乗り物にも季節感、あり

「アルフレックス」っていうくらいですから、こいつはアルミフレームです。
だもんで、剥離は簡単～ん。スケルトンかけまくって終わりです。楽でしたぁ。
昔のアルミフレームって、実に慎ましく細いので、見た目はクロモリ系みたいな感じ。
で、乗ってみるといかにもアルミっぽいカチンカチンではなく、優し～んですわ。
細い、錆びない、疲れない、けっこう理想に近いフレームだったかもしれません。



で、サフ吹きまして、



ベースカラーはアイボリーっていうか、薄いクリーム色にしまして、
ラグまわりを茶色で塗り分けます。
はい、これまた缶スプレーでサッサとお手軽にやってます。

男色系…じゃなくて暖色系でまとめて、
秋っぽい、おっとり優しい感じにしてみようと思いました。
決して真夏にTシャツ短パンで乗る自転車じゃなくて、
秋から初冬にかけてクルーネックのセーターで乗る感じかな～なんてね。



マーキングは、例によってロートルのローランドでカッティング。
ちょっとクラシコな感じの書体を選んでみました。

どんなネーミングにしようかと考えたんですが、ジテ仲間が、
「ペダルで動く自転車を発明したスコットランド人」のストーリーを教えてくれて、
おう、それ良いじゃん…って採用～。マクミランって響きも気に入りましてね。
スコットランドの花「アザミ」をあしらったデザインを加えてみたんですが、
「ネッシーがザバっと浮上したところかよ」とか言われまして。
ま、それもスコットランドだから良しとします。



で、マーキングを張り込んでクリア。こればっかりはウレタンをガンで吹きます。
あんまりビカビカにならないように注意しながら、ね。
この辺のサジ加減、なかなか微妙に大切な部分だったりしますね。



「架空自社ロゴ」のステッカーやら、
「レイノルズのジョークロゴ」なんかも作ります。
こういうところ、ちゃんと遊ばないといけませんやね。



なんかねぇ、真面目なレストアとかより、
こういうふざけた事やるのが、どうも好きみたいです。
ジャンクパーツをやりくりしたりとかも、その一貫ですから。



で、ざっくり組んでみるとこんな感じに。
だいたい予定通りの雰囲気にまとまってきました。
実は「作業しながら考える」のがけっこう苦手で、
PCの図上検討でほとんど決めちゃって、
それに沿って作業を進めていくタイプです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜続く＞