1億への道・毎日がエブリデイ!

ウニ吉の、ウニ吉による、ウニ吉のための…

学会6日目・I'm already hot

2005年07月12日 | Weblog
リールでの学会6日目。
今日はホテルを出る時、同じホテルに泊まっている
アレックスと偶然一緒になった。
彼は毎日夜遅くまでテレビを見ているそうで、
いつも学会会場に遅れて来ている。

地下鉄乗り場まで一緒に歩いて行くけど、
彼のペースが異常に速い。
自分の足が長いことを誇示しているのか?
もっとゆっくり歩こうと言いたかったけど、
そう言うのも何かしゃくにさわるので、
涼しい顔をしながら一生懸命ついていった。

地下鉄の駅に着くと、アレックスがボソッと言った。
「I'm already hot.」
だったらもっとゆっくり歩けよ!

学会会場に到着した後は、いつものように
講演を聴いたり、ディスカッションをしたり…。
もうさすがに疲れてきた。

今日の講演が全て終わった後は、
ミュンヘン時代の同僚である
Fuchs、Sperl、Franosch と夕食を食べに出かける。
相変わらず Sperl はよくしゃべるし、
Franosch は不満ばかり言うし、
Fuchs はそんな彼らの話をうまく取りまとめている。
昔に戻ったみたいで、懐かしかった。


学会5日目・コンクラージョン

2005年07月11日 | Weblog

リールでの学会5日目。
今日も、聞きたい講演が始まるのが11時なので、
午前中はホテルでゆっくり過ごした。
昨晩、蚊と格闘したせいで、かなり疲れていたし…。
早速ホテルのフロントの人に、蚊取用ノーマットを頼んでおいた。

今日はとても天気が良かったので、
学会会場に行く前に、ブラブラと中心部を散歩してみた(上の写真)。

そして、電車に乗って学会会場に向かう。
電車の中で、ユトレヒトで知り合いになった、
Bove というイタリア人の女性研究者と一緒になった。
彼女はウニ吉と同世代で、結構な美人であるにもかかわらず(?)
精力的に実験をこなしている研究者だ。
せっかくのご一緒する機会だったけど(?)、
学会会場に到着するまで、ひたすら研究の話ばかりしていた。

会場に到着してからは、ひたすら講演を聴いたり
ディスカッションを繰り返すばかり。
でも今日は、別の意味で面白い講演があった!

その講演とは…、発表者の英語がとても変だった。
どう変かって、発音がめちゃくちゃだったのだ。
何度も笑いそうになったけど、必死にこらえていた。

でも、最後の conclusion (結論)の部分でクライマックスに達した。
彼が conclusion を、「コンクラージョン」と発音したのだ!
もう我慢できずに、「プッ」と噴き出してしまった。
注目を浴びてしまった…。

学会4日目・conference dinner

2005年07月10日 | Weblog

リールでの学会4日目。
今日は、聞きたい講演が始まるのが11時なので、
午前中はホテルでゆっくり過ごしていた。

午前10時過ぎ、電車に乗って学会会場に向かう。
日曜日だからか、乗客がとても少なく、
しまいにはウニ吉一人になってしまった。
この電車は、自動運転の電車で、運転手も車掌も乗っていない。
なので、この電車に乗っているのは、本当にウニ吉一人だ。
この貴重な(?)体験を記録に残すため、
写真を撮ってしまった(上の写真)。

会場に到着してからは、ひたすら講演を聴いたり
ディスカッションを繰り返すばかりだった。

今日の夕食は、conference dinner。
ウニ吉の座ったテーブルには、山室夫妻と金谷先生がいた。
金谷先生が突然、「おみやげはもう買いましたか?」と聞いてきた。
奥さんに何を買って帰るか悩んでいるそうだ。
いつも、「センスが悪い」だの、「頼んだのと違う」だの、
ボロクソに言われるそうだ。

すかさず山室さんの奥さんがアドバイスをしてくれた。
「センスに自信が無かったら、ブランド品を買ったほうが無難ですよ」
という、もっともな意見と、
「良いものが無かったからといって、何も買わないのは最悪ですよ。
ボロクソに言われるかもしれませんが、何か買って帰って下さい」
という、ものすごくためになる意見を頂いた。

