ひろひろの生活日記(LIFE Of HIROHIRO)

パソコン講習とソフト開発をしています。自作小説も掲載しています。ネット情報発信基地(上野博隆)Hirotaka Ueno

0141_西の宇宙(014)裕也の冒険

2019年06月22日 07時38分12秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)
0141_西の宇宙(014)裕也の冒険

ーー王と民衆(2)ーー

裕也は、朝7時に会社に着いた。
そして、仕事を始める。
消費税の改定に伴うシステムの保守を行っている。
8時30分ごろになると他の社員も出勤してくる。
「おはよう」裕也の上司の北見が出勤してきた。
「おはようございます」裕也は挨拶した。
「今日、10時から消費税の改定についてのシステム保守の打ち合わせをするぞ 裕也」北見は、ミーティングを時間を告げた。
「了解です」裕也は答えた。
10時になって、ミーティングを行う会議室の席に着いた。
会議は、北見、裕也、そして新人の3名で構成されている。 
全員が席に着いた。
北見は(消費税の改定に伴うシステム保守のミーティングを行う)と言おうとした。しかし、声が出ない。
裕也は、北見を見つめていた。北見の顔にイォーの子の顔が薄く映る。
そして、イォーは、ほほ笑んだ。
(仕事の邪魔をしちゃだめだよ。イォー)裕也はイォーに心の声で呼びかけた。
(なぜ、声が出ないんだ。何かに体が乗っ取られているみたいだ)北見はいらだった。
裕也の声が聞こえる。
(イォー?誰だ。)北見は、裕也に(イォー)と心で呼びかけた。
裕也の顔に宇宙人の顔の影が映る。
(こいつが会議の邪魔をしているのか?)北見は思った。
北見の束縛は解放されていた。
みんなにも裕也の顔に宇宙人の顔が映った。

つづく 次回(王と民衆3)

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