研究日誌。

大規模なグラフ処理に対してメモリ階層構造を考慮した高性能なソフトウェアを開発。

ソートあれこれ - その4。

2008-09-26 14:25:26 | Weblog
in-place Bucket-Sort を調べているが、あまりにも性能が出ない。どうもデータアクセスに異常なほど時間がとられているのだが、ここまで遅いと他にも原因があるのではないかとも思える。

in-place に限らず、Bucket-Sort は条件さえそろえばとても効率的である。というのも、無駄なスワップはなく各データが書き込むのは1度だけ(事前に1回読み込み、各データの頻出回数を格納しなければならないが、それは誤差の範囲ほどの時間しかかからない)という効率さである。

しかしながら、そうなると当然とびとびのデータアクセスのためのコストが問題になっては来るのだが、次のようにあまりにも時間がかかりすぎている。in-place でなれば、かなり改善と思うため、こちらも作成し検討してみようと思う。しかしながら、数百メガバイト分の補助領域が必要となってくるためにトレードオフだろう。

data: USA-road-d.USA.gr(n=24M, m=58M)
Quick-Sort            6.7[sec]
in-place Bucket-Sort 17[sec]

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