直ぐ咲いてしまうのですが、この花が咲くと南風が夏を運んできてくれます。子供の頃の思い出深いツバナです。戦後の疎開地で食べ物がなく、ひもじい思いをした折に、子供たちはツバナの新芽を摘んでそのまま食べていました。ほんのり甘く、甘いものに飢えていた子供たちの格好の食べ物でしたが、あっと云う間に咲いてしまってガッカリさせられたものです。いまでも、栄養失調時代の私の原点のひとつです。そして、お腹がいっぱいになるサツマイモの苗を、期待を込めて植えつける父と母の手伝いをしたものです。
新聞にカナダツルの記事が出ていたので、現地に行ってみましたが、飛び去ったのか出会えませんでした。ダイサギやコサギ、アマサギ、アオサギはかなりいましたが、見当たらず帰る決断した途端に雨が降り出しました。帰宅するまで降っていました。この鳥さんは両脚に脚環を付けているので、伝書鳩と思いますが、何か輝いていました。きっと大事に手入れされているのでしょう。