今朝は寝心地がよかった。
窓から秋風が吹き込んで
涼しくて、さわやかで、
なかなか目が覚めない。
もうちょっとだけ、このままでいたいなあ。
あとちょっとだけ、このままで。
そして寝坊してしまった。
隣の部屋の善も、
どうやら同じ気持ちだったらしい。
きっと、もうちょっとこのままで・・
あとちょっとこのままで・・・
と繰り返していたのだろう。
大学をあやうく遅刻するところだった。
よく眠れる秋。
寝ている私や善がいる一方
起きてくる花もいる。
夏の暑さで咲かなくなっていた
マリーゴールドとパンダスミレが
秋になってまた花を咲かせるようになってきた。
緑色が目立っていた庭に、彩りが増えてきた。
なぜか野良猫ちゃんたちも遊びに来るようになった。
キャットニップの茂みに遊びに来ているのかな。
さらっとした秋風が気持ちよいこんな一日、
お昼もうつらうつらと夢の中。
燃え盛る夏の、疲れをいやす一日でした。
「身は浮雲になずらへて、頼まず、まだしとせず。
一期の楽しみは、うたたねの枕の上にきはまり、
生涯の望みは、をりをりの美景に残れり」 方丈記
<わが一身は空に浮く雲と考えて、あてにもしないし、不足とも
考えない。一生の楽しみは、うたたねをしている気軽さに尽きるし、この世の希望は四季おりおりの美しい風光を見ることに
残っているだけだ>
10月2日 おかん
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