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ウロコナイ釣行

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望月船長の特訓

2021-04-01 16:00:26 | スミイカ
2019.2.11(祝)

八幡橋 濱生丸(鴨下丸)



首都高山手トンネルを抜けると、吹雪いているじゃん。
バイクのライトに照らされた雪が乱舞しているよ。

引き返した方が良くね?

同時刻、ゲートブリッジでは、凍結によるスリップ事故が発生していました。


ビビりつつも、そのまま行っちゃいました。


スッテ無しのテンヤオンリーで勝負します。
PE劣化していたので、新しく巻き直しました。

出船前、望月船長は、タバコをふかしている客に、
「オレも吸うんだけどさぁ、周りに気を使うよう頼むね。」
と、やんわり指導している。

船長、マジ、カッコいいぜ。



雪は止みましたが、風強く、寒い、寒すぎます。


独り言のような、慰めのようなアナウンスが入りました。
「罰ゲーム並みの寒さだなぁ」
船長も寒いんですね。
 
左舷は4人、空いています。
前から2番目を指定されました。 
これはもしや、うわさの特訓席ですか?
よっしゃ、ガンバれ、私。

左となりは、みのろうさんの先輩(ミスターX氏)。
前回もおとなり同士、奇遇ですね。


その旨、お声掛けしたところ、

「あーーーっ、覚えています(笑)いました、いました(笑)」
 
良かった。覚えていてくれました。


ミスターX氏に対して、疑問に思っていたことを質問しました。

「前回、竿をシェイクしていましたが、あれは小突いたりしているんですか?」

「違います(笑)」

「潮で押されたPEを、まっすぐ張るためにするんですよ。絶対にテンヤは動かしちゃダメですよ(笑)」

ナルホド。
そんなテクニック、あるんですね。勉強になります。

動かしちゃいけないのは知っていたので、変だな〜と思っていたんです。



望月船長じきじきの猛特訓、はじまりはじまり~。

船長プロデュースの竿買ったシロウトが、立て続けに来たし、客も少ないしということで、
船長にスイッチが入ったのかも知れません。

マイクを使っての、公開特訓です。
なので、ちょっと恥ずかしいですが、
素直に嬉しいです。がんばるぞー



「右手はもっと前。」

「竿を脇にかかえんな。だからカッコ悪いんだよ。」
 
「毎回クラッチ切んだよ。で、巻きながら戻して、シャクる。そんな下からシャクんない。9時からだよ。短く、シュッと、、、基本はな。」
 
指示通り、修行に励みます。
今日は集中力が違います。
 
8:45 1杯目
9:15 2杯目

シャクリが良くなると、イカはちゃんと反応するんですね(涙)
 
ミスターX氏からも祝福の言葉を頂きました。
「船長の言うとおりにやればちゃんと釣れるでしょ。」
 
 
寒すぎて、素早く動けません。特に指が、、

なので、8~10秒に1回シャクりました。それが精一杯。それより速くは無理でした。

特訓は続きます。

「投げなくていいよ。まずは下で確実に取れるようになれ。」

「投げなくていいとは言ったけど、20回やったら1回巻き上げてリフレッシュすんだよ。」

「朝よりだいぶ良くなってんだけどな。結果がついて来ねぇな。今日の感じだと1時間に1杯だな。頑張れ。」

「今日は右舷有利だな、左舷までまわって来ないな。目標5杯、頑張れ。」

頑張れの言葉の響きに温かいものを感じます。
 


12:30 3杯目

初めて、タモ無しで取り込みます。
スミイカをためらうことなく、座席に置く私。

ブッシャー。 
 
あ、そうか、やっちまった、バカバカ。


幸い船長は笑ってくれて、

「人のやってるの、ちゃんと見てろよ(笑)」

「水出すからホースで流して。」



その後、
うおっ、、、チップした!

「あー、すぐに落とせ落とせ。」


「すぐに落としても、20回やってダメならもうダメだな。やり直せ。」

船長、ずっと見守ってくれているんですね。
チップも見逃さないなんて。


13:45 4杯目

「テンヤをつかむ。人に向けんじゃねーよ、海に向けろ。」

「はい、あと1杯、頑張れ。」

「慣れてきたら、もう少し短い幅でシャクった方がいいな。」

 「上っ潮が速いから、思ったほどテンヤが動いてないから、そのぐらいの幅でいいかもな。」



「乗ったーーーっ!」(←船長の声)


「何やってんだよ(怒)ゴリゴリ慌てて巻くからバレんだよ(怒)ゆっくり巻くんだよ。」


はい。たしかに、慌ててゴリゴリ巻きました。トホホ。

以上、私は4杯にて終了。

 
念のため、注意された人を紹介します。
チームワーク、大切って事ですね。
 

①「ハイ、上げて」「乗ってたら言えよ(怒)」
船、動き出しちゃいました。
特に後ろは船長から見えづらいので、大きな声でアピールしましょう。
 
②「なんでタモ頼めねぇかな(怒)」
船べりポチャンの客にアナウンスです。



ミスターX氏が船長に質問し、
船長の答え↓

「投げてもどんどん遠くに行っちゃうんだと、投げても意味ないね。逆に戻って来るんだと投げてもいいけど。」

理由は私には分かりません。
スミマセン。


釣果欄 1~14

充実の1日でした。
望月船長、ありがとうございました。
 

※似顔絵はイメージです。
※実際はイケメンです。

濱生丸の門を叩く

2021-03-31 09:58:33 | スミイカ
2019.1.27(日) 

