闇と光の慈愛のコントラスト(54)侵略
--侵略(004)--
エンビが農作業から帰って来た。
「えらいことに成ったぞ」ロイアナは、エンビに話しかけた。
「何が起こったの。お父さん」エンビは尋ねた。
「えらいことだ。闇の種族を光の神が総力を上げて襲うことに成った。
あの本がいけないんだ。
「あの薬草をくれた闇の種族の娘も殺されてしまう」ロアイナは、告げた。
「お父さん。どうにかならないのですか?
あの娘だけでも助けたい」エンビは、父に救いを求めた。
「エンビ。本当に助けたいのか?好きなのか?」ロアイナは尋ねた。
「はい。お父さん」エンビは縋るように言った。
ロアイナは暫く考えて言った。
「二人でお逃げなさい。
森を抜け西に行くと良い。
もう時間はない。
今夜、お逃げなさい」
エンビは、少し待って、
「考えさせてください」と言った。
そして、光の村は日が暮れ夜が来た。
つづく 次回(侵略005)
--侵略(004)--
エンビが農作業から帰って来た。
「えらいことに成ったぞ」ロイアナは、エンビに話しかけた。
「何が起こったの。お父さん」エンビは尋ねた。
「えらいことだ。闇の種族を光の神が総力を上げて襲うことに成った。
あの本がいけないんだ。
「あの薬草をくれた闇の種族の娘も殺されてしまう」ロアイナは、告げた。
「お父さん。どうにかならないのですか?
あの娘だけでも助けたい」エンビは、父に救いを求めた。
「エンビ。本当に助けたいのか?好きなのか?」ロアイナは尋ねた。
「はい。お父さん」エンビは縋るように言った。
ロアイナは暫く考えて言った。
「二人でお逃げなさい。
森を抜け西に行くと良い。
もう時間はない。
今夜、お逃げなさい」
エンビは、少し待って、
「考えさせてください」と言った。
そして、光の村は日が暮れ夜が来た。
つづく 次回(侵略005)