とりあえず、ウニ吉はアムステルダムで
グッチの鞄を買ったけど、これで大丈夫かな?

conference dinner が終わった後は、すぐホテルに戻った。
やれやれ、やっと寝られると思って、ベッドへ。
しかし、この後、悲劇が…。

午前3時頃、突然目が覚めた。
何やら、体中がかゆい。
部屋の電気をつけると、蚊が何匹も飛んでいる!
今日から暖かくなってきたしねぇ。

ウニ吉は蚊が大嫌いだ。
全て殺すまで、もう寝ることができない。
スリッパを片手に、パシパシと蚊を殺していく。
再びベッドに戻れたのは、午前4時過ぎだった…。

学会3日目・イタリア人とドイツ人

2005年07月09日 | Weblog
リールでの学会3日目。
今日は、朝の8時半から午後8時まで
聞きたい講演がぎっしりと詰まっていて、
その合間にもディスカッションをしていたので、
とても疲れた一日だった。

学会が終わった後は、ゲッツェさん&Sperl と夕食に向かう。
途中、Sciortinio の一行と偶然出会ったので、
総勢8人でレストランに向かうことになった。

ゲッツェさんやSperl、ウニ吉はどのレストランでもよかったけど、
エマニュエラはさすがは女の子。
ガイドブックの中の地図を指差して、
絶対にこのチーズ・フォンデュの店で食べたいと言う。
彼女のボスである Sciortino が
チーズが嫌いなのを知っていても、である。
Sciortino は、エマニュエラが行きたいのなら仕方が無い、
という感じで、かわいそうに、彼だけが別メニューを注文した。

あと、イタリア人&ドイツ人と一緒に歩くと面白い。
ウニ吉、Sperl とエマニュエラが集団の先頭で
話しながら歩いていると、横断歩道に差し掛かった。
信号は赤だったけど、車が来ていなかったので、
ウニ吉とエマニュエラ(イタリア人)は、
当たり前のように信号を無視して渡り始める。
でも、Sperl (ドイツ人)はきちんと立ち止まって、
「コラコラ。信号は赤だよ」と注意してくれた。
ドイツ人はルールに厳しいからねぇ。

夕食後は、ホテルに戻って即就寝。
とてもハードな一日だった。

学会2日目・だろ?

2005年07月08日 | Weblog
リールでの学会2日目。
今日はウニ吉の発表の日だ。

こういう日に限って(?)、朝から大事件発生!
キャリー・ケースに小さな南京錠をかけているのだけど、
鍵をケースの中に入れたまま、南京錠を閉めてしまった!
でも、このケースを開けずして過ごすことはできない!

大ピーンチ!!!
朝からと~ってもブルーな気分になる…
わけはありませんよ、これくらいのことで。

冷静に対処法を考える。
南京錠は、そんなに簡単に壊せるものではない。
という訳で、キャリー・ケースに付いている
小物入れ用のポケットの内側の布を、
ボールペンの先端で引き裂き、
そこから中に何とか手を入れて、鍵を取り出すことに成功した。
引き裂いた部分は、適当に布のパッチを当てれば良いだけだ。
キャリー・ケースの外面には何の損傷も残らない。

さて、気を取り直して学会会場に向かう。
が、地下鉄の駅を出ると大雨。
折りたたみ傘を持っていたので、あまり濡れはしなかったけど、
靴の中がビショビショになって気持ち悪かった。
でも、これくらいじゃへこたれません!

学会会場に到着すると、すぐにトイレに向かった。
用を足した後、後ろを振り返ると、
Baschnagel が順番待ちをしていた。
昨日、とりあえずの挨拶はしたけど、ゆっくり話せなかったので、
再度握手をしようと、お互いが手を伸ばし始めた。
でもすぐに、まだ手を洗っていないことに気づいた。
Baschnagel も気づいたようで、彼の手がこちらに伸びてこない!
一瞬気まずい空気が流れた後、「じゃぁ外で」と言って、
トイレの外で、お互い綺麗な(?)手で握手をした後、
ゆっくりと話をした。

