お好み夜話-Ver2

東京マラソン伴走記

やっぱり「東京マラソン」は面白い。

なぜかチームモグランポでは仮装して走るということになってしまったが、ただ走るだけでは勿体無いくらいの大声援と、交通規制をされた都心の道路の真中を走れるという快感に酔いしれる。

今回は小僧の10㎞の伴走で主役より目立ってはダメだから、2009年の「諏訪湖マラソン」で着た「なんちゃってセブン」にして、スタート前の寒さ対策用のポンチョやジャケットを仕舞えるバッグを背負って走ることにした。


7時過ぎに都庁の入場ゲート前に到着したが、もうすでに大混雑。

ゼッケン確認と荷物検査を受け、バカネゴンの荷物トラックのそばの歩道に敷物を広げて着替えた。

しかし小僧の着替えやゼッケン付けを手伝いながらふと見ると、バカネゴンの調子コキは寒さに震えながらおにぎりなんぞ食べて、いっこうに着替える様子がない。

なにしてるんだと問うと、着替えるのが恥ずかしく手伝って欲しいという。

まあ最初から手伝うつもりでいたが、この期に及んで変身するのが恥ずかしいとは何というチキン野郎だ。

そうこうしているうちに荷物預かりのタイムリミットが刻々と迫り、小僧の日比谷行きの荷物バスは一番離れてところにあるので焦る。

ふたり分の着替えを手伝い、最後に自分が着替え、大混雑の中をバカネゴンの荷物預かりバスまで手を引いて向かい、さらに小僧の手荷物バスまで移動する。


その途中どこかのテレビクルーが、重度の仮装をしているランナーを取材しているところに出くわす。

これはチャンスと恥ずかしがるバカネゴンを前に押し出しそのランナーとからませると、これ幸いと取材側もカメラを回しシャッターを切る。

これで度胸がついたバカネゴン、可愛い女性ランナーを見つけると嬉々として手を差し伸べた、ちゃっかり


無事荷物を預けて、バカネゴンの整列するKグループの近くまで手を引いて連れて行き、小僧の並ぶEグループへと戻った。


スタート前のセレモニーが行われ、ちゃっかりバカネゴンの言う新都知事「ソトゾエ」さんはなぜか居らず、あのデリカシーのカケラもない失言の元総理がいけしゃあしゃあと挨拶し、エリートランナーの紹介に続いて車椅子ランナーがスタートした。

興奮状態の小僧は周りのランナーから写メを撮られ、スペシュウム光線発射ポーズするのだが、

残念ながら左右の手のクロスが違う😨

これじゃプラズマスパークはおこらず、スペシュウム光線は発射しないのよねぇ👎

そうこうしているうちにスタート時間になり、多くのランナーがGPSウォッチをセットした。

号砲一発マラソンが始まるが、しばらく列は動かない。

ゆっくり歩いてスタート地点へ近づいて行くと、紙吹雪がチラホラと舞ってきて、手を伸ばしてそれを取ろうと背伸びする女性ランナーもいる。

昨年かあちゃんと並んだGグループでは後ろすぎて、紙吹雪は跡形もなく道路に散っていたが、テレビでしか見れなかったスタートの余韻が体験できて幸せ😄

少しづつ走り出した行列の中、小僧を道路の左側へ誘導して3分弱遅れてスタート地点通過。

小僧の興奮も最高潮、「ウォー‼︎」というような声を上げ、がむしゃらに走りだし沿道の人にハイタッチを求めようとするのを競走馬をなだめるように制御して、前後左右のランナーにぶつからないように気を配る。


耳元で「ゆっくり、ゆっくり」と繰り返し呼びかけ、流れに沿って靖国通りを歌舞伎町の方へ向かうと、歩道に設けられた仮設トイレに並ぶ列の中に師匠のアンパンマンを発見。

写メを撮り、先に行く。

どうせ小僧のペースなら楽に追いつかれるのだ。


何度か小僧と練習した防衛省前の敬礼。

演奏の軍楽隊に向け、ヘンテコなスペシュウム光線ポーズを決めると、ラッパを吹いていた隊員が思わず口を離して吹き出した😁


何匹かいたフナッシーを追い抜き、飯田橋の手前でアンパンマンにおいつかれた。

前が見えないというアンパンマンと並走して行くと、

思いがけず赤と黄色のトリオに😜

ウルトラマンとアンパンマンは声援もすごく、二人とも積極的にハイタッチをして順調に皇居へ近づいて行く。

だが油断するとすぐに右へ右へ傾いてしまう小僧の走りグセを注意して誘導して、もっとペースを落とすように繰り返し呼びかける。

日比谷が近づいて来ると、10kmは右側へと指示が出ているのを見て小僧は慌て出すが、まだ大丈夫だとなだめながら左側を進む。

皇居を左に折れ、日比谷へ向かう途中で道路を横切りセンターラインを越えて10kmの走路に入った。

アンパンマンもセンターライン寄りを走ってくれるが、ここでお別れだ。

握手して検討を祈り、フルのランナーでごった返している道とは対照的なガラガラの道を行くと、「ホリちゃん」が大きな声で呼びかけるのを聞いてそちらへ寄って行く。

しかしゴールする喜びで大興奮のウルトラマンは、かあちゃんやみんなの前で決めポーズをするのももどかしく、さっさと行ってしまう素っ気なさ。

それを追いかけ、最後の走路をダッシュして、両手を上げ笑顔でゴールした😄


ゴールした途端お面を外そうとするのでそれを押しとどめ、メダルをかけて貰うまでヒーローでいろと注意してフィニッシュロードを歩く。

ボランティアスタッフから拍手を贈られタオルをかけてもらい、ドリンクを貰った。

スタッフには障害者の子もいるし、みなさん暖かい。

メダルをかけて貰い、最後のスペシュウムポーズをして小僧の「東京マラソン」は終わった。

もっと走りたかったが、これはこれで面白かったし、伴走の大変さがよくわかった。

小僧はまだ手のかからない方だけれど、もっと障害の重い人や視覚障害者の方の伴走は一段と苦労するのが肌で感じられた。

障害者の子供と走るお父さんを抜く際には、頑張りましょうと声をかけて走った。

小僧の軌道修正をするために手を使ったせいか、足はまったく何でもないのに、腕と肩が筋肉痛だ😅

いい経験をさせてもらった「東京マラソン」だった。

来年ももちろんエントリーする💪

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