八幡橋 濱生丸(鴨下丸)



伝統釣法で狙う、テンヤスミイカやりたかったんです。

マニアックな香りがプンプンします。レパートリーの1つに加えたい。


検索していると、

カリスマ船長とか、
望月道場とか、恐ろしげなワードがヒットします。


いやぁ、ちょっと怖いな。

でも、

上手くなるためなら、シゴいてもらいたい気も、するかな。


代用できる竿は無く、専用竿が必要らしい。道具からしてすでにマニアックです。

おっ、カリスマ船長プロデュースの専用竿がオーダーできるのか。

いいじゃないの、その竿なら間違えないっしょ。
ていうか、その竿が欲しいっ。


濱生丸常連の【みのろうの釣り雑記】を拝読し、
なんとなくですが、望月船長の優しい人柄を知りました。

みのろうさんのおかげで決心がつき、

望月船長にTELし、ZieL 墨烏賊 type Sを注文しました。
何色にでもしてくれるとのことでしたので、和竿風に。

完成の知らせを受け、予約を入れました。
↑カッコイイ。

座席表にはすでに名前が書いてありました。船長が座席を割り振るようです。
右舷胴の間に私の名前がありました。
 
船長に1番近く、指導を受けやすい左舷胴の間を内心、期待していましたが、
初心者グループさんに割り振られていました。
バランス良く考えて割り振っているようです。

座席表、左舷トモ寄りに、みのろうさんの名がありました。今日、乗船するんですね。

受付後、近くのセブンでみのろうさんに遭遇しました。
声を掛けるチャンスでしたが、勇気出せませんでした。

出船までしばし、店内で常連さん達の会話がはずみます。 

みのろうさんのブログに時々登場する、職場の先輩(ミスターX)がいます。

【ハルちゃん釣り名人計画】のハルちゃんのパパまでいます。
湾フグ挑戦した際、パパの記事、読みました。

有名人ばかりじゃん。そんな中、

ウロコアル魚用の竿、電動リールを売りさばくため、黙々とヤフオクに入力する私。

ウロコナイ釣り師になります。
そんな2019年、幕開けでした。



出船前レクチャーです。

「初めての人、教えるから、こっち来て〜」

「シャコが短いときは、しっぽ側の竹串を余らせる。」

「竿と糸の角度、直角、90度にして、4秒待ってシャクる。」

「9:00→10:30の角度に持っていく感じ。シュッ、シュッとこんなかんじ。」

「リールが支点。カッコ良くシャクって。」


ポイントに到着し、いよいよ、第1投目、フライングで投入した客がいました。

「何やってんだよっっっ(怒)」
と、アナウンス。

ひょえぇ、こえぇ、ガラ悪い。
 
ミヨシでチェーンスモークの客には、
「そこ、風上だから、少し遠慮して(怒)」と、アナウンス。

カッコイイ。客に媚びたりしない。
常識ないと思う客には、言いづらいこともズバッと言う。

こういう船長いるんですね。

常連客が沢山ついているのは、釣らせるからだけじゃなくて、船長の人柄にもあるようです。

開始まもなく、隣りとまつった私のところに駆けつけ、

「スッテは外しましょうか」と、優しく、丁寧な言葉づかいでアドバイス。
ツ、ツンデレ指導法ですか?
いつ巻いたか忘れるくらい古い、(たぶん)PE2号を巻いたアンバサダー4500Cを使いましたが、

シャクった拍子に2回、ブチリと切れまして、テンヤ2つが海に消えました(涙)。

PE、劣化していました。
反省です。

デカいハンドルに付け替えていたせいでしょうか、ハンドルが手に触れやすく、

アンダースローする際、クラッチがすぐに切れ、テンヤが宙で急ブレーキをくらい、びっくりします。

ブチッ、とぶっ飛んで行きそうになること、5~6回。ヒヤヒヤでした。


スミイカはそう簡単ではなく、なかなか乗ってくれません。チップもありません。

右舷7人のうち、取り残されていたのは私だけだった気がします。


そろそろ、ボウズを覚悟した、13:30、

ガシッと乗りました。
ウオォォォォ。
ついに乗りました。
船長、すぐに来てくれて、

「いったん顔出したら止めて」

「タモ入れるから待って」

「クラッチ切んなきゃ、竿折れちゃうよ」 

喜びに浸る間もなく、叱られました。

あ〜、釣れて良かった〜
1杯の喜びが大きい釣りです。
1杯とボウズとでは雲泥の差ですから。
   

釣果欄は、0~11でした。



下船後、速攻でバイクに跨り、帰宅。
初場所千秋楽、貴景勝初優勝の中継に間に合いました。

首都高でささっと通える範囲の釣行、良いなぁ。