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食彩館アルビンのブログ

オーナーの板長が作る食事とトイプードルのコロン、ダイヤの日々の生活。お客様のトイプードル達と趣味ののんびりランのご紹介。

我が家の避難回顧

2013-01-13 09:03:52 | インポート

あっといまに3・11来3年目に突入しましたが
我が家の避難の際の事を思い出そうと思います。

3月15日早朝、われわれはまだ就寝中でした。
T氏より電話をいただき、「すぐに福島から避難した方がいい!!」と。
判断をどのようにしようか2人で話し合いました。
その間に子供達は学校へ。

その当時、「放射性物質」と言う言葉の意味が分かりませんでした。
といいますか、原発が爆発した後どのような事になるのか?
どんな影響が我々に襲いかかってくるのかさえ分からなかったのでは?

とにかく、危険な状態だ!という事だけはT氏のアドバイスから
分かりましたので、避難の準備をしエルグランドに詰めるだけの荷物を積み込んで
子供たちを学校から早退させて、ガソリンも少ない状況でしたが
福島から離れる事にしました。

後になって「逃げたんだって?」と近隣の方からは言われましたが
子供たちを守るため、我々家族を守るためにした行為ですから
後ろめたい事はありませんでした。
故郷を捨てると言う意味は大変重い事なのだ!とその当時思いましたが
後になって考えると、その事が避難を遅らせた原因かもしれない!と。

しかも、裏磐梯周辺ならまだ分かりますが、原発の周辺ですらこの状態だった
つまり、詳しい情報は全く知らされず、浪江の方々は一番危険な状態の時に
一番行ってはいけないところに避難させられていました。

昨夕、某国営放送で「消えたヨウ素131」という番組は放送されていたようですが
半減期8日のヨウ素131を事故後何日もたってから測ろうとしても
無理な話で、放射性物質の拡散状況を見て
現在発表されている被曝量は正しいの??と疑問符がたくさんついてしまいます。
沢山の子供達が福島から避難している現状は子供達を持つ親としては
同意することに何ら障害はなく、正しい判断かと私自身は思います。

実は以前このブログにも書いたかと思いますが
避難する際に子供達にうがい薬で何度もうがいをさせてから避難しました。
(アドバイスに従って)
この事が意味する事はその当時分かりませんでしたが
後になってからこの事の大きさを知ることになりました。
効果のほどは分かりませんが・・・ともいわれましたが。

安定ヨウ素剤を飲ませたことろもあったように聞いていますが
ごく一部だったようです。
事故後甲状腺の状況を青森の大学病院の先生方が
診察に訪れて頂いたとは新聞で報道されておりましたが
避難の際の指示が全くなかったのは
今になっては悔いが残る事だと思います。

事故の風化を防ぐために放送したのか
事故の悲惨さをアピールするために放送されたのか
なんの為に放送されたのかよく分かりませんが
原発を何台も所有する先進国が???
こんなこともできなかったのか!!と怒り心頭なのです。
皆さんはどのように思われたでしょうか、放送をご覧になられた方は。

現在も長女の住む郡山も線量は高く
今後どのような影響が出るのか分かりませんが
事故後の矛盾だらけの福島??は何とかならないのでしょうか??

被曝量は少ないから安心ですといいながら
病院の拡充を図っている。

放射線は体にとっては安全なものではありませんと言いながら
除染もままならない町村に帰還を勧める。

年間線量1ミリ以上は除染対象と言いながら
1ミリ以上なんてどこにでもある。
(つまり年間1ミリも危険という意味でしょうか?)

などなど。

科学的な見地と医学的な見地
どちらを最優先して県民を守ろうとしているのでしょうか????

http://p-alvin.com


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