最初はどこから手をつけようか考えたんですけどね、
まぁあんまり難しくなくて工作が簡単なモノからにしようってことで、
「エンジンのマウントプレート」からやってみることにしました。
このパーツ、過去にいろんなバイクで作ったことがあるんですが、
とりあえずこれまでに割れちゃったとか不具合が出たっていう経験もないので、
「まぁ大丈夫でしょう」っていう「根拠のない経験値重視」です。
手元に4mm厚の板があったので、これを選びました。
バンドソーでぐるっと切り抜いて、ボルトの通る穴を開けて、
中程に軽め穴を開けてチョイチョイって磨けば、あら完成。
元のカタチと同じものを作れば良いわけですから、
「どんなカタチにしよ~かな~?」とか、別に悩む必要もないですしね。
ケガキなんかも、そのまんまなぞれば良いんですから楽です。
で、一度まったく同じモノを作ってみたんですが、う~ん、なんだか気に入らない。
同じカタチなんだからおかしくないはずなんだけど、なんか、しっくりこない。
ここでちょいと悩みました。なんでだろ~って、ね。
で、自分なりに考えてみました。
「取り付けボルトの周囲の余白の部分、少し広めにした方が良いのかな~」
「軽め穴はノーマルの三角っぽいんじゃなくて、丸穴にしようかな~」
厚味が倍(元の鉄っちんは2mmでした。薄~!)になった分、
同じサイズだとボルト周囲の余白が少なく見えてちょっと貧弱に感じるんでしょうか。
全体に2mmほど拡大したサイズにしてやったら、どうやら収まりは良くなりました。
軽め穴は、フレームとかスイングアームピポッドまわりなんかとお揃いにして、
素直に丸穴の方が合ってるんではないかと考えました。
いろんな所で軽め穴は丸く抜いてあるんだから、ここも同じ方が良いんではないか、と。
ついでに作ってみたのが、チェーン引きのスネイルカムです。
こればっかりは周囲のサイズを違えて作るわけにもいかなないので、同寸で。
外周に段々がついてる機種なんかもありますが、RLはのっぺり式なので楽です。
後端あたり、どこかに強くぶつけると曲がってしまいそうですが、
ま、そしたらまた作れば良いし、何か他のカタチ考えても良いですしね。
こういうのはすべて自己責任でやってるわけですから、お気楽に考えてます。
出来上がった三種のパーツを取り付けてみて、
「う~ん、だからどうなの?」って感じですね~。特に感慨も無く…。
もともとそれほど存在感のあるパーツではありませんしね。
ま、初めの一歩はこんな感じでスタートしました。
もっとちゃんと磨けよ!って怒られちゃいそうですが、
全体が出来上がってきたところで揃えて仕上げようと、中途半端な作業はお許しを。
わしCR用の、高額外注で頼んでました。余白部分、印象の違いにはビックリです!
まだNCで加工した部品なんてお目にかかれる時代じゃなかったですもんね。
いかにも「手で作りました」っていうのが「雰囲気」ですし。
多少へんちくりんでも、人に頼まず「自分の手でやる」のが目的ですから、
ま、こんな感じで良いんではないかと。
細かいところのサイズをちょっと変えたりして楽しむのも、
自分流カスタムの楽しさですよね。