楽善な日々

新社会人となった楽と、大学生善、おとん、そしておかんの日々を綴ります。新しい街に引っ越して、新しいスタートを切りました。

思いがけないもの

2023年08月31日 | 2023年日記
思いがけないものに出くわしたとき
何か得をした気持ちになる。
洗濯物のポケットを探ったら500円玉が出てきた、
ベッドの下を掃除したら読みたかった本が見つかった。
やったあ。ラッキー。

昨日は思いがけない出会いがふたつあった。

一つ目は庭に出たとき。
視界に見慣れない色が入っってきた。
今までそこにはなかった淡いピンク色。
オジギソウに花が咲いていた。
葉に触ると、しゅんっと葉っぱがお辞儀をする、
あのオジギソウだ。
葉っぱが可愛いから園芸店で買ってきた。
花が咲くなんて知らなかった。
花はふわんとしたタンポポの綿毛のよう。
こんなに可愛い花が咲くなんて思いもよらなかった。
小さな喜びを見つけた。


夜に町内会館に集合して、
配布物を仕分けするお仕事があった。
広報誌をそれぞれの部数ずつラックに並べていく。
5人の皆さんと一緒にせっせと汗だくでお仕事。
帰り道、ふと見上げると、
夜空に月の傘をかぶったまん丸のお月様がぽっかり浮かんでいた。
煌々と輝いて幻想的な様子。
思わず立ち止まって、しばらく見上げていた。
思いがけず見つけた二つ目の小さな喜び。

予想もしていなかった瞬間に
思いもよらぬ景色に出会うとき
ちょっとだけ得をしたような
小さな幸せを感じる。
やったあ。ラッキー。

8月31日     おかん



虫の声合唱団

2023年08月29日 | 2023年日記
夏もそろそろ終わりに近づいているのだろうか。
夜になると、
虫の声が響き渡っている。
とても綺麗な音の合唱団だ。
日中は暑いから気が付かないけれど、
季節はいつのまにか移ろっているのだろう。
虫の声に囲まれて
秋がそこまで来ていることを感じる。

どんな虫が鳴いているのだろう。
庭に出て、耳を澄ましてみる。
高い声と低い声、
キシキシキシと繰り返す声と
リーンリンと鳴るような声。
それが合わさってオーケストラ。
庭の近くに草むらがあるので、
音の主はきっとそこに住んでいるのだろう。

童謡、虫の声の歌詞を見ながら、
どんな虫が鳴いているのか探ってみる。

リンリンリンリン リインリンの鈴虫の声は
高くて澄んでいる。

キリキリキリキリのコオロギも近くにいるみたい。
ちょっと低めの声で鳴いている。

うまおいもいるのかしら。
スイッチョンと聞こえるような気もする。

日が暮れたら
虫の声合唱団の時間。
暑さを忘れて、
夕涼みするだけでも気持ちいいのに、
BGMがついているなんて贅沢だ。
秋がいつの間にか近づいている。

8月29日    おかん

挑戦する人たち

2023年08月28日 | 2023年日記
今までずっと部活部活の日々だった善が、
はじめてのバイトに挑んでいる。
おしゃれなレストランバー。
スポーツ以外を習おうとしている善を見るのは新鮮だ。
研修中は様々な仕事を一通り覚えるので、
この間はキッチンにも入ったらしい。
遊びにでかけていった日は、
帰ると
「うぃ~」としか言わないくせに、
バイトの日は
「ただいま~!かえったよ~」と言う。
ちょっと張り切り気味の声で。
その声がほほえましい。

おとんは釣りに夢中だ。
はじめは友達と声をかけあって行っていたけど、
最近は一人でひょいひょいと、足取りも軽く出かけていく。
自作の仕掛けを作ることにも凝っている様子。
本を何冊か買い込んできた。
釣りの前日になると、
本を覗き込みながら、もくもくと仕掛けを作る。
今日は大漁だったらしい。
ただ、おとんの仕掛けを使った時は、
仕掛けごと全部抜けて、魚たちは一匹残らず海へ。
そんな失敗をほほえみをたたえつつ語っていた。

私はなんと、小説を書いてみようかと無謀な挑戦をしている。
おとんの本棚に
「プロだけが知っている小説の書き方」森沢明夫著
を見つけて、寝ころんで読んでいたら、面白くなってしまった。
書ききったときの達成感とはどんなだろう。
ひとつの世界を創り上げるわけだから、
どんな気持ちになるのだろう。
それを知りたくなってしまった。
日々、暇な時間を見つけては、
キャラクターを考えたり、
プロットを考えたりしている。
人に言うのは、ちょっと恥ずかしいけれど。
家族はそんな私を、ほほえまし気に見ては、
「やっちょるかい?」
と聞く。

