海猫の宝物

人生を豊かにする冒険を求めて

可愛いくて、ほね抜き vol.1

2015-09-02 01:11:43 | ペット


家の飼い犬は2匹のミニチュア・ダックスフント
Happy(左:レッド) と Daisy(右:ブラッククリーム)





7年前、子犬だったこの子達を我が家に迎え入れた時、
今よりずっと毛が短く、顔もおぼこく、しっぽはねずみのように細く短かった。

おてんば娘達は引っ越したばかりの家の壁をぼろぼろにしたり、
散歩中脱走して危うく大道路に飛び出しそうになったり、
社会化に失敗して犬嫌いになったりした。
(オイオイ・・)

家の破壊は良いとして、(い、いいのっ?! )、
後のふたつは完全に飼い主である私の責任で、育て方の問題だったと思う。

だけど、それが分かるまでにすごく時間が掛かり、
たくさん怒ったりした。
今ではなぜ分かってあげられなかったのかと、とても後悔する。



私は昔から犬や猫、動物が大好きで、母曰く
幼稚園に入る前から気が付けば近所の公園で野良猫を抱えていたりしたそうだ。

ずっとマンション暮らしで、大人になるまで一度も大きな動物を飼うことはなく、
小学校の時に飼っていた白文鳥(しー)と桜文鳥(くー)が過去唯一のペットでした。

彼女たちも可愛かった。
どちらも雌の文鳥で、仲が良いとは言えないケンカっぷりのくせに、別々の鳥かごに入れると、
端っこに寄って、かご越しにくっ付きあっていた寂しがり屋さんでした。



そして大人になって、引っ越しを期に大好きだった犬を飼える環境が出来た。


2008年3月、まず我が家にやって来た Happy。

来て間もない頃の写真


この子は性格が穏やかで、
ペットショップに入るなり母が一目惚れ。

ケージの外に出してもらうと、馬がギャロップするようにぴょんぴょん飛び跳ねて、
私達にしっぽを振って、嬉しそうに愛想を振りまいた後、
お店の奥の方に一人で冒険に行ってしまいました。笑

ちゃっかり愛想良く、でもマイペースに自分のしたいことをする性格は
この頃から今でも変わりません。笑


誰にでも懐いて、色んな事に興味津々なHappy。








私も家族も皆昼間は働きに出ていて、
ちょうど母が年1度の長期休暇中にHappyを迎え入れたのですが、
ずっと一緒に居てあげられるのは つかの間・・・。


1匹じゃ可愛そう、ってことで半年後の2008年 夏、新たに迎えられたのが
Daisyちゃんでした





この子はHappyとは全く違った性格の持ち主でした。


温和で人や犬が大好きなHappy。



それに比べてDaisyはすぐには懐かず、攻撃的な態度を取るミニオオカミのような子でした。

犬を飼うということの何も分かっていなかった私達は、
初めて迎え入れたのが穏やかなHappyだったこともあって、
Daisyのチビながらの凶暴さにはビックリ・・


Happyの寂しい思いが少しでも緩和されるようにともう1匹迎え入れたのがDaisyだったので、
この子が最初からHappyに攻撃(Happyより半年年下で体は1周り以上小さいくせに、わりと強い)
したこともあって、しばらくHappyへ感じるのと同じような愛情をなかなか持てなかった。


あの時は本当に悩んで、どうしようかと思いました。
この子を家族に迎え入れるのに、同じように愛情を与えてあげられないなんて・・・




Daisyを迎え入れたその日から、HappyはDaisyのケージの前を行ったり来たり、
構いたくて仕方が無い様子でした。

しかしDaisyの方は警戒心が強く、Happyに対しては無視、若しくはアタック、
私達の方にも”ごはん頂戴~” とか可愛いものではなく、”飯くれ~”的な表情で見てました。
随分噛まれました




だけどね



でもね、私にだって、性格があるんだよ~



Happyみたいにすぐには適応できないんだ・・。



だから、

少しだけ、時間を下さい。






少しずつ、私達飼い主に懐き始めたDaisy。

可愛いもので、餌を与え始めてから2-3週間で、
側に寄って来て、甘えるようになりました。



Happyとの小競り合い(笑)は相変わらずでしたが、
徐々に私達人間の取り合いみたいな感じで。


時間が経ち、一緒の毎日を重ねる毎に、
彼女(Daisy)の中に明らかな変化が見られた。







家で偉そうにしているくせに、なんと怖い時はお姉ちゃんのHappyの後ろに隠れるのです。
何て都合の良い子でしょうね。笑


感動したのは、ある日旅行で一晩ペットホテルに預けた時のこと。

置いてけぼりが信じられなかったのか、
私達の姿が見えなくなるまで鳴き続けていた2匹・・


翌日お迎えでペットホテルのお姉さんに、2匹の様子を聞いた時のことです。

「HappyちゃんもDaisyちゃんも、慣れるまで緊張した顔つきでしたよ。
Happyちゃんが、Daisyちゃんを後ろにかばう様な感じでした。
さすがはHappyちゃん、お姉さんですね



いつも負けてばっかりのHappyが、いざという時(?)は
妹のDaisyをかばおうとしたなんて・・






そして、Happyを頼ろうとするDaisy。。

徐々に家族意識が芽生えてきたのかな?