◆ヤケド発見伝②

　　　　　◆　↑　こちら、巨大生物、地球さま。


お待たせしました！

先日の日記に引き続き、
ヤケド体験からの　「第２の発見」　の考察です。

このブログを初めてお読みになる方は、
まずコチラからどうぞ。


●２つめの発見は、
「地球は生きている！」　という実感でした。

熱い熱い体温で息をしながら、
地球は今このときを生き、常に動いているんだ！

地球自体がまぎれもないイキモノで、私たちは、
そのイキモノの上にのっかって暮らしている
ちっちゃいちっちゃい　“粒々コビト”　なんだ！と、
今回のヤケドで、まさに体感しました。


今までも、山々を眺めたりするといつも、

「山って、人間にとっては巨大で雄大な存在だけど、
　他の星から見たら、きっとエベレストですら、
　地球の吹き出物くらいなもんなんだろうなー」

と思っていたのですが、今回はコビトとして、
それを逆実感しました。

●自分の中のスケール（ものさし）が、一気に、
巨大（マクロ）かつミクロになった感じです。


今日、病院で久々にナショナルジオグラフィックを見つけ、
開いたら、微生物の生態系について書かれていました。

ある科学者が30センチ四方の立方体の骨組みを
世界のいくつかの自然界に置き、一定期間、
特殊なカメラでその内側に存在する生物を調べたら、
その空間（土壌も含む）内だけで、
何千万種もの、微生物をはじめとする生物たちが
確認され、そのすべてが関連し合って
生態系を成していることがわかったそうです。

それはそっくりそのまま、
私たちの日常の環境にもあてはまるんだと思います。


●私たち人間は、その雑誌に載っていた、
不思議なカタチをした微生物の一種と、何ら変わらない存在。
この地球の生態系に組み込まれている、無数の生物のうちの一種。

そして、そんな私たちの体内にもまた、
地球上の生態系と同じくらい
緻密で驚異的な生物（細胞）たちの生態系があり、
すべてがそれぞれ、個体ごとのバランスで関連し合い、
宇宙に一つだけの存在であるその個体の、
個性をカタチづくっている……


気が遠くなるほど不可思議だけれど、まぎれもない現実でもある
この世の“マトリョーシカシステム（相似形のこと）”を想い、
皮膚科の待合室で、しばし宇宙遊泳しました（笑）。


●もしも私たち人間がみんな
地球という巨大生物に寄生して生かしてもらっている
「粒々コビト」　であることを自覚していたら、
ヒトの生き方や暮らし方は、
大きく変わってくるのでは……と思います。

きっと太古の人類や、各地に生きていた先住民の方々は、
それを、今よりずっとたくさん、わかっていたのでしょう。

昔の暮らしの中にたくさんの神事や祭りが
溶け込んでいたのは、それが

「寄生先である地球のリズムを察知し、
　逆らわず一体化するための感覚」

を研ぎ澄ますために編み出された、
人間の精一杯の智恵と心だったからなのではないかな……


●ともかく、私は今回の事件で一気に、
地球さんのパワーに畏れ入りました（笑）。

友人のダイちゃん
（洞爺湖の古民家カレー店「ちゃいはな」店主。
　カレーおいしいですよ～！）　が、

「山に登って頂上で景色を見渡すとさ、
　うわ～オレってちっちぇー！って思うわけ。

　で、山の端っこで、ひんつぶれた
　おにぎりとか食いながら、
　
　あー幸せだな～！！！って思うんだよね～」

と、ほんとに幸せそうな顔で笑ってたけど、
今、その気持ちがしみじみわかる。


地球かぁさーん、地球とぉさーん、
産んでくれてありがと～！！！
おかげさまで生きてます～！！！
ここにいれて幸せです～！


……って感じです（笑）


●イキモノは動く。変化する。
だから、地震も起きて当たり前。
津波も、洪水も、噴火も、起きて当たり前。

地球とヒトは親子関係だから、当然シンクロしてる。
（地球で生まれた命は全部、
　地球上に存在する成分でできた、地球のコドモ）

地球に起きることはヒトにも起きるし、
ヒトに起きることは地球にも起きる。

これらの大基本さえ踏まえておけば、
原発施設も、爆弾や化学兵器工場も、アレもコレも、
自ずと　つくらなくなるんじゃないかな……

だって、危ないもん。

どんなに頑丈に作ったって、
地球のパワーには、かないっこないもん。

なんたって私たちは、
地球に寄生させてもらってる　「粒々コビト」　ですからね。


●地震を地球の自然な生命活動ととらえると、
地震大国と言われる日本は、
非常にエネルギッシュな土地ということになり、

地球のコドモであるヒトは、
ヒトの母子がシンクロしているのと同じく、
リズムや性質が地球とシンクロしているはずだから、

地震エリアに長年住み続けてきた私たち日本人のＤＮＡには、
絶大な地震エネルギーがしみこんでいる、と考えられる。

「冷え」や「固定」を揺るがす、
熱くて、でっかい、流動のエネルギー。

固定概念をくつがえす、
ダイナミックでフレッシュなパワー。

ほんとは、地震大国の住民である私たち日本人はみんな、
そんな性質を持ち合わせているのでは……？

そして、こんな熱い温泉が日々湧き出しているエリアに
住んでいるニセコの人々もまた、
そんな可能性を秘めた人々なのでは……？

……このたびの事件から、
そんな新たなる潜在力を確信し、ワクワクしている私です。


（ヤケド発見伝③に、つづく……）