研究日誌。

大規模なグラフ処理に対してメモリ階層構造を考慮した高性能なソフトウェアを開発。

Armadillo-500。

2008-05-23 02:17:45 | Weblog
最短路ソルバーをカーナビのような低スペックなハードで動かすために研究室で Armadillo-500 を購入した。

A5 ほどの大きさで、とにかくコンパクトというイメージである。そのため端子がより大きく所狭しと並んでいるように見える。ファンもないのでものすごく静音である。標準で Linux が搭載されているため、モニターと USB キーボード、LAN ケーブルをつなげれば、もうほとんど PC である。もちろん X を上がらないが。

また、メモリが 64MB しか搭載されていないため、工夫をしなければ大きなグラフデータを格納することは難しいだろう。ちなみに全米で 1GB ほど必要である。OS 自体で 20MB 使用しているので、さらに制限は厳しくなる。DIMACS の webpage においてあるような道路ネットワークの特性をもつグラフならば、どうにか点数が 100 万点程まで格納できそうなので、とりあえずは現状のプログラムをそのまま動かしてみようと思う。その後、さらに小メモリに改善という流れだろう。