ばどばーど

主に神奈備の筑波山を中心にした、里や沼のネイチャーフォト、植物や野鳥たちをご紹介します。写真をクリックすると拡大します。

緑陰歓談

2011年08月30日 | Weblog
 益子焼窯元共販センター本店ギャラリーの岩本尚樹・花戊まさき 二人展を観に行きました。今年は、大地震で益子の登り窯がほとんど潰れてしまったそうで、このように作品展ができるのは、作陶への強い気持ちが支えとなっているからでしょう。
 地震後は、誰もがそうであったように、しばらくは、何かをやる気持ちが起きなかったとのこと。岩本さんの処は電気炉で破壊を免れたので、作陶を続けられたのです。今年は、作風にも変化があり、涼しげな器が多いように感じました。奥様の作品も陶人形と共に器も展示されていました。
 ご夫妻との歓談はいつも長くなるのですが、今回もお宅に招かれ、大きな胡桃の樹陰で、美味しいコーヒーを頂きながら、緑陰歓談となりました。光の射し込む間は、私たちの周囲や頭上をオニヤンマ(学名:A. sieboldii )が飛び交い、蚊を捕ってくれたので、一度も刺されることも無く、気持ち良く話が弾みました。広い手入れのされた庭を、オニヤンマがテリトリーにしているのです。すっかり長居をしてしまいましたが、お蔭で愉しい時間を過ごすことができました。 

四半世紀ぶりの本

2011年08月29日 | Weblog
 筑波での、「国際科学技術博覧会」から、26年経ちました。1985年の3月17日から9月16日まで開催されましたが、初日は全く気づかなかったのですが、2回目以降に会場で目にした、山口昌男先生とヴィクター・ターナー編の「見世物の人類学」という本がありました。ところが、当時としては高価で、どうしても手に入れることができませんでした。その本を長い間探していましたが、先日ようやく、ネットで見付けることができ、本日、神田の書店から届けられました。何と四半世紀ぶりのことです。何かほっとした気分になっています。
 1964年6月4日(木)に紀伊国屋ホールで開講した、岩波市民講座は経済学者の大内兵衛先生の講座がスタートでしたが、その後、様々な分野の先生方が登場し、湯川秀樹、西堀栄三郎、梅棹忠夫、亀井勝一郎、大江健三郎、今西錦司、本多勝一、山崎正和、梅原猛、その他各方面の多彩な講師陣でした。当時、土日は出勤が当たり前でしたので、休日を木曜日に入れてもらい、わくわくしながら通ったものです。
 そこで、出会ったのが、その後ライフワークとなった、文化人類学者の山口昌男先生でした。主義流りだった当時、全く違う道を示してくれたのが、先生の講座でした。転勤で東京を離れるまで市民講座に通いましたが、当地へ来て筑波大学が近くにあるので、夜勤明けや休みになると出かけて、山口ワールドのすべてを知ろうと、ノートに書き留めてきました。唯一欠けていたとも云える著書が、本書でした。
 とても良い気候になり、この本をきっかけにして、再び山口ワールドへの旅が始められそうです。

涼風午睡

2011年08月29日 | Weblog
大分、過ごしやすくなりました。早朝、市の保健センターで、健康診断を行いました。食事抜きでしたので、疲れからか朝食後、涼風の抜ける居間で昼寝をしましたが、本当に気持ちの良い風が吹くようになりました。秋ですね。

土壌汚染

2011年08月28日 | Weblog
 すでに、ユーチューブでは、知られた話ですが、児玉龍彦(参考人 東京大学先端科学技術研究センター教授 東京大学アイソトープ総合センター長が、国会議員の前で追及した発言内容は、一般のマスコミでは報道されず、隠されたままです。
 東電の原発事故の放射性物質量が、ウラン換算すると、広島原爆の20個分に当たること。1年後の減少量が原爆では千分の一になるが、原発では十分の一にしかならないことなどです。
 ですから、福島では覚悟を決めて、これからの20年、30年を、さらに永久対策を見据えた施策が必要になるのです。いつかは帰れるなどと、淡い期待など持たせてはいけないのです。首長の早い決断が前向きの施策に繋がっていくと思います。

ハスの花芯

2011年08月28日 | Weblog
ハスの黄金色した花芯が見られました。
昨日、菅首相が福島へ行き、放射能汚染物質の貯蔵施設を福島に整備するように、知事に求めたことは、評価されるべきことです。最後にきちっと仕事をしたことになるでしょう。原発の賛否に関係なく、施設のある県民は、その覚悟が必要です。その姿勢がないと原発に対する厳しい目を維持できないと思います。