空も大地もうごめき、ウゴメク。

この世に生まれたからには、精一杯生きてみよう

端午の節句に菖蒲湯

2007年05月05日 | 個人
   GWも後半に入り、当地は薄曇りの中、朝からパラパラの雨。シトシトまではいかず、パラパラ程度の雨は終日続いた。力(りき)のない雨模様だったが、当社にとっては恵みの雨にもなり得る。明日も明後日も予報は雨だ。この行楽の時季に屋外施設はイベントにたくさんの予算をつぎ込んでいて、集客を図ろうと努力しているが、うちにとって雨は最高の贈り物なんである。館内で家族連れの姿をみると、長男が小学低学年のころまで家族で遊びに出掛けていたことを懐かしく思い出した。10年前くらいだったかなぁ。独身時代に購入したワンダーシビックをその当時も乗り回し、妻と長男を助手席に乗せ、目的地は熊本阿蘇地方にある白水村の「水」取り。徐々に足を延ばすと、猿回しの劇場周りや温泉地巡り、そして舞台は大分へと移り、ドライブがてらに観光地めぐりと温泉地を駆け足で駆け巡った。次の日に仕事があったのでたいていは日帰りだった。景観を楽しめるのは、もっぱら大分・久住高原あたり。熊本も負けてはいない、アスペクタの南阿蘇地方の途中の景色も最高だった。

 当時の仕事で知り合った税関の署長が別府出身で、退職後に長男を連れてお伺いしたこともあった。一泊二日の日程で。自宅はもちろん温泉で、離れに湯治宿をこしらえていた。自由に使っていいよ、ということで当時4、5歳だった長男と3人で家族風呂のように使ったのが懐かしい。広々した湯船にゆっくり使って、何度も入りなおしたのを覚えている。やっぱりいいねー温泉地は、などとないもの欲しさに自宅の風呂が温泉だったらと、地下深く掘って泉源にぶち当たらないかなぁ、と夢も追い続けた。

 明日は、子どもの日。すっかり子どもとの行動も少なくなったが、子どもの健やかな成長を願って「菖蒲湯」にする風習があるのはごぞんじだろうか。

  >ショウブが「尚武」につながり、また、葉の形が剣のようであることから、邪気を振り払い、子供が剛健に育つことを願ったのが始まりという説がある。一方、菖蒲湯には血行をよくし、皮膚をなめらかにする働きがあるといわれている。また、冷え性や筋肉痛、腰痛などの改善にもよいといわれており、科学的にもちょうど季節の変わるこの時期に菖蒲湯に入るのは理にかなっている。市内の健康施設では今日と明日の2日間、イベント湯に菖蒲を浮かべ、子どもばかりでなく大人も楽しませている。すっかりその風習は家庭では見られなくなったが、こういった施設が日本の風習を思い起こさせるとして、菖蒲を頭に巻く人もいたという。

 久々早く帰れた私も今日は妻と次男を連れて夕食は外食にした。車で5分のところにファミリーレストランガ○トがある。目的地はここではなかった。市内でも有数のとんかつ屋さん不○かつに行く予定だった。ところが、ここはいっぱいで中には入れず素通りした。仕方なくガ○トでとなったが、店に入って希望する禁煙席に案内されメニューを見ていたところ、後方から紫煙が。その煙を嫌がった次男は注文前だし、「もう出ようよ」といってオーダー寸前で「悪いけどタバコの煙が強くて」とウエイトレスに告げて店を出た。ホント、この店はタバコを吸う人を中心に設計されているようだ。それも禁煙席の方が多いような気もしたのは気のせいか。私もタバコを吸わないので、さすがにその煙には敏感である。会社でも女子従業員の制服についた匂いで今吸ってきたな、とすぐに分かるくらいだから。やたら香水で消してもすぐ分かる。トイレかな、吸っているのは。個室といえども他の人も使用するのだから、気をつけてほしいものだ。

 さて、結局店を出た私達は、その足でもう一度不○かつを訪ねた。すると駐車場に車1台分の空きスペースを見つけ、するりと駐車。店の手動ドアをみると、なにやら張り紙が。「本日は全席禁煙とさせていただきます」。さすが不○かつ、吸わない人に優しい配慮だ。GWで家族連れも多い。そして客の要望にも応えてくれることで有名なお店である。まさかこういった細かい配慮があろうとは。ついさっき喫煙で店を変えてきたばかりというのに、この配慮は本当に嬉しかった。着いて知ったことでもあったので、タイムリー。そのままガ○トが禁煙措置を取らなくては、もういくこともなかろう。いや、もう行かないだろう、きっと。

 <写真は菖蒲湯のイメージです>



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