さて、ついにウニ吉の発表だ。
準備をきちんとしていたので、それなりにうまくいった講演だと思う。
講演後、「nice talk」だの、「excellent wok」と言われる。
日本だと、「そんなことないですよ~」と
謙遜しなければいけないけど、ここはヨーロッパだ!
「だろ?」みたいな顔をして、ディスカッションを続けた。

その後も、ゲッツェさん他のトピックについてディスカッションしたり、
興味のある講演を聞いたりして、充実した時間を過ごす事ができた。

リールへ移動・リールでの学会初日

2005年07月07日 | Weblog

今日はユトレヒトからリールへ移動する日。
午前10時前にホテルをチェックアウトし、中央駅へ向かう。

今日も天気が良くないし、気温が低い。
半袖しか持ってこなかったウニ吉にとってはかなりつらい。

電車の乗り場を確認しようと電光掲示板を見ていると、
これからスキポール空港に向かう奥村さんに声をかけられる。
相変わらず、彼も半袖姿だった。
でも、寒そうな様子ではなかった。

さて、今日はまずロッテルダムに移動し、
そこからブリュッセル行きに乗り換え、アントワープで降りて、
最後にリール行きの電車に乗る予定。
電車の待ち合わせ時間を含めて、約4時間半の行程だ。

ユトレヒトから、およそ30分でロッテルダムに到着。
観光する時間も無いので、駅前の写真を記念に撮っておく(上の写真)。

ブリュッセル行きの電車が来るホームに行くと、
東大の田中先生のグループに出くわした。
彼らもリールを目指しているので、せっかくだから
一緒に行くことにした。

田中グループの何人かとは、以前クレタ島の学会で出会っている。
ウニ吉のことも、妻のことも覚えていたようだ。

ロッテルダムから、1時間ちょっとでアントワープに到着。
でも、風景が連続的に変化しているせいか、
ベルギーに来たという実感がまるで無い。

アントワープからリールまでは、ひたすら田中先生と話していた。
最初は研究関係の話ばっかりだったけど、
途中からは、なぜかサッカーの話題になった。

リールに到着。
ホテルにチェックインし、早速学会会場に向かう。
今日の5時から、opening session が開かれるのだ。
地下鉄の駅でアントニオと遭遇し、一緒に会場まで移動した。

opening session はあまり面白くなく、ほとんど寝てしまった。
みんなもっと話題を絞って、ゆっくりと話して欲しかった。
スライドが次々と変わって行くので、何のこっちゃ?
と思っている間に、知らず知らず寝てしまっていた。

opening session が終わると、今度は reception が始まる。
ゲッツェさんや Kob、Baschnagel をはじめ、
多くの知人と再会を果たすことができた。

学会最終日・アムステルダム again

2005年07月06日 | Weblog

ユトレヒトにおける学会の最終日。
でも、今日は学会会場にすら足を運ばなかった。

今朝も天気が悪く、とても気温が低そうだ。
朝食をとる時に、窓際の席に座って道行く人たちの
服装を観察したけど、みんな防寒具をまとっていた。
日本でいうと、春先の服装って感じだ。

そんな中、半袖姿、しかもTシャツで歩いている人を発見!
気合が入ってるなぁと思ってよく見ると、奥村さんだった…。
(奥村さんは、偶然にも、同じホテルに泊まっている。)
先に朝食を済ませて、学会会場に向かっているようだった。

奥村さんはかなり暑がりだ。
ハンカチの代わりに、いつもタオルをズボンのポケットに
しのばせていて、しょっちゅう汗を拭いている。
最近、研究所ですれ違った時の挨拶は、いつも「暑いですねぇ」。

うまく表現できないけど、奥村さんは、存在そのものが
「地球温暖化」を彷彿させるような、そんな存在だ。
今回の涼しい(寒い?)オランダ滞在において、
水を得た魚のような心地よさを覚えたに違いない。

朝食後、同じ研究室の吉田君にメールを書く。
実は、なぜか研究所のサーバーに拒否されて、
研究所のアドレス宛に来たメールが読めないのだ。
とりあえず、「.forward」ファイルを書いて、
フリーメール宛に転送してくれるように設定したけど、
日本を発ってからこれまでのメールが読めていないのが不安だ。
どうせ、大したメールなんて来ていないと思うけど…。

