楽善な日々

新社会人となった楽と、大学生善、おとん、そしておかんの日々を綴ります。新しい街に引っ越して、新しいスタートを切りました。

白髪のままで~50代の悩み

2023年08月17日 | 2023年日記
50代になってから気になっていることがある。
白髪が増えてきた。
こめかみはとてもとても白い。
部分染めのように。

化粧をしないで出歩いているのに、
白髪はなかなか自信をもって見せられないでいる。
しわとかシミは見せられるのに、
白髪にはこだわってしまう。
なぜだろう。
何かそこには壁がある。

今、新社会人でがんがん働いている楽は
保育園の頃、白髪頭だった。
3,4歳の小さな楽の頭は、
髪の毛がきらきら光っていた。
白い髪が光を反射するのだ。

転勤族だったので、環境がくるくる変わることに
ストレスを感じていたのだろうか。
それとも、ホルモンのバランスの問題だろうか。
幼児期に白髪ができるなんて何故なのだろう。
楽の白髪頭を見るたびに
心が痛んだ。

保育園の先生が
楽に良いのではないかと
ヘナで染めることを勧めてくれた。
自然素材のヘナだと、染めるときの負担が少ないだろうと。
ヘナの粉を購入して染めてみたら、違和感のない仕上がり。
小学校の高学年まで
長いことヘナで染めていたっけ。

薬草独特の匂いと、
ヘナの粉を温かいお湯で練っていく過程、
温かいヘナを髪の毛に塗ってあげる時間、
ふたりだけのゆっくりとした時間。
そんなヘナの時間がとても好きだった。
「楽、ヘナしよ~」
「ええ~」
楽は面倒くさかったのだろうなあ。

中学になってからは、なぜだか楽の白髪が減ってきた。
どんどんどんどん黒髪が増えていって、
そのうちヘナで染める必要がなくなった。
何故いきなり白髪が減ったのだろう。
中学時代から大きな転勤がなくなったからだろうか。
ストレスが減ったのかな。
人の体は不思議でいっぱいだ。

楽と二人のヘナの時間がなくなってしまい、
なんだか寂しかった。
楽の頭に温かいヘナを塗ってあげる時間、
独特なヘナの匂いに囲まれる時間が名残惜しい。
でも、おしゃれをしたい女の子。
楽にとっては、とても良いことだ。
不思議な不思議な、とても良い出来事。

さて、私の髪のこと。
どうしましょう。
堂々と白髪を見せてみるのはどうでしょう。

今まではヘナで染めていた。
楽の使い古しのヘナがあったので、
それを使って染めてみて、
おとんが買い足してくれて、今に至る。
湯で溶いたヘナの粉のあたたかさ、
ヘナの香り、染め上がるまで待つ時間、
全部好きだけど、
そろそろ
今のままの自分を全部出していってもよいのではないだろうか。
どうでしょう。

なかなか踏み切れないのは
ドンと老けて見えてしまうのではないかという
思い込みがあるからだ。
でも
もう50過ぎ。
繕うのはやめて、
ありのままで過ごしてもよいと思う。

今日明日でヘナ染めをしようと思っていたのだけれど、
なにか、
ありのままの自分
ありのままの自分
という声が聞こえる気がする。
さて、どうしましょう。

50代らしい悩みに翻弄される一日でした。
どうしましょう。

8月17日    おかん






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