ばどばーど

主に神奈備の筑波山を中心にした、里や沼のネイチャーフォト、植物や野鳥たちをご紹介します。写真をクリックすると拡大します。

顔が見えない。

2011年03月30日 | Weblog
 中越沖地震の時にもそうだったが、東電の社員の顔が見えない。TVに出てくるのは東京に居る社員で、現地の社員の行動や意見が見えないのだ。自衛隊や東京のレスキュウ部隊が出向いても、東電の社員と共に作業している様子も見えない。
 危険な作業を担当させられているのは、「作業員」という下請け会社の社員なのだ。この作業員という呼称が隷属関係を臭わせている。水浸しの場所に入らせるのに、長靴も履かせないのは、社員でないからなのだろう。実際、東電の社員は被曝していない。ここに、普段から物云えない風土が浮かび上がってくる。
 一番現場を知っている作業者が改善の声を揚げられていない。故に、非常用電源設備が、全て駄目になってしまったことに、繋がっているように思えてくる。何故なら、2007年7月中越沖地震で、柏崎原発が被災した際に、全国の原発が再点検されたはずだ。にも拘わらず、海辺に設置された設備の見直しが全くされなかったのだ。非常時の作業標準が作成されていないのだろう。作成されていれば現場の声が届いているはずだからである。通り一遍の標準書は、そりゃあるだろう。しかし、何の役にもたっていないから、今現在の状況がある。
 東電と隷属関係に無い東京消防庁の署員は、その扱われ方に疑問を感じ、知事が首相にねじ込む処までいった。下請けとはいえ関電工は東証第1部上場の企業なのだ。社員の置かれている現状について、何か発言があって当然と思うのだが、それがない。
 旨い物を食わせてやってくれと云っているのではない。保温ジャーに味噌汁と飯を入れて、自衛隊のヘリで毎日運んでやることぐらい出来るのではないかということなのだ。今の、現状は避難所に居る避難民と同じだということなのだ。(本当は、あの新聞記事は間違いで、十分食べていると言ってもらいたいのだが。)
 すでに、外は鶯が囀り、揚げ雲雀が青空を羽ばたいている。原発の現場の作業者に見せてやりたい。

目を覚まして!!

2011年03月29日 | Weblog
いやぁー驚いた!
東電は地震の被害者であることに変わりはない。しかし、日頃から、何も改善に向けて業務をしていなかったかが、解かった。
 日経の夕刊の社会面によると、原発作業員”一日2食、クラッカー・缶詰”とあり、記事に「作業員が口にするのは1日に水1・5㍑、クラッカー、パックジュース、乾燥米、缶詰で1日2食」とある。
夜は会議室や廊下に鉛のシートを敷いて毛布にくるまる。
 驚いたのは、22日~26日まで滞在した経済産業省原子力安全・保安院の保安官が、これを28日に明らかにし、頑張っていると評価した、と云うのだ。評価でなく、激怒して、すぐにまともに待遇するよう指示するのが役割でしょう。
地震が発生したのは、11日ですよ。物資が届いた23日から、ミネラルウォーターが、もう1本増えただけだとのこと。
 何をやっているのだろう、こんな粗末な食事待遇に疑問を感じないのだろうか。これで決死に原発の暴走を止めようと作業している労働者が、好い作業が出来るわけがない。  万全を期していない。これでは、まともな仕事ができる訳がない。だから毎日不安が増大する事故が発生してくる。放射能で汚染された漏水中に短靴で入らせるなど、常識も欠如している。長靴ぐらい支給しなよ。寝る時ぐらい簡易ベットと寝袋くらい用意しても罰は当たらない。こういうことが真ともでないと、発表される放射線量のデータも信用できなくなる。
 お願いだから、腹の温まる食事を提供してやってもらいたい。大地震の被災者がカップラーメンの温もりに”生き返った”と声を揚げていた。原発の労働者たちも、まともな食事で、生き返らせてやって下さい。
 当地の、ミニコミ紙が”明日は必ずやって来る”という表題で震災の特集版を発刊したが、これは被災者を励ます言葉としてだった。
 しかし、いまの東電の状況では、明日は必ずやって来ると云えなくなった。
目を覚ましてもらいたいものである。

強風

2011年03月26日 | Weblog
 隣の空き地を畑にしているY氏ご夫婦が、強風の中で耕してジャガイモとネギを植えていった。その後で、ここで越冬したジョウビタキが来て採食していた。外に出る気がしないほどの風なので、部屋の中からガラス越しに撮った。せっかく覆いをしてあったブルーシートが捲れてしまっていた。固定していたポールが倒れてしまったからだ。
 昨日植え付けたネギが心配になり、風が少し治まってから確認に行ってみると無事だった。深い溝にしておいたので、風が通り過ぎて直接当たらなかったのだろう。

ネギ苗植え付け

2011年03月25日 | Weblog
 野菜の一部から、放射性ヨウ素等が基準値を超えて検出され、出荷禁止命令が出されました。農家の方は大変ですね。
 我が家では自家消費なので、気にすることなく、先日の墓参りの帰途購入したネギの苗を今日、植え付けました。10日後の4月3日に施肥することになります。当地は遅くまで霜が降りるので、皆トンネルを掛けてあり、散水も井戸水なので、あまり不安はありません。
 菜花が美味しい季節なので掻いてきました。

冷え込み

2011年03月25日 | Weblog
 今朝も厳しい冷え込みとなりました。東北地方の太平洋側では例年だとほとんど雪等降らないのに、今年は天気予報を聞いていると雪の予報が多いようです。今日は業者の方が来られて、屋根修復の資材が入らないと嘆いていました。見積もりが決定しても、すぐには、時期が決まらないそうです。覚悟しておりましたが、車が買えそうで、ギャフンとなりました。
 NHK・TVで、北茨城や大洗の津波の様子が、初めて放送されましたが、牛久市の地震被害も明らかになってきたようです。人的被害6件、家屋被害530件、水道管被害72件、電柱被害31件、道路被害83件、ブロック塀倒壊等74件、がけ崩れ、地割れ被害46件、合計842件だそうです。