朝の4時から小僧がブツブツ言い出し、6時前にはリュックを背負ってそわそわ、
「着替えてください。ただちに着替えてください」
とオヤジとかあちゃんをせき立てる。
まだ早いと何度言い聞かせてもリュックを下ろさず、人のトイレにまでついてくる始末。
もう忙しないので早めに家を出て駅へ向かった。
上野駅に着くなり小僧は
「駅弁ですね、オレは駅弁です」
と、改札より先に駅弁屋へ向かい、朝っぱらからヒレカツ弁当とアイスコーヒーを買ってご満悦。
やまびこの車内でさっさと駅弁を平らげ、
「昼はうーめんです、これは決定です」
ともう昼飯のことを思い浮かべている。
白石蔵王駅下車

10分ほど歩いてJR白石駅へ。

駅のコインロッカーに荷物を預け、ひょろっと短パンに着替えて白石城へ向かう。
この静かな城下町も「危険な暑さ」で、親子3人汗ダラダラ💦
途中のシャッターの下りた商店の前に昭和の遺物が⁉️

ビクターのカラーテレビを知っている人が今どきどれだけいるだろう?
で、10分ほど歩いて白石城到着。



例によって我ら親子は障害者手帳のおかげで無料で入城、急な階段を上がって天守に至ると、

そこはなんと「東北ずん子」に占拠されていた😮


「東北ずん子」というのは、東北全体を応援するキャラクターのようで、ずんだ餅をモチーフとした「ずん子」とイタコをモチーフとした「東北イタコ」、きりたんぽをモチーフとした「東北きりたん」が「東北三姉妹」としてこのプロジェクトの中核で、その他いろいろなキャラがいるそうな。
二階、三階と城の至るところで「ずん子」が微笑み、もはやここは「東北ずん子」城状態。
今どきはどこの地域も2次元の美少女やイケメンが盛り上げ役で、鬼の「片倉小十郎」も刀剣乱舞なキャラになっちゃっているのだ。
風通しの良い天守で我ら親子はしばし涼み、ミュージアムをみて武家屋敷にまわり、「うーめん、ウーメン」とダミアンのように呟く小僧のご要望どおり、温麺街道沿いにある「やまぶき亭」に入った。

ここはちょっと前に「出川哲朗」が充電バイクの旅で「ケンコバ」と訪れた店で、温から冷までかず多くの温麺メニューがある。
小僧は一番お高い

で、かあちゃんは

オヤジは兎にも角にもちべたいとビールと秋鯖の文化干し定食ご飯少なめを。

一同大満足🤣
お土産の温麺を買って駅へ戻り、宿の送迎バスを待った。
今宵は駅から20分ほど離れた鎌先温泉に一泊する。
さあ温泉、温泉♨️