ひろひろの生活日記(LIFE Of HIROHIRO)

パソコン講習とソフト開発をしています。自作小説も掲載しています。ネット情報発信基地(上野博隆)Hirotaka Ueno

不思議なハートの力00063企てられたアクシデント④

2020年10月25日 19時34分06秒 | 不思議なハートの力(自作小説)「R指定はありません」

不思議なハートの力00063企てられたアクシデント④

--企てられたアクシデント④--

大型のトラックが十字路を曲がる。
そして、学校の前の通りを向こう方から猛烈な勢いで走って来る。
生徒は、お喋(しゃべ)りをして横に並んで歩いていたが、
みんなは、慌(あわ)てて壁にへばりつく。
真奈美と朋子の隣にも背の丈くらいのブロック塀がある。
2人は、車にに気づいた。
しかし、大型トラックは、真奈美を狙(ねら)ったように加速する。
真奈美は、(もう。だめ)と思った。
頭の中に今日の国語の授業の風景がスローモションで浮かぶ。
橋本が言べぇに当てられ、走れメロスを読んでいる。
(楽しかったな。笑えたな。)
その時、お腹に誰かの手が回る。
(あ。私。)
そして、真奈美と朋子の体が浮いた。
「ズ ス ス ズ」
大型トラックが塀に突っ込み止まった。
塀は、壊れずに立っていた。
車は、幸運にもこすった程度で止まったみたいである。
しかし、そのままいたら、真奈美と朋子は、確実に撥(は)ねられていただろう。
朋ちゃんは、腹にある手の持ち主を振り返り見た。
神海であった。
「神海君。ありうがとう。」(*'ω'*)
朋ちゃんは、感激のあまり、普段は、恥ずかしがり屋でしないはずだが、
両手で抱き着いた。
「ありがとう。」
真奈美は、目を丸くしてあっけに捕らわれていた。( ゚Д゚)

つづく。 次回(リレーション①)


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