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11文字の殺人

2011-06-10 | 漫画・小説・本
11文字の殺人/東野圭吾著
読了。

「無人島より殺意をこめて」

TVで、2時間ドラマ放映。
主演:永作博美ちゃん。

脚本家っていろいろ悩んで作るんだろうね。
細かいとこで、場面をちょこっと変えたりして、
工夫してた。
例えば、白いベンツを普通の乗用車に換えたり、
トレーニング機器で警告されるシーンが、
階段から落とされたり。
映像にされると、自分がイメージしていたものとのギャップがあって、
そこがまた面白いんだけどね。

永作ちゃんは、ちょっと苦手な女優さんだったのだけど、
それは彼女が演じていた毒があるような役柄のせいだったんだな。
今回のドラマ観て、良いイメージに変わった。

~~~~~~~~~~~~~~

さて、犯人が誰なのかを疑うときに、
自分のアリバイを疑うってのが面白かった。
推理小説家が主人公ってとこも、
取材する段階のネタになって流れがスムーズに。
時間のトリックって、解れば単純なのかもしれないけど、
これを思いつくのが凄い。

こちら側だと思っていた人物が、実は犯人だったこと。

春村志津子が金井と駆け落ちして、
古沢靖子を騙ることや、
役者の男の子に老人の変装をさせて見張ったり。

合鍵を作って部屋に侵入する手口なんて、
実際にありそうで怖い。

山森由美が音や風などに敏感なこと。
目の見えない彼女が重要な鍵。
山森の妻が婿養子より強いことには、苦笑。

死亡した竹本が、遭難したときに金井を助けるために、
出した条件が理不尽なこと。
助けられた金井が志津子が襲われていると思って、
竹本を殺し、それを参加者全員が口裏を合わせていた。

そんな彼を愛していた犯人が、
彼と同じように後頭を殴打して次々と殺していたこと。

竹本が実は後頭部を打っただけで、
海に投げ入れて本当に殺してしまったかもしれないという部分。
真実は明かされていないのが、いいね。

やっぱり東野圭吾は面白い。
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