罹災３周年

　東日本大震災で罹災して、３周年を迎えました。私どもよりも何倍も大きな被害を受けられた方々も多数いらっしゃいます。お亡くなりになられた方々に、黙祷を捧げました。本日は、私どもにとって記念すべき日なのですが、そのことをどこやらへ置いてきたような年月となりました。この間も、以前と同じように東北に足を運び接してきました。老いを重ね、生きていたらまた来るね、が、別れの言葉になりました。
　当地の除染も徐々に進んでいるようですが、未だ測定は続いています。畑の作物は農家の分は測定してくれますが、自家菜園などの野菜は地域の測定結果で判断するしかありません。福島でも茨城でも、農産物は厳しい測定検査基準でＯＫが出ても売れないそうです。しかし、気持ちは分かりますが、加工食品なら、何の測定検査もしないものなど、不安で買えない筈です。遠方の野菜だからと高い値段で売られているとか。合点がいかない話です。


　　　　　　　ゴロゴロと　また馬鈴薯を植うるなり　　　　　　潮時　卓