ウェネトさまの館

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ビスうさ・ウェネトと申します。
どうぞごゆるりとおくつろぎ下さいまし。

「幽霊橋」(画廊珈琲Zaroff)&「小さきものは皆うつくし 鼻煙壺 」(松濤美術館)

2016年02月17日 08時59分39秒 | 展覧会・美術関連

昨日のお出かけ日記でございます。

まずは、画廊珈琲ザロフ「幽霊橋」
http://www.house-of-zaroff.com/ja/gallery_2nd/20160211/index.html

6名の作家による、「幽霊橋」をテーマにした作品。
大好きな坂上アキ子らが参加しておるゆえ、楽しみだったのじゃ。

坂上アキ子は鉛筆画2点、幻想的で素敵でございます。
《Ghost Letter》は、本展のDMになっております。


高田美苗は、サーニット人形《彼岸》《彼岸》と、2体を展示している舞台の《橋》も制作。
作品の下に、1枚ご自由にお持ちくださいと置かれていた綺麗な天使のポストカード、ありがたく頂いてまいりました。


他の作家の作品も素敵で、わたくしも危うく幽霊橋を渡りそうになりましたぞ。
会期は2月23日まで。

1階カフェで休憩。
いつもは美味しいホットココアを頂くのですが、展覧会の雰囲気に合わせて柘榴ジュースをば。
濃厚で美味しゅうござりました。
店内撮影不可ですが、店主の了解を得て柘榴ジュース撮影。


その後は渋谷へ。
ザロフ近くのバス停から渋谷行のバスがあり、東急本店前にも停まるので、ハシゴも楽なのじゃ。

渋谷区立松濤美術館「小さきものは皆うつくし 鼻煙壺 沖正一郎コレクション」
http://www.shoto-museum.jp/index.html


小さくて美しいもの大好きゆえ、香水瓶や鼻煙壺もツボなのでございます。

鼻煙壺は嗅ぎたばこを携帯する容器で、17世紀以降の中国で独自につくられましたのじゃ。
中国工芸の技巧を駆使した小さな容器は、「中国美術の小宇宙」とも評されておりまする。

本展では、世界的な鼻煙壺コレクター・沖正一郎のコレクションから300点が展示。
19~20世紀の鼻煙壺が、陶磁、ガラス、金属、貴石・石、動植物に分けられております。

ガラスは、色ガラスを被せたりマーブル模様にしたり、内側から細密な絵を描いたり。
内絵のものでは、鉄腕アトムなど手塚治虫の漫画の図や、アメリカの歴代大統領の図など、変わり種もあり。

貴石・石は、翡翠や水晶や瑪瑙などをくり抜いて作られており、石の美しい色や模様をそのまま生かしたり、動物などの形にしたり。
《礫岩石鼻煙壺》は、石自体の模様が植物の細密画のようでお気に入り。

白玉で作られた茄子形と瓜形のものは、それぞれ10個ずつセットで展示されておりました。

動植物モチーフでは、《象牙鳥形鼻煙壺》の鳥のデザインがたいそう愛らしく、お気に入り。

やはり象牙で作られた《象牙蟹爪形鼻煙壺》は、まんま蟹爪で、思わずぐふふと笑ってしまいましたぞ。

会期は3月21日まで(2月29日~3月4日はお休み)
入場無料でございます。ありがたや~。

同時開催の「松濤美術館 公募展」も観てまいりました。
こちらは2月28日まで。
入場無料でカラーのパンフレットも頂けます。

昨日はあと3つ展覧会を回ったのですが、長くなりますゆえまた後日。