ひろひろの生活日記(LIFE Of HIROHIRO)

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不思議なハートの力00073-1回戦対牧野-

2021年04月27日 21時24分49秒 | 不思議なハートの力(自作小説)「R指定はありません」

不思議なハートの力00073-1回戦対牧野-

--1回戦対牧野(中堅戦)--


(浪速剛剣道場VS枚野海剣館)試合の中堅戦。
浪速が赤、牧野が白である。

中堅:海来峰美(うみらい みねみ)VS相手方中堅(名前は、省略する)が始まった。

両者は礼をする。

浪速は、女性である。だが、小学生の女子は、身長が高い。

あ!よく見ると相手も女性。でも、身長は、そんなに高くない。

海来より低い。小柄である。

「はじめ!」

「バシィーー。バシィ。バシィィーーィ」
竹刀が飛んでくる。

(早い。早い。なんでぇ)海来は、焦(あせ)る。

(神海君。私が挽回(ばんかい)して見せるから)

「ふん。ふん。ぷん」
朋子は、少し不満げである。

(焼きもち?朋ちゃんらしい)
真菜美は、少し可笑(おか)しくなった。

海来は、頭上に竹刀をかざし必死で受ける。
「バン。バン。バン」

(身長が私より低い何て思えない)

(ふふふ。舐(な)めるな)
相手は、防具で見えないが面の隙間から
不敵な笑みを浮かべる。

(身長差なんて関係ないのよ)

海来は、有利に最初は見えたが、劣勢(れっせい)である。

「バシィーーーー。メェェェーーン」
一瞬、観客は、何が起こると覗き込んだ。

相手が、面を打った。
それを止めずに頭を振り交わした。
そして、次の瞬間、竹刀を振り下ろした。

赤い旗が3本上がった。

まだ、中堅戦の試合は、続いたが、
相手は、防戦に作戦を変えた。

海来は、もう一本は、取ることは出来なかった。

「ピィーーーーー」
終了の笛が鳴った。

「神海君。やったよ」
海来は、合図し小声で言った。

神海も笑顔になった。


「もう!まぁ、まぁ、上出来。まぁね」
朋子は、何か不満げであるが、じっと抑(おさ)えていた。
「浪速。ナイス。ファイトォォォオ」
朋子は、叫んだ。

不満の発散か?

つづく。 次回(1回戦対牧野(副将戦))

イラストを載せます。少々お待ちください。


#不思議なハートの力 #不思議なハート #自作小説 #真菜美 #朋子 #神海 #剣道大会

 

 


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