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ウェネトさまの館

★2025年8月、はてなブログへ引越しました!
https://unut.hatenablog.com

ホセ・パルラ Home Away from Home(ポーラミュージアムアネックス)

2025年06月29日 20時10分00秒 | 展覧会・美術関連

前回のブログの続きでございます。

この日はもうひとつ、ポーラ ミュージアム アネックス「ホセ・パルラ Home Away from Home」を観ましたのじゃ。
https://www.po-holdings.co.jp/m-annex/exhibition/index.html
(写真撮影可)

ホセ・パルラ、今回初めて知った作家でございます。
1973年マイアミ生まれで、プエルトリコ、キューバなど移民文化に囲まれて育ったとか。
日本は、1999年の初来日以来何度も訪れている「第二の故郷」なのだそうな。

「Home Away from Home」は、KOTARO NUKAGA(六本木)と同時開催。
ポーラでは、新作含む絵画18点と、窯元に滞在し制作した備前焼の作品も展示されておりまする。

会場はこんな感じ。

10点を観た順に。

《NIPPON》2013  152.4cm diameter

《Sakura in Aobadai》 2017  76.2×127.0cm
これは目黒川の桜に相違ない。

《Movement of Reflective Light》2024  152.4×243.8cm

《Pedestrian Ensemble》2011 182.9×354.8cm Diptych

 

《Lower East Side, New York》2007  105.0×127.0cm

上《To my friend Towa Tei with Love》 2013–2014 61.0×121.9cm
下・左《Calligraphy Pigment Experiment》2011 76.1×79.2cm Frame:85.5×85.5cm
下・右《State of Nature》2013  76.2×61.0cm

《Surroundings》2018 152.4×213.4cm

《Morning Blossoms Over Tokyo(Multiversal) 》2025 182.9×487.6cm Quadriptych(each panel: 182.9×121.9cm)
東京をテーマにした新作。大作じゃ。

備前焼の作品は、こちらに3点ございます。(アップで撮った写真はピンケケでボツ・涙)

パルラの絵画、特にカリグラフィー的な表現とマチエールが興味深うござりました。
会期は7月27日まで。

同時開催のKOTARO NUKAGAの展示も気になりまする。

★おまけ話
明日で6月も終わりじゃが、1年の半分がビュンビュン過ぎたものよのぅ。
てな訳で、1日早いが今年も水無月を食べたのでございます。

残り半年も無病息災で過ごせますように~!
猛暑の夏を乗り切れますように~!
7月5日の結弦くん出演アイスショーのチケット、リセール成立しますように~!!(水無月と全然関係ないじゃろが~w)


中園ゆう子 個展 うつつの結び目(美の起原)

2025年06月28日 21時25分45秒 | 展覧会・美術関連

昨日は、2つのギャラリーを観たのでございます。

まずは、美の起原「中園ゆう子 個展 うつつの結び目」
https://銀座画廊.jp/中園ゆう子個展%e3%80%80うつつの結び目/
(写真撮影は許可を得ておりまする)

大好きな作家で、初日に行きたかったのじゃが都合つかず、2日目に。

会場はこんな感じ。日本画と鉛筆画、18点が展示されておりまする。

写真が相変わらず不鮮明じゃが、9点載せまする。
展示は手前に日本画、奥に鉛筆画じゃが、同じテーマの作品は観比べるのも楽しいゆえ、並べて載せまする。

《荘子胡蝶の夢図》紙本着彩 F20号 727㎜×606㎜


 
上《琴棋書画・画》紙本着彩 F8号 455㎜×380㎜
本展のメインビジュアル。
下《鉛筆画・琴棋書画ー画》マーメード紙、鉛筆 F8号 455㎜×380㎜


 
《精霊ちゃん》紙本着彩 F3号 273㎜×220㎜
悪魔ちゃん、天使ちゃん、精霊ちゃん、人間ちゃんの4点並んでおるのじゃ。
昨年8月「私のちいさなたからもの展Ⅳ」で、ペンとポスターカラーの4点(各148㎜×100㎜)を観ていたゆえ、日本画でも観られて嬉しいのじゃった。


