プラムフィールズ27番地。

本・映画・美術・仙台89ers・フィギュアスケートについての四方山話。

< 鬼滅の刃 柱稽古篇 >

2024年08月11日 | ドラマ。
とにかく先に、最終回のラストにだけ言及させて。

――その場にいない人にまで落とし穴を仕掛けることが可能なら、
とっとと一人ずつ柱や鬼殺隊を無限城に強制連行して、何百年も前に殲滅させとけ!

――しかもまとめる意味がないだろう!たとえ柱や隊士の力量を侮っているとしても、
一度に10人の相手をするのと、30人を相手にするのは手間が違う。
その場にいた柱たち(と炭治郎)だけが落とし穴に落ちるならまだしも、
わざわざ伊之助とか何とかさん、モブまで集める!?

……って思いました。


柱稽古篇はとにかく繋ぎの部分だろうから、大した話にならないのは予想出来た。
一人ひとりの過去話も興味深くはあったけど、やっぱり設定語りなんだよなー。
「鬼滅の刃」はある程度面白い。だが、昨今の通弊である
「設定=ストーリーだと勘違いしている」を免れてはいないな、と。

面白かったのは炭治郎が作ったお食事をみんなが喜んで食べているところ。
こういうんでいいだよ、と思った。まあこれだけでいいわけではないけど。
情報密度が低いから。

全然背景が語られてなかったヒメジマさんの背景がようやく出てきたと思ったら、
ストレートな語りだけで、うっすいうっすい。
あれは15分くらいの尺でしたか?
マンガでもあの程度しか語られてないんでしょうな。だって全23巻しかないもの。

わたしは大人気のマンガを23巻で終わらせた、作者及び出版社の英断を評価したい。
昨今人気があるからって永遠に続くマンガも多いようですからね。

……でも正直、設定を考えるだけ考えて、それを話として見せるのには失敗している
のではないかと推測してるのよ。マンガは上手く見せているのかもしれないけど。
アニメは物足りないなー。


炭治郎の悲劇から説き起こして……って、立志編と無限列車編と遊郭編は
そこまで設定語りばっかりとは思わなかった気がするんだけど(多少は気になった)、
刀鍛冶編と柱稽古篇は疑問でしたね。

あとは最後の戦いを描くだけで、柱の背後関係とかはスルーなんでしょう?
柱の背後関係をこの程度で描くのなら、柱はせいぜい5人くらいにして
それぞれをもっと詳しく……と思うなあ。設定語りではなく話として見たかった。

そしてかなり疑問なんだけど、禰豆子が柱稽古篇に全然出て来ないのは?
禰豆子が太陽を克服したのはこの全体の話の中ですごく重要な要素であるはずだけど、
そこはちゃんと説明されるんだよね?

内容のあまりない柱稽古篇なんかはその説明にぴったりのタイミングなのに。
というか、ここで説明しないとむしろ説明するところなくならない?
それとも最後に明かされる最大の秘密ってことなのだろうか。
うーん。疑問。

あと、実川弟が鬼を喰ったエピソードなんて、そんなインパクトのあること、
そこは描かなきゃダメだろうと思うんだけど、描写はないよね?
ここ深掘りしないんだー、不思議ーと思っている。


次は映画なんですね?
わたしは劇場まではいかないだろうと思う。テレビ放映を待つ。
三部作になるんでしょうか。そうなると最低足掛け3年ですか?
ちょっと長すぎる気がするけど。
でも無限城編がコミックスで16巻から23巻までとなると、やっぱり3作くらい要るか。

ただ、3作全部戦闘シーンってことにならないかね。
何しろすでに無限城におびき出されているんだし。回想多めに挟むとしても、
始まりから終わりまでずーっと戦いだったら、ストーリーとしてちと飽きそう。
それこそ戦闘シーンと回想語りばっかりだったら旨味がないですよ。
どうするんでしょうか。




コメント
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