0040_魔物の誤解(22)(新しい時代)裕也日記
--新しい時代--
像の体は、完全に灰になった。
「ガヤァ ギャァ」灰の中から聞こえてくる。
エジェントは、慌てて駆け寄った。
「おおぉ エトランダァー」
灰の中から黒々した赤ん坊。その子は、確かに人である。
そして、両手で抱き上げ。
「命の新しい誕生だ!」
「おめでとう」裕也は、ほっとした。
ただ像を壊し、像と言えども生きている命を奪ったと思ったからだ。
(命は無くならない)裕也は確信した。
エジェントが、集まって話しだした。
そして、結論がでた。
エジェントの長が裕也に話しかける。
「我々は、神の本当の姿でないと証は起こらないと
思っていました。
しかし、違った。
裕也は、生身の体で証を行う
正直に話します。
私たちの呪いを解いてほしい
日の光を浴びても
大丈夫な体になりたい」
裕也は、少し考えたが、やることは一つだった。
周りを見渡すと、エジェが、ほっとした顔をして離れた場所から
覗き込んでいた。
「エジェ 刃物はないか?」
「あるよ」エジェは、駆け寄り、裕也に短剣を渡した。
裕也は、泉の杯に近づき人差し指を短剣で傷つけた。
血は、泉の杯に「ポト ポト ポト」と落ちた。
泉は、薄赤色に染まる。
泉の溢れでる源まで、薄赤色に染まった。
裕也「これを全ての人に飲ませなさい
血の縁を結ぶのです
人間である俺と」
エジェント「ありがとう 裕也」
エジェントは、魔民を皆集め泉の水を飲ませた。
つづく 次回(光の下に)
--新しい時代--
像の体は、完全に灰になった。
「ガヤァ ギャァ」灰の中から聞こえてくる。
エジェントは、慌てて駆け寄った。
「おおぉ エトランダァー」
灰の中から黒々した赤ん坊。その子は、確かに人である。
そして、両手で抱き上げ。
「命の新しい誕生だ!」
「おめでとう」裕也は、ほっとした。
ただ像を壊し、像と言えども生きている命を奪ったと思ったからだ。
(命は無くならない)裕也は確信した。
エジェントが、集まって話しだした。
そして、結論がでた。
エジェントの長が裕也に話しかける。
「我々は、神の本当の姿でないと証は起こらないと
思っていました。
しかし、違った。
裕也は、生身の体で証を行う
正直に話します。
私たちの呪いを解いてほしい
日の光を浴びても
大丈夫な体になりたい」
裕也は、少し考えたが、やることは一つだった。
周りを見渡すと、エジェが、ほっとした顔をして離れた場所から
覗き込んでいた。
「エジェ 刃物はないか?」
「あるよ」エジェは、駆け寄り、裕也に短剣を渡した。
裕也は、泉の杯に近づき人差し指を短剣で傷つけた。
血は、泉の杯に「ポト ポト ポト」と落ちた。
泉は、薄赤色に染まる。
泉の溢れでる源まで、薄赤色に染まった。
裕也「これを全ての人に飲ませなさい
血の縁を結ぶのです
人間である俺と」
エジェント「ありがとう 裕也」
エジェントは、魔民を皆集め泉の水を飲ませた。
つづく 次回(光の下に)