59:22 | タコ
2021.10.3(日)

金沢漁港 横内丸



東京の緊急事態宣言が明けたので、県外に脱出するぜ。


タコ、行ってみよ。
タコ、コロナで、2年ぶり。
タコ、行きたくて、悶々としていたんだよね。



前回、タコ初挑戦で、

那珂湊の仙昇丸にて、1杯の貧果に終わりました。


その時、船長が教えてくれました。

「エギは針が小さいから、タコがバレるよ。」


さっそく、デカい針に付け替えました。
なかなか、いい出来じゃないのかな。



ただ、

東京湾のタコに有効なのか?
全く未知数です。


チビタコにアピールできるかなと、中古のスッテをぽちり。

兵庫県、脇漁具製作所。
 


専用サルカンは高いので、
ダブルスナップサルカンを、
2つつなげて、
経費削減サルカンです。


 
さて、


船宿はどこにしようかしら。


緊急事態宣言発令中、

東京湾と相模湾の15船を、
こまめにチェックしていました。


7月いっぱいで、タコ終了の船、

8月途中で、タコ終了の船、

9月途中で、タコ終了の船、


9月途中で、
スポットでしかやらなくなった船。


あ〜あ、
今年はタコ終わりかな、とほほ。



そんななか、

金沢漁港の横内丸は、10月も連日タコやっていました。

さすがに釣果は下降気味で、釣果欄に何杯釣れたか、書いていません。

台風16号による雨水流入も、不安要素です。

ま、1杯釣れたら良い方かな。


貧果の匂いがプンプンしますが、


ここにしますか。
タコ一筋の心意気が、気に入りました。



席はくじ引きでした。
ナイスですね。

テーブルの上のトランプを引かせ、
若い番号の人から、好きな席を選ぶシステムです。


くじ運強く、18人いる中、1番を引きました。


左舷1番をチョイスすると、
船長に、「上に立ちますか?」と聞かれたので、

あまり考えず「いいえ」と返事しておきました。


すると、

お立ち台に常連さんが立ち、
実質2番となりました。

あ〜なるほど。

「上に立ちますか?」とはそういう意味だったのか。


ま、どちらにしても良い席です。この時点ですでに釣れた気がするぞ。アホです。


船長が常連さんを相手に、

「昨日は千葉行ったんだけど、もう今日は絶対行かねぇ。」って、言いました。


つまりそれは、

神奈川で、どっこも釣れないので、千葉まで行ったんだけど、千葉もそれ以上にダメだったよ。やってらんねえよ。

という意味なんだろうな、きっと。



常連さんが聞きました。

「船長、昨日、ボウズいたの?」

「そりゃ、いるよぉ。ボウズいなけりゃ、オレ、ボウズなしって、書くもん。」


ハハハハハ。
気さくな船長です。

正面が、横内丸です。


全員乗り込んだ頃、
桟橋で船長のレクチャーが始まりました。

「オモリは浮かしちゃダメ。」

船長がオモリを浮かさないまま、竿をガシャガシャ、シェイクすると、桟橋の上のエギがワシャワシャ踊りました。

 
「8秒〜10秒したら、から合わせ。」


「飾りつける人は、エギに絡まないように、ずっと上に付ける。直接、エギに付けるのは良くない。針掛かりの邪魔になるから。」


「今日はずっと、根がかりするところ流していくから、根がかりするよ。」


根がかりしたら、引っ張ったりしない。すぐに諦める。すぐにクラッチ切って。」


「船に木の板が用意してあるから、6回巻く。ジッと待ってれば、船が動いてるから、切れるから。移動合図した時、『根がかりしてるから待って』とか言わないで。板に糸巻いて待っていればそれで切れるから。」

なるほど…


「エサは付けた方がいいよ。エサ、持ってない人で欲しい人がいれば、船宿に来て。売るから。船では売ってないから。」

買いました。
とり皮500円ナリ。




肉巻き問題。

吉久のブログに、

「肉巻きや飾りはやめましょう。釣果変わらず、むしろ、潮受けて感度落ち、釣り辛くなるだけです。」

って、書いてありました。



黒川本家のブログには、

「肉巻き審議中。最後に船渡る時に滑ると怖くて。」


って、書いてありました。

釣果変わらないどころか、

船長が滑って怖いって言うなら、肉巻きやめるべ〜、と思っていたんだけどな…


郷に入っては郷に従えってことで、

肉巻きますか。

こんなかんじでしたが、

とり皮を巻きました。

竿とリールは、

仙昇丸の見事な操船で、海底から救出されたものです。



あれから、尻手ロープは必ず付けています。

この辺の岸壁からスタートフィッシング。

シーパラが見えます。
右端のカヤックの人はタコ狙いかな。

岸壁スレッスレを流します。

船の先っぽを舐めるよう、風にのって、流れていきます。


テトラポッド、スケスケです。
ミヨシの足元は、もろにテトラ海峡です。


根がかりするのが分かっていて、投入します。ハードな釣りだな。

 


平日は近づけないような、
工業地帯を転々と、攻めていきます。



PE8号で、先糸は付けません。



黒川本家のブログに、

船長は先糸、付けないよ〜」
って、書いてありましたし、



ロストした時、先糸結んでいたら、手返し悪いですからね。


実際、

先糸が無くても、高切れもせず、
ちゃんと仕掛けのすぐ上で切れます。
 

あらかじめ、仕掛け近くのPEは、

牡蠣にやられ、ガサガサヨレヨレになっていて、そこで切れるようです。


そして、

根がかりしても回収できたことが多かったのには驚きました。

10回位、根掛かりし、
ロストしたのは3回でした。


海綿体とかをむしり取り、
無傷で回収ってことが、何度もありました。

サルカンのスナップをひん曲げ、エギ1つのロストで回収できたこともありました。
  
針がひん曲がって回収できたこともありました。

ペンチで強引に曲げ、ヤスリで研げば使えます。 


PE8号だから出来たのでしょう。

また、丈夫な針だから出来たのでしょう。

工場萌え。

萌え萌え。

磯子海つり施設。

平日は、ここまで近づけないだろうな。
南本牧ふ頭との間も攻めます。
コンテナ積込み中の船には近づきません。
 
コンテナ積込み中でなければ、ガントリークレーンの下までも攻めます。
こちらには、近づけません。

根岸湾に向けてだんだん北上しつつ、岸壁を攻め続けました。

イカ釣りのように、探索中に座ったり寝たりは出来ません。休めません。



釣れる気がしません。
とはいえ、
ボウズは避けたい…



コツコツコツコツ。
コツコツコツコツ。
コツコツコツコツ。
コツコツコツコツ。



 
はい。 

ボウズでした。
お立ち台の常連氏もボウズでしたし、ま、しょうがないか。 

ニコニコと、とてもかんじの良い方でした。

笑顔で私に、一言、
「渋いですね。」


私も笑顔で、一言、
「はい。」



ボウズどうしで、妙な連帯感。
同士がいて、少しだけ救われます。


トモ側は、さらにボウズが多かったようです。
 



クジ運を活かすことができず、


無念なり。

このままでは終われないぜよ。
タコの野郎…