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【旧ジャンル】革細工【パスケースを作ろう!】

2010年09月28日 | ひとりごと
 革製品というものは非常に高価なイメージがあります。実際に店頭に並んでいる革製品は安くても数千円、高い物では数十万円もします

意外なことですが、革そのものの値段はそれほど高くないのです。ということで、自作して安い革製品を手に入れましょう

今回作る製品は。【パスケース】、単純な工作課程なのに生活に役立つ、入門用にぴったりの細工です


↑今回使う道具“ハサミ,ボンド,革縫い針&ロウ引き糸,菱目打ち&硬質ゴム&金槌,大型カッター,革包丁,ディバイダー,定規,革”です。

「変な道具があるけど、何に使うんや!」と思うような道具もありますが、しっかり解説するのでご安心を


まず最初に、作りたい製品の想像図を適当に紙に書き込みます。そのあと、具体的な寸法を書き込み、完成図に想いを馳せます。


設計図通りに革をカッターで切り抜き、ディバイダーで縫い線を付けます。

ディバイダー(コンパスみたいなやつ)というのは、尖った先端を使って、革に一定の距離でラインを付ける道具です。

この道具でラインを付けることによって、革を手縫いする際の縫い線(目印)になるのです。このディバイダー、東急ハンズで1800円。


その後、革包丁(オルファ製、安い)を使い、無駄な革を透いていきます。革を透く理由は、完成時にカードを入れやすくするためです。

この工程がなくてもあまり問題はありません。ただ、やったほうが出来栄えがいいです


これが、今回使う全パーツ。3つだけです、簡単!


木工用ボンドを縫い線に合わせて塗っていきます。これは仮止めのために必要な工程で、ボンドの代わりに両面テープを使うこともあります。


仮止めして接着した革に菱目打ち(700円くらい)と金槌で穴をあけていきます。

菱目打ちを使うことによって、一定の距離を保って穴をあけることができます。革細工は手芸と違い、針を通す前に穴を開けます。

理由は、革が布に比べ丈夫だからです


全部穴をあけるとこんな感じになります。この穴(と言っても貫通はしてない)に針を通していきます。


革細工に使う針は2本で、この針を交互に縫い進めていくのです。糸はロウ引き糸を使います。

ロウ引きを使うことによって、糸の毛羽立ちを防ぎ、菱目で空けた穴をロウで塞ぐ効果を得ることができます



単純な作業なので、サクサク縫っていきましょう。


縫い終わりました。これで完成!!  と言いたいところですが、製品に艶がありません。

そこでコレを使います


レザーワックス!革に艶を与えるものです。筆なんかで革に直接塗ります。


レザーワックスが乾いた後に、布などで乾拭きすると・・・




こんな艶が出ます


これで全工程は終了です。ひとつ作る所要時間は2時間程ですので、皆さんも作ってみてください



≪Tomiyama Tenyou≫



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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2010-09-30 15:47:10
左下の穴?はなんのためにあるのでしょうか?
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Unknown (Tomiyama)
2010-09-30 19:15:48
左下の穴は中身のカードに合わせてあります。
カードのシリアルナンバーや名前の部分を外からでも見えるようになっています。
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Unknown (Unknown)
2010-10-03 13:09:17
なるほど、便利ですね。
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