今日の午前中は、ホテルにこもって
リールの学会の発表の練習に時間を費やし、
午後からは再びアムステルダムに向かうことにした。

アムステルダム中央駅に到着(上の写真)。
この写真を撮ってしばらくすると、大雨が降ってきた。
この雨をどうやり過ごそうかと「地球の歩き方」をパラパラめくると、
「運河クルーズ」を発見!
アムステルダムといえば運河だし、雨の中のクルーズも
酔狂かなと思い、駅前の乗り場からボートに乗り込む。

雨が降っていたけど、あまり気にせずに窓を開けて
外の景色をぼ~っと眺めていた。

すると、運河の上に建つ(?)家を発見!
これは別荘みたいなものだろうか?

こういうものを見ると、すぐに
住所はついているのだろうか?とか、
税金はどうなっているんだろう?とか、
しょーもないことばかり考えてしまう。
「運河の上に家があるなんてすごい!」と
単純に驚くだけでいいのに…。

運河クルーズが終わると、雨も上がっていたので、
中心部を適当にプラプラと歩くことにした。

アムステルダムの中心、ダム広場に到着。
でも、これといった見所はなかった。

運河沿いを歩いてみたりするけど、さすがに飽きてきた。
やっぱり、一人で観光してもつまらない。

という訳で、ダム広場まで戻って、中央駅を目指す。
途中、今回オランダに来てから、まだ一度も
大聖堂や教会に入っていないことに気づく。
一つくらいは入るかと思い、「地球の歩き方」の地図を見ると、
「旧教会」と呼ばれる、アムステルダム最古の教会が
すぐ近くにあるみたいだ。

早速、旧教会に向かうことにした。
歴史的な地区にあるんだろうと思っていたら、
何だかいかがわしい店が溢れている路地に入った。
あまり気にせずにそのまま進み、旧教会に到着。
すると、何だか強烈な視線を感じる。

辺りを見渡すと…、
何と下着姿の黒人女性が、ガラス張りのドア越しに
ウニ吉を手招きしているではないか!?
しかも、そのようなドアがズラリと並んでいて、
たくさんの下着姿の黒人女性がいる!!!
なんてこったい!?
ウニ吉はどこに来てしまったんだ???

あわてて「地球の歩き方」をよく見ると、
何と「旧教会」が、いわゆる「飾り窓」地区の
ど真ん中にあることに、この時初めて気づく。
そう思って辺りを見回すと、
確かにやばい雰囲気&輩で溢れている。

でも、せっかくの機会なので(?)、
この地区を歩いてみることにした。
もう、「旧教会」に行くことなんか忘れてしまっていた。
これまで見たことの無い世界がそこにはあった。

アムステルダムの裏社会をちょっぴり垣間見た後、
まだ時間が早かったけど、ユトレヒトに戻ることにした。
早めの夕食をとって、午後6時過ぎにはホテルに戻った。
すると、6時半頃、嵐のような大雨が降ってきた。
早めに戻って正解だった。

今回の滞在中、全般的に天気が良くないけど、
まだ一度も傘を使わずに済んでいるのでラッキーだ。

学会4日目・アムステルダム

2005年07月05日 | Weblog
学会4日目。
今日は興味のある講演が無いので、
学会に行く気ナッシング状態。
それでも、昨日 Fuchs とディスカッションの
約束をしてしまったので、10時過ぎにホテルを発った。

外はかなり寒い。
気温は15度くらいか?
北海道より寒かったりして。
コートを着ている人がいる中、半袖姿で学会会場に向かう。
何かはおるものでも持って来ればよかった。

会場に到着すると、すぐに Fuchs と遭遇。
しばらく世間話をした後、一緒にランチを食べる。

最初は研究関係の話ばかりしていたけど、
子供の話題になると、いかつい Fuchs の表情が急に和んだ。
9ヶ月になる娘がかわいくて仕方がないようだった。

ランチの後は本格的なディスカッション。
かなり濃密な時間を過ごした。

ディスカッションの後、一服休憩をしていると、
アレックスが近づいてきた。
何か話したくて仕方が無いという表情をしていた。

案の定、昨日の conference dinner の悪口をさんざん聞かされた。
「ちょっと待って、今最も適切な形容詞を見つけているから…」
と言いながら、いかに昨日のディナーが悪かったのかを
力説してくれた。

