ジェイムズ・P・ホーガン著
読了。
主人公ジョー・コリガンが目覚めた世界は現実なのか、
ヴァーチャル・リアリティの世界なのか。
仮想世界で12年過ごして、実は現実では無いということに気付く。
時間の経過が外と内で違っているのも面白い。
未来の記憶を持ったまま、過去に目が覚めて、
それがまだ現実じゃない世界だったってのが、
またまた面白いんだな。
神経を機械に接続して、仮想世界でリアルな体験をするのは、
他のSFでもモチーフとして使われることが多いけど、
流石、一番ホーガンさん。←古。
読みながら、今自分が生きている世界が実は仮想世界だとしたらと想像。
どこかの研究所にチューブで繋がった自分の本体が、
「仮」の人生を経験しているとしたら。怖いね。
科学者のコリガンはバーテンになっていたし。
元の世界に戻る鍵が早い段階から出てくるのだけど、
それを作中の人物は、なかなか気付かない。
「志村うしろ!うしろ!」ってTVに向かって焦る子供のような心境になる。
コリガンが終盤にめちゃくちゃやってくれるので、
「よっしゃ!」って言いたくなる。
味覚より嗅覚の再現が難しいとか、
ちょっとコネタになりそうなものが満載。
なによりアイルランドの素敵な風景を実際に見てみたくなった。
ヴァーチャル世界のペルソナ。面白かった。
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