研究日誌。

大規模なグラフ処理に対してメモリ階層構造を考慮した高性能なソフトウェアを開発。

AMD vs Intel - その2。

2008-12-26 09:56:27 | Weblog
前回の実験結果を性能低下率([%])という視点で、見てみる。Harpertown では、8 コアでの実行時にガクッと下がる。理由は L2 を共有したコア同士での実行になってしまうのと、(確かではないが)メモリバンド幅が飽和している(1ソケットで4プロセス分は厳しい)ためであると考えられる。

このように見ていくと、Shanghai では性能低下がかなり少ない。もともと最短路ソルバーでは性能が出てないため Intel プロセッサの優位は揺るがないが、コア数分性能が伸びてくれるのはうれしい。

                     [1]    [2]    [4]    [8]
[Intel]
Harpertown [3.16GHz]   0  -0.78   5.13  49.76
Nehalem*   [2.93GHz]   0   4.01  15.12
Nehalem    [2.93GHz]   0   3.98  14.74
Nehalem EE [3.20GHz]   0   3.60  13.32

[AMD]
Phenom     [2.60GHz]   0   5.49  14.04
Barcelona  [2.30GHz]   0   5.57  12.61  30.08
Shanghai   [2.70GHz]   0   4.08   6.81  18.09



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2 コメント

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Unknown (後藤)
2008-12-24 22:10:34
Shanghai って 2.7GHz では?
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Unknown (Yuichiro Yasui)
2008-12-25 15:19:22
その通りです。いつの間にか 2.4GHz になっておりました。ご指摘ありがとうございます。
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