挑戦する人たちは
ほほえましい。

8月28日      おかん




虫とごっこ遊び

2023年08月26日 | 2023年日記
昨日、スミレの茂みの中に発見した
黒とオレンジ色のとげとげした毛虫。
その名もツマグロヒョウモンの幼虫。

一匹だけだと思っていたら、
なんと6匹もいた。
これではスミレが食べつくされてしまう。

割りばしを持ってきて、
一匹ずつつまんでは、
6回も往復して
プランターからちょっと離れた雑草のところに持っていった。

今朝、スミレの茂みを見てみると、
なんと、6匹ちゃんといるではないの。
雑草よりもスミレが好物なのだろう。
延々と移動して、よく戻ってきたものだ。
長旅を経て、また故郷のスミレへ。
すごいなあ。

感心している場合ではなく、
また6往復をして、みんなを雑草の所に連れて行った。
今度はちょっと美味しそうな雑草を選んでみた。
ツマグロヒョウモンといたちごっこ。

夕方、植物に水をあげる頃、
最近ますます活発になった「やつら」に追われる。
その名も、蚊。
何故か以前にも増して元気に寄ってくるのだけれど、
インターネットで調べてみたら、
少し涼しくなってくると活動的になるらしい。
炎天下ではちょっと弱ってしまうようだ。

そういえば、
このところ夕方は過ごしやすい。
秋らしい虫の声もする。

植物たちに水をあげるたびに
元気な蚊と鬼ごっこをしている。
昨日は、ノースリーブに虫よけスプレーなし、という
隙だらけの格好で水をあげにいったら、大変なことになった。
油断大敵。

虫とごっこ遊びをする日々。
静かな庭も、実はにぎやかなのだ。

8月26日    おかん





種から育てる~2

2023年08月25日 | 2023年日記
いつだったか、
友人から頂いたメロンを食べたあと
種を取っておいて水に浸しておいたら、
あっと言う間に発芽して、
どんどん苗が育っていった。

今日はその後のお話。

台所に置いていたメロンの苗は
ひょろひょろと背ばかり伸びていったので、
日の光が必要だと
土に植えて外に置いてみた。
すると、葉がみるみる大きくなって、
日々、元気に育っている。
メロンが出来たら、どうしましょう。
種からここまで育ったのかと思うと、とても楽しい。


話はそれるけれど、
メロンの苗の隣のプランターにはスミレが植わっている。
最近、花があまり咲かなくなってきた。
こう暑い日が続くと、
お花は一休みなのだろう。
いっぽう、葉はわさわさと茂って、
お隣のプランターにも浸食しはじめている。
すごいなあ、と見ていると、
珍客を発見。
黒とオレンジの、体がとげとげした毛虫。
インターネットで調べてみると、
ツマグロヒョウモンという幼虫らしい。
スミレの葉っぱが大好物のよう。
いてくれても良いけれど、
あまり食べ過ぎないでおくれ。

種から育てることが楽しくて、今は、
かぼちゃの種、ピーマンの種を水に浸しているところ。
それと、
「木にこんな実がなったのよ。何の実かしら。
 食べられないと思うけど、あげるわよ」
と、お隣のおばあちゃまが庭の柵ごしにくれた実を
割って、種を取り出して、水に浸した。
かぼちゃと、おばあちゃまの実がさっそく発芽した様子。
どうなっていくでしょう。

また別の日・・・

友人からパイナップルを丸ごと一個頂いた。
みんなで甘い甘いとうなりつつ食べた後、
善が言う。
「おかん、パイナップルも葉っぱの部分を切って、
 土に植えておくと育つらしい。やってみる?」
「え~!!やろうやろう!」
葉の部分をぐるりと捻ってもぎ取り、
下の方の葉を数枚取り除き、
そのまま土へねじ込む。
こんなので本当に根付くのかしら。
でも、ものは試し。ただいま実験中。
周りの葉はどんどん枯れてきている様子だけれど、
なんとなく真ん中の方がまだ緑色。
希望はあるのか。それとも枯れてしまうのか。


種から育てることにはまりだしてからというもの、
果物や野菜を切るのが楽しい。
元気そうな種があると、
ついつい水に浸してしまう。

8月25日    おかん