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ウニ吉の、ウニ吉による、ウニ吉のための…

学会4日目・アムステルダム

2005年07月05日 | Weblog
学会4日目。
今日は興味のある講演が無いので、
学会に行く気ナッシング状態。
それでも、昨日 Fuchs とディスカッションの
約束をしてしまったので、10時過ぎにホテルを発った。

外はかなり寒い。
気温は15度くらいか?
北海道より寒かったりして。
コートを着ている人がいる中、半袖姿で学会会場に向かう。
何かはおるものでも持って来ればよかった。

会場に到着すると、すぐに Fuchs と遭遇。
しばらく世間話をした後、一緒にランチを食べる。

最初は研究関係の話ばかりしていたけど、
子供の話題になると、いかつい Fuchs の表情が急に和んだ。
9ヶ月になる娘がかわいくて仕方がないようだった。

ランチの後は本格的なディスカッション。
かなり濃密な時間を過ごした。

ディスカッションの後、一服休憩をしていると、
アレックスが近づいてきた。
何か話したくて仕方が無いという表情をしていた。

案の定、昨日の conference dinner の悪口をさんざん聞かされた。
「ちょっと待って、今最も適切な形容詞を見つけているから…」
と言いながら、いかに昨日のディナーが悪かったのかを
力説してくれた。

でも、1つだけよかったこととして、
Hansen と話ができたことをあげていた。
(Hansen は、この業界では誰もが知っている
Theory of Simple Liquids という本の著者。)

そして、わざわざ日本から持ってきた本にサインしてもらったことを、
誇らしげに語る。
「そのためだけに、わざわざその本(結構厚い)を持ってきたの?」
と笑いながら聞いたら、
「あんまりからかうなよ。恥ずかしいじゃないか」
と顔を赤らめていた。
意外にシャイなのか?

Fuchs とのディスカッションも終わったことだし、
今からアムステルダムにでも行こうかなと思っていた時、
アントニオとすれ違った。
今回は、まだ彼とゆっくり話す機会を持てていない。
「俺は今からアムステルダムに行くよ。
リールでゆっくり話そう。
で、アントニオは今からどうするの?」
と聞くと、
「I'm going to the conference room ...」
と答えてきた。
こいつはスペイン人ながらまじめなんだよなと思ってると、すかさず
「to have some sleep.」
と言ってきた。
確かに…、寝るには最適な場所だ。

アントニオみたいにまじめで正直な人には好感を抱いてしまう。
いつか共同研究ができたらいいな。
彼の大学はアンダルシアにあるし…。

アントニオと別れた後、ユトレヒトの中央駅へバスで向かう。
もう午後の3時を回っていて、あまり観光はできないだろうけど、
妻に頼まれた買い物くらいできるだろうと思い、
アムステルダム行きの電車のチケットを買う。
乗り場はどこかなと、電光掲示板をじ~っと見ていると、
2メートルほど離れた所で、
同じく掲示板をじ~っと見ている三浦さんを発見!

「今日はアムステルダムへ行ったんじゃなかったんですか?」
と聞くと、
「あ~、今帰ったとこ。
明日、ライデンに行こうと思ってるんだけど、
どの電車に乗ればいいのかと思って」とのこと。
三浦さんにとって、アムステルダムはあまり魅力が無かったのかな?

午後4時前にアムステルダムの中央駅に到着。
とりあえず、グッチの店を目指して、トラムに乗った。
あっさりとグッチの店に到着。
妻に頼まれたバッグを探し始める。

が、やっぱり無かった。
妻が欲しがっているバッグは、
3年前にフィレンツェのグッチで見つけたもの。
そのバッグは、今は妻のお母さんが使っているけど、
自分も使いたいそうだ。
でも、案の定、そのバッグはこの店に置いていなかった…。

「ウニ吉はセンスが無いので、無かったら何も買わなくてもいいよ」
と言われていたけど、何も買わずに帰るのは悪いので、
センスが無いながらも、できるだけシンプルで
妻の好みに合いそうなバッグを選んで買ってみた。
気に入ってくれるだろうか?

もう夕方遅くなってきているし、天気もあまり良くないし、
バッグ選びで神経をかなりすり減らしてしまったので、
少しだけアムステルダムの中心部を散歩して、ユトレヒトに戻った。

アムステルダムの印象:
確かにそこら中に運河が流れている風景は新鮮で、
オランダ特有の建築物も楽しめたけど、
あまり風情が感じられなかった。
(これといったポイントも無かったので、写真も撮らなかった…。)
あちこちで工事中だったことも、かなりのマイナス・ポイントだ。
最近のヨーロッパの大都市は、
どれも似通ってしまっているような気がする。

やっぱりウニ吉は、イタリアが好きだ!
来年のピサの学会には絶対参加するぞ!!