パナソニック汐留美術館「オディロン・ルドン 光の夢、影の輝き」を観たのでございます。
https://panasonic.co.jp/ew/museum/exhibition/25/250412/
ルドン、大好きなのじゃ。
本展は、岐阜県美術館のコレクションを中心としたルドン作品108点と、ジェロームとブレスダンの作品も1点ずつ展示。
構成は以下の通り。気になった作品もリスト順に挙げまする。
【プロローグ:日本とルドン】
《花の中の少女の横顔》油彩/板
竹内栖鳳が購入した作品。少女の横顔と浮かぶ花々。
そういえばルドンが描く人物は横顔が圧倒的に多い気がするが、何故じゃろか。
《アルジェの女たち》油彩/紙
伊東深水の旧蔵作品。
【第1章:画家の誕生と形成 1840-1872】
《自画像》油彩/板
27歳の時の自画像。細~い弓形眉に流し目がクール。
『夢のなかで』リトグラフ/紙
ルドン最初の石版画集。木炭画をより広く知ってもらう為に複製したそうな。
展示の11点の中では《Ⅷ.幻視》が一番好み。
『起源』リトグラフ/紙
ルドン3番目の石版画集。9点全て観られまする。
・ジャン=レオン・ジェローム《夜》油彩/画布
ルドンのパリでの師匠。細い三日月の空に浮かぶ半裸の女性の油彩画。
・ロドルフ・ブレスダン《善きサマリア人》リトグラフ/紙
銅版画の師匠。余白皆無のみっしり緻密な森や雲がツボ。
【第2章:忍び寄る世紀末:発表の場の広がり、別れと出会い 1885-1895】
《光の横顔》リトグラフ/紙
同じタイトルの木炭画と並べて展示。
単品作品としての石版画の最初の作例とか。横顔と柔らかな光が美しい。
《二人の踊女》油彩/画布
空が柔らかく発光しておるようじゃ。
【第3章:Modernist/Contemporarian・ルドン 新時代の幕開け 1896-1916】
《眼をとじて》油彩/紙
同じタイトルの2点のリトグラフと並べて展示。
黒の作品を色彩で表現した最も早い作例だそうな。
《神秘的な対話》油彩/画布
同じタイトルのリトグラフや、油彩《神秘の語らい》と並べて展示。3点同じ構図じゃ。
本展のメインビジュアルじゃよ(これは撮影可のパネルの写真)
《翼のある横向きの胸像(スフィンクス)》パステル、木炭、白チョーク/紙
女性の横顔に、黒と青の大きな翼。ルドン独特のスフィンクスじゃ。
《髪に花を飾る少女》パステル/紙
パステルの鮮やかで暖かな色彩が綺麗。
《オリヴィエ・サンセールの屏風》テンペラ、グァッシュ、油彩/画布、四曲屏風
政治家サンセールが自宅を飾る為に依頼した全4面の屏風。
《眼をとじて》油彩/画布
眠るようにも瞑想するようにも見える女性、幻想的な花々と背景。
《オルフェウスの死》油彩/画布
幻想的な風景の中、八つ裂きにされた頭部が穏やかに眠る表情で竪琴と一体化しておる。
《野の花の花瓶》パステル/紙
青い小部屋のような空間に、花瓶に花の作品だけ7点展示されている中では、こちらが1番好きやも。額もこれが好き。
《ペガサス、岩上の馬》パステル/紙
岩山から飛び立とうとする白いペガサスと、青い空の対比も綺麗。
併設のルオー・ギャラリーは、「ルオーとルドン 見えないものを描く」と題し、ルオーの油彩と版画と、モローの油彩も1点展示。
最後のバナーは写真撮影可じゃよ。
観応えある展示でありました。
観た事ある作品が何点もあり、再開できて嬉しかったしの。
会期は6月22日まで。
平日でも思うたより来館者がいらしたゆえ、ご興味ある方はお早めにの。
さて、本日もヌン活でございます。
シンガポール シーフード リパブリック東京へ初潜入じゃ。
広々した店内にはマーライオンもおる。
窓の外に東京湾や浜離宮恩賜庭園が広がっておりまする。
眺めの良い窓際のお席へ案内されたぞよ。
チェリーのアフタヌーンティーをお願いいたしまする~。
まずは下段から。カプレーゼ、春巻、春キャベツとエビマヨのスライダーバーガー。
中段は、スコーン、チェリーシュークリーム、チェリーマフィン、パウンドケーキ。
スコーンには、クロテッドクリームとチェリージャムとカヤジャム付き。
カヤジャムは大好物でⅠ瓶食べたいくらいじゃ。チェリージャムは甘さ超控え目で涙目。
上段は、フォレノワール、抹茶のタルト、チェリーマカロン、生のチェリー。
これで終わりかと思いきや、最後にちっちゃいジェラートが。
お飲み物は、ドリンクバーでセルフサービスじゃ。
温かいドリンクコーナー。
お茶はティーバッグじゃが、ロンネフィルトで色々ございます。
冷たいドリンクコーナー。リンゴ酢ドリンク ぶどう&ベリー頂きました。
セイボリーもスイーツもちっこいが美味しいし、海が見えてシンガポール気分も味わえるし、この内容で税込2750円とはコスパ良いのぅ。
テラスでひと休み。また食べに行かねばの。
この後に観た美術館の話は、また後日。
★本の話:其の壱
石田祥『猫を処方いたします。④』
このシリーズ、好きなのでございます。
青さんとシロもうまくいって、今回で終わり?と危惧したが、次の患者は心先生のようで楽しみ。
でも次回で終わりかのぅ。ニケ先生、まだまだ行かないでたもれ~。
霜田有紗の装画、今回も可愛い。
★本の話:其の弐
原泰久『キングダム 75』
やっと読めた。韓と激突じゃ。
騰がカッコいいが、羌瘣の出番が殆どなくてちと残念。
わたくしは羌瘣がお気に入りなのじゃ。