でも、1つだけよかったこととして、
Hansen と話ができたことをあげていた。
(Hansen は、この業界では誰もが知っている
Theory of Simple Liquids という本の著者。)

そして、わざわざ日本から持ってきた本にサインしてもらったことを、
誇らしげに語る。
「そのためだけに、わざわざその本(結構厚い)を持ってきたの?」
と笑いながら聞いたら、
「あんまりからかうなよ。恥ずかしいじゃないか」
と顔を赤らめていた。
意外にシャイなのか?

Fuchs とのディスカッションも終わったことだし、
今からアムステルダムにでも行こうかなと思っていた時、
アントニオとすれ違った。
今回は、まだ彼とゆっくり話す機会を持てていない。
「俺は今からアムステルダムに行くよ。
リールでゆっくり話そう。
で、アントニオは今からどうするの?」
と聞くと、
「I'm going to the conference room ...」
と答えてきた。
こいつはスペイン人ながらまじめなんだよなと思ってると、すかさず
「to have some sleep.」
と言ってきた。
確かに…、寝るには最適な場所だ。

アントニオみたいにまじめで正直な人には好感を抱いてしまう。
いつか共同研究ができたらいいな。
彼の大学はアンダルシアにあるし…。

アントニオと別れた後、ユトレヒトの中央駅へバスで向かう。
もう午後の3時を回っていて、あまり観光はできないだろうけど、
妻に頼まれた買い物くらいできるだろうと思い、
アムステルダム行きの電車のチケットを買う。
乗り場はどこかなと、電光掲示板をじ~っと見ていると、
2メートルほど離れた所で、
同じく掲示板をじ~っと見ている三浦さんを発見!

「今日はアムステルダムへ行ったんじゃなかったんですか?」
と聞くと、
「あ~、今帰ったとこ。
明日、ライデンに行こうと思ってるんだけど、
どの電車に乗ればいいのかと思って」とのこと。
三浦さんにとって、アムステルダムはあまり魅力が無かったのかな?

午後4時前にアムステルダムの中央駅に到着。
とりあえず、グッチの店を目指して、トラムに乗った。
あっさりとグッチの店に到着。
妻に頼まれたバッグを探し始める。

が、やっぱり無かった。
妻が欲しがっているバッグは、
3年前にフィレンツェのグッチで見つけたもの。
そのバッグは、今は妻のお母さんが使っているけど、
自分も使いたいそうだ。
でも、案の定、そのバッグはこの店に置いていなかった…。

「ウニ吉はセンスが無いので、無かったら何も買わなくてもいいよ」
と言われていたけど、何も買わずに帰るのは悪いので、
センスが無いながらも、できるだけシンプルで
妻の好みに合いそうなバッグを選んで買ってみた。
気に入ってくれるだろうか?

もう夕方遅くなってきているし、天気もあまり良くないし、
バッグ選びで神経をかなりすり減らしてしまったので、
少しだけアムステルダムの中心部を散歩して、ユトレヒトに戻った。

アムステルダムの印象:
確かにそこら中に運河が流れている風景は新鮮で、
オランダ特有の建築物も楽しめたけど、
あまり風情が感じられなかった。
(これといったポイントも無かったので、写真も撮らなかった…。)
あちこちで工事中だったことも、かなりのマイナス・ポイントだ。
最近のヨーロッパの大都市は、
どれも似通ってしまっているような気がする。

やっぱりウニ吉は、イタリアが好きだ!
来年のピサの学会には絶対参加するぞ!!

