研究日誌。

大規模なグラフ処理に対してメモリ階層構造を考慮した高性能なソフトウェアを開発。

全米道路グラフの疎性1。

2009-08-03 12:59:52 | Weblog
DIMACS で公開されているグラフはかなり疎であるので、様々な手法でグラフ疎化や階層化がなされてきた。割合を調べて見たので、載せておく。

最も小さなグラフである NY (264,346 nodes 733,846 arcs) では、
   [#degrees]    [%]    [%]
 0          0   0.00   0.00
 1      41050  15.53  15.53
 2      38048  14.39  29.92
 3     126262  47.76  77.69
 4      57341  21.69  99.38
 5       1341   0.51  99.88
 6        285   0.11  99.99
 7         17   0.01 100.00
 8          2   0.00 100.00


中くらいの LKS (2758119 nodes 6885658 arcs) では、
   [#degrees]    [%]    [%]
 0          0   0.00   0.00
 1     475892  17.25  17.25
 2     842136  30.53  47.79
 3    1056949  38.32  86.11
 4     365776  13.26  99.37
 5      12818   0.46  99.84
 6       4402   0.16  99.99
 7        127   0.00 100.00
 8         19   0.00 100.00


最も大きなグラフである USA (23,947,347 nodes 58,333,344 arcs) でも、
   [#degrees]    [%]    [%]
 0          0   0.00   0.00
 1    4744422  19.81  19.81
 2    6912883  28.87  48.68
 3    9521467  39.76  88.44
 4    2668493  11.14  99.58
 5      76526   0.32  99.90
 6      22836   0.10 100.00
 7        626   0.00 100.00
 8         91   0.00 100.00
 9          3   0.00 100.00


と、かなり疎であることが分かる。

なお、表の見方だが、
次数(点から出ている枝の数)、該当する点数、全体の割合、累計割合
となっている。