スタープレックス

ロバート・J・ソウヤー著:
スタープレックス読了。

今回はだらだらと読んでいたので、
やっと読み終わった感じ。

探査宇宙船スタープレックス号が、
瞬間移動出来る謎の通路「ショートカット」を利用して、
宇宙を探検する話。
…って、これスターゲイトと酷似している。

スケールがデカイ。
こんな想像したことないってくらいデカイ。
時間の経過と距離も、そんな馬鹿なってくらいデカイ。

以下ネタバレ：
銀河全体に広がる恒星間の通路、
ショートカットのネットワークは、
銀河系だけでも出口が４０億。

登場する惑星連合とは、
三つの母星に住む四つの知的種族からなる平和同盟。
地球の知的種族が、人間とイルカ。
その他、リーボロ星の豚に似ている六本足のウォルダフード族と、
フラットランド星の３６０度視野を持つイブ族。

３つの母星からの資金供与で作られたスタープレックス号。
船体直径は２９０メートルで、デッキ７０層、
乗員１０００名。５４隻の小型補助宇宙船を搭載。
デカイ。
同じ宇宙船で生活する為に、いろいろな工夫がされている。
イルカが海水の中で生き生きと仕事するのが印象的。

木星サイズの恒星がショートカットを移動する。
暗黒物質と、宇宙の起源と、タイムトラベル。
細胞が増殖する限界回数を超えると不老不死になるか？など、
ちょっと詰め込みすぎで、中だるみするのが残念。
主人公キースが４６歳なので、若い子が読んだときに、
感情移入できない部分もありそう。

理系の物理学とか天文学が得意な人が読んだら、
また違った印象なのかな。
とりあえず凡人の私が読んで面白いのだから、
更に突っ込んだ部分で楽しめるのだろうけど。
スタートレックとスターゲイトとスターウォーズ好きなら、
オススメの一冊。

次の作品は、フレームシフト。