A.C.T.S.用務員のコツコツ工作帖

なんだかここんとこ「なんでも帖」になってますが…

長年の夢、かなえたくて

2009-06-14 | RL250

本当は、工作した順番でブログに載せていこうかと思ってたんですが、
白状してしまえば正確にどんな順番で工作してたか、忘れちゃったんですわ。
ちゃんとメモとったりしてるわけでもなく、思いつきで作業してますから、いつも。

で、唐突ですが、直近の工作。タンクキャップです。
元は、スズキさん定番の乳白色のプラスチックのやつ。TMとかに共通のあれです。
ホンダCRなんかのアルミキャップもカッコ良いんですが、
このスズキタイプもなかなかのデザインですよね。
これを、そのまんまのカタチと寸法でアルミにしてみようと思いました。
昔からやってみたかったんですけどね~、今までなかなか機会が無くて。

とは言っても、内側のネジを切る道具を持っているわけではない、どうしよ…。
で、考えたのが、ノーマルのネジ部分だけ使う方法。ま、ガワだけ作るってことですね。
これならなんとか出来そうな感じがします。
それに、アルミ対アルミの締めた時にちょっとカジルような感じがあんまり好きじゃく、
片方がプラならそれも解消できるんではないかと。

まずはアルミのカタマリから大雑把に切り出して、旋盤でだいたいの大きさに加工。
つっても、ウチのオモチャみたいな旋盤くんではなかなか作業がはかどりません。
ヒマみつけては、毎日少しずつ。削りカスすごい出ます。削る量、多いもんな~。



そしたら次は「握り部分」の八角形というか八くびれと言うか、あれ削ります。
ほんとうなら面盤とかいうので均等に位置を決めて正確に削っていくんでしょうが、
そんなの持ってないので、マジックでマークして、手でシコシコ。
いわゆる「半丸ヤスリ」だけがボクの味方です(トホホ…原始的だな~)



ま、何日かやってると、こんな感じになりました。
厳密にはコンマ何ミリか寸法違いますが、その程度はもちろん目をつぶります。
次は、ノーマルのネジ部分だけ切り取って、外径を2ミリほど落として、
アルミくんの中に入るようにして、エポキシで接着しちゃいます。



終わってみてひとつ発見がありました。
エポキシって、硬化すると若干膨張するんですかねぇ?
それまでキュルキュルってネジ込めたのが、ギュッギュッになったんですよ。
加工は、アルミ側にスコンって入る寸法にしてあったし、
ネジ山をキズつけないように作業中はかなり気にしてましたんで、
後からなんらかの理由でタイトになったとしか考えられないんですよね~。
ま、使うのに支障があるわけでもないので良しとします。でも不思議…。



で、完成品がこちら。
カタチも大きさも変わってないので、黙ってれば気がつかれないかな。
わりと、そういうコソコソした工作、好きだったりします。


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2 コメント

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巌をも通す?! (ほりぐち)
2009-06-18 22:26:35
>何日かやっていると・・・

青の洞門みたいですね~。

アルミタンクキャップに憧れてる人、大勢いてまっせ。難関の内ネジ加工もこうすりゃええんか!
アルミ同士のカジる感じ、よう解ります!同感っ!
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邪道だってのは分かってるんですよ (用務員)
2009-06-19 09:45:12
こういうのは、ほんとはちゃんとした加工屋さんにやってもらうべきですよね~。
どこかで製品化してくれないかな~ってのが本音ですけどね。
ま、数売れるもんじゃないか?

「かじる感じが嫌」なんてのは、
細かいことにこだわり過ぎじゃアホ!とか言われそうですが、
でもねぇ、だってねぇ、そう感じるだもん、しょうがないですよねぇ。
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