ひろひろの生活日記(LIFE Of HIROHIRO)

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0267_神々の戦い(036)裕也の冒険-闇と光の戦い②-

2020年10月24日 13時47分31秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)

0267_神々の戦い(036)裕也の冒険-闇と光の戦い②-


--闇と光の戦い②--

森を抜けるまでは、攻撃はない。
森から光の民は距離を取っていた。
闇の民は、険しい森から抜け出る。
炎の弾が飛んでくる。
「ビュュゥ。ビュユユュ。」
闘屈の若者は、茶色の宝石から三つ首牛頭の魔獣を呼び出す。
魔獣は、三体が現れた。
魔獣は、炎の盾に成る。腕で光の炎の弾を払いのける。
接近戦になれば炎の弾は使えない。
魔獣に続いて、闇の民はひたすら走る。
光の民は、心を閉ざす光の魔術を繰り出す。
「シャウティズザハァー」
闇の民は、みんな体が重くなり、意識が閉じていく。
動きが止まりかける。
慈愛の若者は、手を合わせて青い宝石の力を解放した。
光の心を閉ざす魔術は、無力化されていく。
みるみる意識が戻ってくる。

闇の民は、光の民に突入した。
光の民も剣と盾を出した。
戦闘が開始された。
三体の魔獣は、猛威を振るう。
「ドォゴォォオオオオ」
イリウスが天空に現れた。
イリウスは、動作もなく三体の魔獣の首を叩き切った。
三体で三つ首。九個の首を切り落とした。
一瞬で魔獣消える。
そして、イリウスは時を止める魔術を発動する。光の民もろとも闇の民を閉ざされた時空に送ろうと言う考えである。
(我が民は、後で救えば良い。)
裕也は、抵抗した。感情を強く持ち閉ざされた時空に意識が吸い込まれそうになるを必死で耐えていた。
強烈な力が襲い掛かる。
だが、裕也は、心を解放しようと叫ぶ。
「アァァァァァ」
そして、裕也の意識が勝った。
裕也の額の黒の宝石から黒い光がでる。
その光は闇の民を呪縛(じゅばく)の時空から現実世界に戻し、光の民の魔術を無力にした。
(これが、隠された力か。)
光の民は、静止したままである。
「ウゥゥ。何と言うことだ。
 ただの土の民ごときが魔術を使うとは、侮(あなど)っていた。」
イリウスは、一人で自身の星に去っていった。
戦いは、終わった。

つづく。 次回(未来とのつじつま)

 


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