学会3日目・ハグ

2005年07月04日 | Weblog
学会3日目。
今日は朝から雨が降っている。
でも、日本みたいにずっと降り続けることは稀なので、
しばらく待って、雨がやんでから学会会場に向かった。
今日は平日だということもあって、バスがとても混んでいた。

午前中の講演が終わり、
ポスター・セッションの会場をウロウロしていると、
ローマ大学時代の同僚のエミリアが「ハロー」
と言いながら近づいてきた。

彼女はとても大きい。
握手をした後、急にその大きな顔をウニ吉の顔に近づけてきた!
「おわっ、唇を奪われるっ」と思ったら、
ハグをしてきたのだった。
日本にはそんな習慣が無いし、未だに慣れていないので、
何だかぎこちないハグになってしまった。

今日から Fuchs がやってきた。
Hendrik を交えて一緒に食事をした後、少しだけ議論をする。
続きは明日の昼食時にすることになった。

午後の講演が終わり、階段を降りていると、
アレックスが両手を広げ、上下に体を揺らしながら、
「疲れた~。だっこして~」みたいな感じでこちらを見ている。
はっきり言って、気色悪かった。

帰りのバスは、奥村さん&三浦さんと一緒になった。
くだらない話で盛り上がる。

 ウニ吉: 奥村さんは機内で何の映画を見ました?
 奥村:  「世界の中心で愛を叫ぶ」を見ました。
 ウニ吉: 感動しました?
 三浦:  涙がポロポロっとね。
 奥村:  いえ、そんなことはないですよ。
       でも、どちらかと言われれば、
       感動したことになるんでしょうね。

なんちゅう無意味で非生産的な会話だ!
研究者が3人も集まっているんだから、
ちっとはサイエンスを論じたりしろよ!!

学会2日目・エロバー

2005年07月03日 | Weblog

学会2日目。
今日の午前中に三浦さんの発表がある。
昨日、「会場がガラガラだったらいやだなぁ」と言っていたし、
その時間帯には他に面白そうな講演も無なかったので、
サクラとして三浦さんの発表会場に向かった。
(この学会は、同時に3会場で講演が行われる。)

三浦さんの発表自体は無事終了。
しか~し、質疑応答の時、問題発生!
さすがは三浦さん、やってくれるよ!!!

ある質問者が、
「その結果の error bar (誤差の範囲)はどうなんですか?」
という質問をした。
でも、三浦さんは、「error bar」を聞き取れなかったみたいだ!
「エ、エロバー?」
なんてとぼけたことを言ってる。
やばいよ、三浦さん!

三浦さんも、意味がわからないなりに、何とか答えようとするけど、
当然ながら話がかみ合わない。
質問者が、「error bar は?」と何度も聞いているのに、
三浦さんは「エロバー?」と聞き返すばかり。

このままじゃやばいと思って、三浦さんに教えようとしたら、
すかさず前の方に座っていた吉田君が、
「三浦さん、エラーバーのことですよ」と教えてあげたので、
やっと三浦さんも気づいたみたいで、事無きを得た。

昼食後、一服休憩を取っていたら、Hendrik が話しかけてきた。
彼の最近のシミュレーション結果について聞いてもらいたいと言う。
polymer の研究に関しては、リールに移動した後、
Fuchs と Baschnagel を交えてまとめて議論しようと思ったけど、
せっかくいろいろと資料を持ってきてくれたので、つきあうことにした。

詳しく書いても仕方がないけど、彼の結果に少し驚いた。
ちょうどやって欲しいと思っていたことを、既にやっていたのだ!
う~ん、このペースで研究が進むと、
やっぱり今年もストラスブールに行く必要があるかも。

その後、学会会場をブラブラ歩いていると、ジョセップに遭遇。
「おっ、久しぶり~」から始まって、彼のマシンガン・トークが始まる。
このイタリア人は、本当に調子がいいやつだ。
別れ際に、「明日のポスター発表、絶対に聞きにいくから」
と言っていたけど、彼は絶対来ないはずだ。

午後6時頃、今日の講演がほとんど終わったので、
再び三浦さんと夕食にでかける。
今日は初めてユトレヒトの中心部に行ってみた。

特に、これといった特徴のない街だけど、
運河沿いの風景はなかなか綺麗だ(上の写真)。
(運河の水は汚いけど…。)

おいしそうなレストランを探したかったけど、
二人とも疲れていたし、お腹もすいていたので、
イタリア料理ならそれほど外れることもないだろうと思い、
運河沿いのイタリア・レストランに入ることにした。

料理の味は、中の下といったところか?
でも、この立地条件と値段を考えると、acceptable なレストランだった。