研究日誌。

大規模なグラフ処理に対してメモリ階層構造を考慮した高性能なソフトウェアを開発。

MLB - その2。

2008-07-01 21:49:44 | Weblog
前記事では、肝となるアルゴリズムに絞って書いたが、今回は insert の全体像を。

そのためにいくつかの準備が必要である。

■準備■
・点 v に対し「c(v) = 最小枝長」とする。枝がない場合は「c(v) = infinity」。
・点 v に対し、d(v) はポテンシャル値。
・バケットを補助する集合 F を用意する。
・「μ = 最後に取り出したポテンシャル値」とする。
 (1レベルのように、mod bucket_size でなく、素のポテンシャル値)


■点 u を挿入する

if (μ + c(u) >= d(u)) {
 F に u を挿入する
}
else {
 (i,j) の組をビット演算で求めて、u を B(i,j) に挿入する
}


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