 
上《とおりゃんせ》紙本着彩 F4号 333㎜×242㎜
下《鉛筆画・とおりゃんせ》マーメード紙、鉛筆 F4号 333㎜×242㎜
どちらも付喪神たちがたいそう楽しい。日本画は衣装も華やか。


 
上《ねこパーカー》紙本着彩 F4号 333㎜×242㎜
下《鉛筆画・ねこパーカー》マーメード紙、鉛筆 F4号 333㎜×242㎜
8匹のねこ達やら飛び跳ねる鯛やらツボじゃ。


 
《鉛筆画・ふくふくにゃんこ》マーメード紙、鉛筆 SM号 227㎜ × 158㎜
つい最近、Gallery Field「つながり展 2025」で観たこの日本画がお気に入りだったゆえ、ここで鉛筆画も観られて嬉しいのじゃった。 

画集もございます。

素晴らしい作品揃いで、夢とうつつを結び合わせた美しく可愛い世界を堪能。
在廊のご本人にお話をお伺いでき、顔見知りの方々ともお会いでき、たいそう楽しゅうござりました。

会期は7月3日まで。

もうひとつ観たギャラリーの話は、また後日。

さてスイーツは、美の起原からも近い パナム クレープ ドゥ パリ に初潜入。
ここのクレープ、本場パリと同じクレープ製造機で作られ、本場のお味が楽しめるそうな。

お店は地下で、このトリコロールカラーな階段を下りるのじゃ。

店内もトリコロールで可愛いが、ほぼ満席で写真は撮れず。
ル・クルーゼの食器類もトリコロールなのじゃ。

クレープはセイボリーもスイーツもございますが、もちろんスイーツを食べますぞ。
なんですと?トッピングは無料ですと!?

では、ヌテラのクレープとホットコーヒー、どちらもトッピングはマダガスカルバニラクリームでお願いいたしまする~。

店員さんはフランス人(たぶん)で、にっこり笑顔で運んできて「ポナペティ」とひと言。

ど~ん!

クレープは大きくてモッチモチ。ホイップもモリモリ。
中にはヘーゼルナッツ+チョコレートのヌテラクリームがとろ~り。
美味しいぞよ~。え~い、おかわりを持ってまいれ~!

次回はお食事系クレープも食べてみようかの。


おのかつこ 絵本と版画 つきのよるはさわがしい(コート・ギャラリー国立)

2025年06月25日 20時21分21秒 | 展覧会・美術関連

昨日は、コート・ギャラリー国立(GALLERY 2)「おのかつこ 絵本と版画 つきのよるはさわがしい」を観たのでございます。
https://www.courtgallery-k.com/
(写真撮影は許可を得ておりまする)

大好きな作家で、絵本『つきのよるはさわがしい』の原画展は、昨年7月にオリオン書房の本棚珈琲で観ておったが、今回はギャラリーの広~い展示室で、絵本原画だけでなく様々な作品が展示されておりまする。

