先日国会で福島から北海道へ自主避難されている方が
現状を訴えていらっしゃいましたが
「北海道へ逃げる」と逃げるという言葉を使われました。
田舎では地元を捨てる、人間関係をすべて断つという意味を含む言葉です。
確かに私も3月15日に新潟へ避難しましたが
その原因となるものがあったから避難という手段をとりました。
子供達や家族を守るのは自分しかなかったからです。
私の場合恵まれていて、医師でもありますT氏より原発が爆発した結果どうなるのか
15日早朝に知らせて頂きました。
今振り返ると避難!という指示は国や県、市町村からは何もありませんでした。
普通に子供たちは学校へ行っておりましたし
ほとんどの福島県民はごく普通に生活を営んでおりました。
あの当時こちらでもかなりの放射線量でしたし
いまでも避難したことを間違っていたとは思いませんし
T氏から頂いた情報には大変感謝しております。
その後こちらに戻ってきたときに
「一番最初に逃げたのは金澤だったよな!」と言われました。
逃げるという言葉は、ひ弱な、根性のない?大切なものを簡単に捨てる事が出来る
そんな人間のように揶揄されます。
その後私がとった行動は正しかった!と認めて???頂きましたが
これが血縁関係や人間関係を重視する田舎の生活です。
つまり、北海道や他県に避難された方々はいまだにこのように思われている可能性が高く
国も東電も現在も福島県内で生活している県民がほとんどで
他県へ避難の必要があるのか?と
国民の安全など全く無視したようなスタンスをとっているように思えます。
たぶんですが福島に住んでいらっしゃる方々も、その当時から
避難できるものなら・・・・と思っていらした方の方が多かったと思います。
それのみならず未だに高線量の地区に住んでいらっしゃる方も多く
この先どうなるのでしょうか?健康に及ぼす影響は
今の段階ではわかるはずもありませんからね?
勿論田舎の生活には大変いいものもあり
それを捨ててまで避難しなければならなかった原因があったことくらい
分かってもらいたいですね。
逃げるという手段をとった皆さんのいまだに続く苦悩を
理解していいのではないでしょうか?そろそろ。
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