会場はこんな感じ。大きな作品から小さな作品まで、ずら~り。

まずは『つきのよるはさわがしい』の原画から。

《裏表紙》本展のメインビジュアル。

左から《表紙》《中表紙》

原画には絵本の文が添えられ、初めて観る方にもストーリーが分かりまする。
4点載せまする。

絵本も置かれ、観比べることもできるのじゃ。

『つきのよるはさわがしい』以外の作品も、一部を観た順に。

《How Far I'll go》エッチング・アクアチント・アクリルガッシュ・顔彩 288×379㎜

《A Bear Got Lost》エッチング・アクアチント・油性ぺん 400×400㎜

《夢の余韻》エッチング・アクアチント・色鉛筆 900×630㎜

《KANPAI》アクリルガッシュ 590×540㎜

《雪遊び》エッチング・アクアチント・色鉛筆 570×600㎜

《The Continuation of the Story》エッチング・アクアチント・色鉛筆 670×600㎜

《Book or Apple》エッチング・アクアチント・アクリルガッシュ・色鉛筆 600×540㎜

《Journry to the book》エッチング・アクアチント 600×580㎜

テーブルの上の小さめ作品は、購入したら即お持ち帰り可で、既に旅立った作品もございます。

左から《Flowers for you》《Still Waiting》

《Pleasa Get the Moon!》

《A Little Country》

来場者プレゼントのポストカード頂きました。ありがとうございまする~。

心和む優しい作品の数々、観応えござりました。
在廊のご本人に久々にお会いでき、お話もたくさんお伺いできて、たいそう楽しかったぞよ。
会期は7月1日まで。

観終わって、シュトレンのお店 fein でアフタヌーンティーじゃ。

場所は洋菓子店マロニエの2階で、マロニエの喫茶室だった頃に何度か利用したが、コロナ禍で喫茶室は休止になっておったのじゃ。

ここでfeinなるお店が週3日営業している事を、つい最近知ったのでございます。

メニューは月替わりで、「エスニックアフタヌーンティ」最終日に行けてラッキー。
中華やインドなアフヌンは食べた事あれど、エスニックなアフヌンは初めてじゃからの。

2段プレートで登場~。ドリンクはお茶類は飲み放題、コーヒー類は1杯まで。

スコーンは、プレーンとレモン。レモンカードが添えられておりまする。
選んだドリンクはオーガニックローズヒップティー。底に沈んだローズヒップも食べる事ができるのじゃ。

セイボリーは、キャロットラペ、カオマンガイ、カオマンガイスープ、フィッシュボール。
どれもしっかりエスニックで美味しいぞよ。

スイーツは、いちごシュトレン、紅茶シュトレン、スリランカスイーツのココナッツラドゥ、ベトナムスイーツのチェー。
特にココナッツラドゥは、ココナッツ+練乳味で、たいそうお気に入り。50個くらい食べたい~。

お味見に、栗のテリーヌも出してくださりました。感謝。

カフェオレのカップ&ソーサー可愛いですのぅ。と申し上げたらば、ソーサー4種類見せてくださりました。どれも可愛い~。

シュトレンや栗のテリーヌも販売されており、ミニシュトレン3個セット(定番fein、いちご、紅茶)ををお持ち帰り。

ちなみに7月6日からのアフタヌーンは「カレーとフルーツを楽しむアフタヌーンティ」
シュトレンは、fein、マンゴー、アプリコットに変わるようでございます。
マンゴーのシュトレン食べてみたいし、再訪せねば。

国立駅へ向かうと、頭上に子ツバメが。
すぐ近くで親ツバメが見守っているのも微笑ましく、暫し観察。

かような方もいらっしゃり、手を振られたので振り返したのでございます。


ほとけに随侍するもの(半蔵門ミュージアム)

2025年06月23日 20時07分00秒 | 展覧会・美術関連

書くのが後になってしもうたが、前々回のブログの続きでございます。

この日はもうひとつ、半蔵門ミュージアム「ほとけに随侍するもの」を観ましたのじゃ。
https://www.hanzomonmuseum.jp/exhibits/special.html

ここは真如苑所蔵の文化財を一般公開するための文化施設で、何と入場無料なのじゃ。
2018年のオープン以来気になっておったのに行きそびれ、今回やっと初潜入でございます。

展示は地下1階から3階まで。まずは地下からまいるぞよ。

★地下1階
常設展示と特集展示。気になった作品もリスト順に。

【常設展示:ガンダーラの仏教美術】
《説法印仏坐像》 3世紀頃
ガンダーラ仏はお顔が美形で大好きじゃが、立像は5頭身くらいのものが多いからのぅ(失礼)、座像のほうがより好きなのじゃ。
こちらの仏さまは、美形じゃし結跏趺坐しておるし、たいそうお気に入り。

《誕生》 2~3世紀
釈迦誕生の場面。人々の中央に立つ摩耶夫人の右脇腹から赤子がにょっきり出ており、横に立つ帝釈天が受け取ろうとしておる。

【常設展示:祈りの世界】
《両界曼荼羅 胎蔵界・金剛界》令和6(2024)年
高野山親王院旧蔵の亀龍院本曼荼羅を原本として、新たに制作されたもの。
それぞれ198×180㎝の大きさ。鮮やかな色彩に当時を思うたのじゃった。

《大日如来坐像》鎌倉時代
重要文化財。運慶作と推定されている金剛界大日如来像。
360度ぐるっと観られるのが嬉しいのぅ。
横に展示された像内納入品原寸模型も興味深うござります。

《如意輪観音菩薩坐像》平安時代 10世紀
像高96.5㎝。右足を跏し左足を踏み下げる半跏のお姿。
美形でたいそうお気に入り。

【特集展示:ほとけに随侍するもの】
脇侍や眷属など、主尊に随侍するものがテーマの展示。

《青面金剛像》室町時代 16世紀
五方位を掌握する青面金剛と4人の鬼神仲間。
青面金剛は身体に龍や蛇を巻き、ドクロを繋げた首飾りをつけておる。
左右の童子が可愛い。

《弁才天十五童子像》江戸時代 18世紀
弁才天はインドではサラスヴァティー。わたくしの好きな女神じゃ。
豊穣を示す品を携えた15人の童子たちも描かれておりまする。
童子それぞれの名称と持物の解説パネルもあって嬉しい。

★1階
常設展示の解説パネルと映像。理解が深まりまする。

★2階
マルチルームは曼荼羅の解説パネル展示。

ショップとラウンジもございます。
明るいラウンジでは、セルフサービスのコーヒー・紅茶が150円で頂けるのじゃ。
椅子もゆったりで寛げまするが、全館撮影不可ゆえ、ここも写真は撮れず(涙)

★3階
シアターで3本、ホールで4本の映像が観られまする。
上映スケジュールはHPで確認しての。

3階ロビーでは「国際展 アジアの写真家たち モンゴル2025」もあり。
https://www.hanzomonmuseum.jp/news/2025/05/202530.html

地下の常設展示と特集展示、合わせて22件と展示数は少なめじゃが、キャプションも丁寧でパネル展示も分かりやすく、もっと早くに行かなかった事を悔やんだのでありました。

平日の昼間だった事もあり、貸切状態で拝見できたのも良かったしの。
一部でも写真撮影可ならもっと良いのにのぅ(こらこら)

特集展示の会期は8月31日まで。入場無料じゃよ。

★おまけ話
疲れて料理する気力も失せ、松屋のうな丼をお持ち帰りじゃ。
当然ごはんを大盛りにしたのじゃが、うなぎとのバランスがちと悪いかのぅ。
うなぎもダブルにすべきじゃったかのぅw


しらとあきこ『うさぎになった日』原画展(ムッチーズカフェ)

2025年06月21日 20時09分00秒 | 展覧会・美術関連

本日は、ムッチーズカフェ「しらとあきこ『うさぎになった日』原画展」を観たのでございます。
https://note.com/mucchiscafe/n/n82595ef6f1ca
(要予約 90分制・要1オーダー。写真撮影は抽選販売作品以外は可)

『うさぎになった日』(文:村中李衣 絵:しらとあきこ)

この本の事は以前にも書いたが、大好きな作家、しらとあきこの絵が素晴らしく、原画を観たいと思うておったのじゃ。
会期始まってすぐ行くつもりが、こんな遅くになってしもうた。

店内はこんな感じ。11点の原画が展示されておりまする。

額の映り込みで分かりづらい写真ばかりじゃが、7点を観た順に。
キャプションはありませぬゆえ、タイトルなしで載せまする。

抽選販売の8点もたいそう可愛いが、こちらは写真撮影不可なのじゃ。

本やグッズも販売されておりまする。

案内されたテーブルのランチョンマットはお持ち帰り可。B4サイズじゃよ。

コラボメニュー「うさぎヶ丘の夕暮れパフェ」をお願いいたしまする~。

おお~、共食いになってしまうが、うさうさしくて可愛いのぅ。
あと10羽持ってまいれ~(こらこら)

素敵な作品をじっくり観て和みまくり、遠方からいらしたというお客様とお話したりもして楽しゅうござりました。

もっとゆっくりしたかったのじゃが、お供のEの仕事時間が迫り、カフェを後にしたのでございます。

会期は6月24日まで。
抽選、当たりますように~。